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本・原田マハ 「モネのあしあと」

2017-07-14 07:16:16 | 図書館本 読書備忘録 
モネのあしあと 私の印象派鑑賞術 (幻冬舎新書)

 内容紹介
印象派の画家といえばルノアール、ゴッホ、セザンヌ。今や作品が破格の値段で取引されるようになった彼らも、かつてはフランスアカデミーの反逆児だった。その嚆矢【ルビこうし】ともいうべき画家が、クロード・モネ(一八四〇~一九二六)である。彼が一八七三年に発表した《印象―日の出》が「印象のままに描いた落書き」と酷評されたのが「印象派」のはじまりである。風景の一部を切り取る構図、筆跡を残す絵筆の使い方、モチーフの極端な抽象化は、実は日本美術の影響を受けている。アート界の第一人者がモネのミステリアスな人生と印象派の潮流を徹底解説。


               

 読書備忘録 

舞踏家の大野一雄が一夜限り観客ゼロの非公開でモネを舞った。
死ぬ前に一度は踊りたいと思わせたモネ・・・その衣装を着て出てこられたときに少し怖いと思ったって・・・
正直。

浮世絵に影響されたという話のところでの歌川広重とゴッホの作品の対比にへぇー・・・
面白い。

フランス芸術アカデミーの話にもへぇーそうだったのか・・・

「死の床のカミーユ・モネ」
オルセー美術館展でみています。このお話をよく知ってからみていたら・・・

新書だからと構えていたけれど、すごく読みやすくわかりやすく書いてある。
わざわざ難しい言葉を使って、なんでわざわざ?
私にはトホホでわかりません・・・ってこともあるけれど、この本は違う。

わかっている人がわかっている事をみんなに読んでほしいと愛情をこめて書く。
やはり原田マハさんなのである。

★★★★☆



本・恩田陸 「終りなき夜に生れつく 」

2017-07-12 05:31:52 | 図書館本 読書備忘録 
終りなき夜に生れつく

 内容(「BOOK」データベースより)
強力な特殊能力を持って生まれ、少年期を共に過ごした三人の“在色者”。彼らは別々の道を歩み、やがて途鎖の山中で再会する。ひとりは傭兵、ひとりは入国管理官、そしてもう一人は稀代の犯罪者となって。『夜の底は柔らかな幻』で凄絶な殺し合いを演じた男たちの過去が今、明らかになる。


砂の夜 
夜のふたつの貌 
夜間飛行 
終りなき夜に生れつく 

               

 読書備忘録 

「夜の底は柔らかな幻」を読んだのは4年前・・・忘れている。
備忘録をみてみたら・・・
特に前作読んでいなくても十分楽しめたけれど、時々あ、この人!って思いだすから、覚えていたらもっと楽しめたかも・・・
前作よりわかりやすい。おいていかれることもなかった。

なるほどね、先触れ。
穢れ・・・浮かんでいる。

そうそう途鎖・・・そうでした。

でもって続けてもう一度「夜の底は柔らかな幻」を読んでみようかとも思ったけれど、これはこれでどんどん読み進み十分楽しめたから良しとした。

★★★★☆



本・村田沙耶香 「授乳」

2017-07-10 07:15:12 | 図書館本 読書備忘録 
授乳 (講談社文庫)

 内容紹介
受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。「――ねえ、ゲームしようよ」。表題作他2編

授乳 
コイビト 
御伽の部屋 


               

 読書備忘録 

授乳
この母にしてこの子あり、なんて子でしょう。
通学路の神社で「先生」の世間話が降ってくる。
可哀そう・・・昔も今も

コイビト
コイビトね~・・・恋人ではないの。ホシオもムータも・・・
病んでいるのかな~って、知らない世界だから思ってしまった。
十一年の終わりはそれがきっかけ?

