



子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。卑劣な犯行を、殺人で抑止しようとする処刑人・サンソン。犯人を追う埼玉県警の刑事・長瀬。そして、過去のある事件が二人を結びつけ、前代未聞の劇場型犯罪は新たなる局面を迎える。『天使のナイフ』著者が描く、欲望の闇の果て。

性犯罪が起きても殺人事件にまで発展しなければ報道されることは少ない。
この劇場型犯罪・・・グロイです。サンソンはDVDを送りつけます。
長瀬はちょっとだけほんのちょとだけ、妹から離れた・・・そのとき!
こんなことはよくあること事。お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだから、下の子の面倒を見るのは当たり前。
いつもいつも無事にやり過ごしていたから今度だって大丈夫。。。何か起こるのは大体こんな時。すっごくわかる。私だってそうだったから・・・長瀬のように最悪の結果でなくたって、弟の傷をみると、私のせいだ・・・と未だに思いますよ。
〇ちゃ~ん、あーそーぼ~♪ 弟みてなくちゃだめだから、あ~と~で~・・・なんて言っても、ちょっとだけなら・・・と!そんな時に起こるのです。上って損だな~と、ずっと思っていた。
サンソンの正体は・・・そして長瀬は・・・サンソンはまだいるけれど、あのサンソンはもういない。
川辺でお弁当を食べていた長瀬と村上 青空が広がっていた・・・ような気がした。
