作品紹介・あらすじ
誰かに食べさせたい。願いがかなって杉の木に転生した亜沙は、わりばしになって若者と出会う(「木になった亜沙」)。どんぐりも、ドッジボールも、なぜだか七未には当たらない。「ナナちゃんがんばれ、あたればおわる」と、みなは応援してくれるのだが(「的になった七未」)。夜の商店街で出会った男が連れていってくれたのは、お母さんの家だった。でも、どうやら「本当のお母さん」ではないようで…(「ある夜の思い出」)。『むらさきのスカートの女』で芥川賞を受賞した気鋭の作家による、奇妙で不穏で純粋な三つの愛の物語。
読書備忘録
「木になった亜沙」
せっかく木になったのに、やだ、割りばし!で・・・あ、やだ!に行くまでが、ほーほー!
「的になった七未」
うわー励ましていたんじゃなってわかったったんだ。で、このお話も終わりは・・・
「ある夜の思い出」
これはまた、なんというか、それはそれは大変の思いをして暮らしているのですね。と、言ってしまった。飼われちゃっているみたいで、なんともかんともね。番にされたみたいだけれど、そうそうそうでなきゃ!残された方は未だにっ!てことなのかなぁ?
奇妙で不思議なお話、大好物なんです。
わくわく読みました。
★★★★★