御伽の部屋 
わりとずかずか入り込んだ。
野良猫みたいって思っていたら、どうやらそう思われていたらしい・・・
カレンダーを固定していたピンを外した時には廊下にばらまくのかと思っていたら・・・異常だわやはり。それで介護?
お友達のお兄さん(お姉さん)は気になるところでしたが・・・
バイト先のステーキ屋の話に、そういえば足元ネズミが駆け抜けていたお店があったなぁ~チェーン店、有名な・・・なんてことを思い出した。


芥川賞を取ったときにこういうの書く人なんですか?って質問に、まぁぶっとんでます。ってお仲間の作家さんに言われていたっけ・・・
その賞を取った時よりずっと以前の作品だからね・・・ほんと、ぶっとんでいて何と言っていいのやら・・・くせになる。

★★★☆☆



本・柴崎友香 「かわうそ堀怪談見習い」

2017-07-08 08:08:46 | 図書館本 読書備忘録 
かわうそ堀怪談見習い

 内容(「BOOK」データベースより)
読みかけていた本が、―ない。思い出さないほうがいい記憶が―よみがえる。別の世界との隙間に入り込んでしまったような。見慣れた風景の中にそっと現れる奇妙なものたち、残された気配。怖い日常。芥川賞作家が「誰かが不在の場所」を見つめつつ、怖いものを詰め込んだ怪談集。

窓 
マイナス一 
鈴木さん 
台所の窓 
まるい生物 
文庫本 
雪の朝 
蜘蛛 
雪の夜 
電話 
二階の部屋 
ホテル 
古戦場 
足音 
桜と宴 
光 
茶筒 
ファミリーレストラン 
三叉路 
山道 
影踏み 
地図 
観光 
喫茶店 
幽霊マンション 
夢 
宮竹さん 
写真


               

 読書備忘録 

怖いっ!

もしかして夢・・・?
居た・・・?
らしいような気がする・・・

こういうのがいちばん怖い!だっ、だから何っ!っていうのが・・・

だって・・・
あれ?今そこにいたような?あれ?勘違い?起きているのに夢?錯覚?

書いてありますよ。

私を見て、はっ!?としないで・・・知り合いじゃないんだから・・・頭の上を見ないでぇーーー!
見えている人には見えているんだろうけれど、怖いじゃないっ!

ある演奏家と握手したときに、髪の上を見て はっ!とした顔をした。
やだー、なにあれ?って言ったら、あの人見えるらしいよって言うじゃない。
思わず頭の上から肩にかけてパタパタ花粉を落とすようなことをしたのを思い出した。

もしそういうことがあったとしても、見なかったことにしたり、勘違いってことで処理しているが、一度だけどう処理しましょうと強烈だったのは、テレビの暗くなった画面でソファーの背もたれのところを歩くちっこい人が映っていて、はっ!として振り向いたけれど何もいなかった。
なので、テレビが暗くなった時はみないようにしている。怖いから 

宮竹茶舗の四代目・・・
怪奇現象が近づくと眠気に襲われる。お話し中今にも寝そうなときがあったじゃない!
なにそれ・・・とビビる。
本人はそんなわけで何も見ていないけれど、眠くなってしまった時ってのがね。

中学時代の同級生の不動産屋の娘であるたまみはいろいろとご存じなのですよ。

怖いけれど気になる。
怖いもの見たさと、自分から近付いて・・・ビビる

人間の体もいろんなもの詰め込んじゃって宇宙だと思っているから、わけわからない人なのです。

怪奇現象なんかにあったこともないし、霊感なんかないただのビビリ!
なのに、こういうお話に惹かれる。

もっと読みたかったですよ。

見習いじゃなくなった時が来たらまた書いてください。
見習いでもいっけど・・・

★★★★★



本・宮本輝 「彗星物語」

2017-07-06 07:06:33 | 図書館本 読書備忘録 
彗星物語 (文春文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
城田家にハンガリーからの留学生がやってきた。総勢十三人と犬一匹。ただでさえ騒動続きの大家族に、あらたな波瀾が巻きおこる。異文化へのとまどい、肉親ゆえの愛憎。泣き、笑い、時に激しく衝突しながら、家族一人ひとりは、それぞれの生の新しい手がかりを得る。そして別れ―。人と人の絆とはなにかを問う長篇小説。


               

 読書備忘録 

短期の留学生を預かったのかと思っていたら、なんと3年っ!
大家族の中に一緒に暮らして3年!もっとも最終学年は学生寮に入っていた期間もあったけれど、初めましてで3年!
日本語上手だし勉強熱心だけれど、お国の違い、年齢の違いなど問題はさまざま。
ボラージュのお父さんが受けた拷問。
ロシア旅行した時の現地のガイドさんが顔を真っ赤にして、お国のことを話していたのを思い出した。

ボラージュはもうちょっとってところでも、さあ、これからだ!と考える心を学んだ。
私も学んだ!

