



「厭だ。厭だ。厭だ――」同期深谷の呪詛のような繰り言。パワハラ部長亀井に対する愚痴を聞かされ、うんざりして帰宅した“私"を出迎えたのは、見知らぬ子供だった。巨大な顔。山羊のような瞳。左右に離れた眼。見るからに不気味な子供がなぜ? しかし、妻は自分たち以外に家には誰もいないと言う。幻覚か? だが、それが悪夢の日々の始まりだった。一読、後悔必至の怪作!

こんな厭なことは普通に生活していたら た・ぶ・ん ないと思うほど厭っ!
厭な子供
厭だ!かわいくない。こんなの厭だわ・・・最後は、なっなに?・・・厭ぁーーーっ!
厭な老人
ほっんとっにっ厭っ!なんなのあの汚さは・・・ありえない。で、この夫婦が変でしょ!って読んでいたら・・・

厭な扉
変な話、こんな所行っちゃダメ!と言ってあげてもよかったけれど・・・いいの?厭だね!
厭な先祖
人の家の仏壇なんか預からなくていいのよっ!って私が言っているのに預かっちゃった。何やってんのよっ!と怒ったりしたけれど、その仏壇の中身が・・・そして仕舞には・・・厭だ!
厭な彼女
あなたの好きな・・・嫌いだよ!
聞き取れなかった捨て台詞を思い出したら・・・公園で同じことしたらぁー・・・
厭な家
これは痛いっ!お刺身ね・・・そういえば鉄道会社の人で、ある処理をした人が赤身のお刺身食べられなくなるって、書いてあったなぁ~・・・
厭なことだけ記憶して再生する家・・・厭だ!
厭な小説
いままでの厭なお話が・・・
厭な上司と出張に行って・・・先に進まない、厭だぁ、どうしちゃったの?
ついに上司にあびせちゃったけれど・・・それも・・・? 新幹線から降りられるのかしらね?厭より怖いっ!
厭な解説
文庫の解説・・・厭な本の紹介が・・・
「厭な老人」と「厭な彼女」は一位二位を争った厭な小説。こんなので争っても・・・
厭なお話を読んでいるから厭に決まっているけれど、ときどきその通りでない本に出会う。およよとがっかりすることもあるけれど、この本・・・期待を裏切らないでくださって、どうも! とっても厭でした。もっとありませんか?厭なお話