いい味出していたおじいちゃんと、犬なのに犬だと思っていなくて、争いごとが嫌いなフック。
お母さんも恭太も好きだわ。

そして重要なのは個体差!

第八章で・・・
涙が足りないお年頃とされているけれど、こんなにたくさん出ましたわ!ってほど出ましたわ。

そうそう彗星!
いやーん!もったいなかった。おじさん怒る気持ちわかります。

恭太は医者になったのだろうか?
姉たちの国際結婚はうまくいっているのだろうか?

あ!宮本輝さん・・・

とってもよかった。感動しました。

表紙は・・・有元利夫さん

★★★★★



本・山本ふみこ 「おとな時間の、つくりかた」

2017-07-04 08:50:09 | 図書館本 読書備忘録 
おとな時間の、つくりかた

 内容紹介
忙しい毎日の生活のなかで、時間を短縮することに、つい夢中になっていませんか? 雲のかたちやからりと乾いた洗濯もの、おいしくできた料理など、ごくごくあたりまえのような気がしていることをシアワセと感じられる心をもつほうが、かえって時間とうまくつきあえるのかもしれません。
うまく、というのは相手を要領よくあしらうという意味ではありません。時間に、人生のたのしみをおそわる、という考えかたです。
本書は、「朝の時間――ざぶんと、さくさく」「昼の時間――バランスとって、おっとっと」「おとなの時間――まるめて、のばして、ふくらんで」「夜の時間――じっくりと、たっぷりと」など、日常のなかにおもしろみをみつけることが得意な著者が綴った、時にまつわるエッセイ集。
要領なんかとは一切かかわりのない、一歩一歩の課程をたのしむその姿に、きっとこころがほぐれるはず。効率重視の毎日から、あなたを開放してくれる一冊です。


               

 読書備忘録 

ほうき
掃除機にスズキサンとお名前つけて嫌いなおそうじをする。
ヘンリーっていうかわいい顔した掃除機があったっけ・・・
初めて見たのはロンドンのホテルの廊下にいた。これからお掃除に向かいます。って顔して・・・
思い出すと欲しくなる。

がらん
お家のこしらえは、がらんとして殺風景に近いらしい・・・
我が家、畳のお部屋には何も置いていない。リビングもわりとがらん。ふふ・・・

口は禍の元
なるほど、むやみに誘いに乗らないとか、簡単に引き受けないこととか・・・も。

そうなのだ。これでいいのだ。
と思えればそれでいいのだ。
気楽に・・・ネ

★★★☆☆



本・小川洋子 「不時着する流星たち」

2017-07-02 06:39:26 | 図書館本 読書備忘録 
不時着する流星たち

 内容紹介
たくらみに満ちた豊穣な世界文学の誕生!
盲目の祖父は、家中を歩いて考えつく限りの点と点を結び、その間の距離を測っては僕に記録させた。足音と歩数のつぶやきが一つに溶け合い、音楽のようになって耳に届いてくる。それはどこか果てしもない遠くから響いてくるかのようなひたむきな響きがあった――グレン・グールドにインスパイアされた短篇をはじめ、パトリシア・ハイスミス、エリザベス・テイラー、ローベルト・ヴァルザー等、かつて確かにこの世にあった人や事に端を発し、その記憶、手触り、痕跡を珠玉の物語に結晶化させた全十篇。硬質でフェティッシュな筆致で現実と虚構のあわいを描き、静かな人生に突然訪れる破調の予感を見事にとらえた、物語の名手のかなでる10の変奏曲。

誘拐の女王 
散歩同盟会長への手紙 
カタツムリの結婚式 
臨時実験補助員 
測量 
手違い 
肉詰めピーマンとマットレス 
若草クラブ 
さあ、いい子だ、おいで 
十三人きょうだい


               

 読書備忘録 

ひんやりを纏ったお話・・・

ちょっと待ってね。えっとーと読み返し、ま!いっか!と読み進んだ作品あり・・・わからなぁ~い・・・と嘆きながら読んだ作品ありで・・・

「手違い」 「肉詰めピーマンとマットレス」 「十三人きょうだい」
が良かった。

よかった作品が後半にあるのは慣れたからってことなのかと思って、初めから読みなおしたけれど・・・ってことだけれどね。

「さあ、いい子だ、おいで」
えーーーっ!残酷物語ではあるまいか・・・
思わずモコを、モォコォ~と抱きしめた。モコは我が家のうさぎです。

★★★☆☆