内容紹介
安義橋を渡る太郎暮房に、艶やかな髪と白い肌を持つ見目麗しい女が話しかけ…。「安義橋秘聞」をはじめ、鬼にまつわる説話を大胆に脚色した全8編を収録した、奇想と怪異の短編集。『小説宝石』掲載を書籍化。
第一話 鬼一口
第二話 鬼の乳房
第三話 鬼、日輪を喰らう
第四話 安義橋秘聞
第五話 松原の鬼
第六話 鬼棲むところ
第七話 血舐め茨木
第八話 蓬萊の黄昏
読書備忘録
すべてのお話の最後は 鬼哭啾々 で、〆られている。
どういう意味?
霊魂がしくしくと泣くさまのこと・・・なるほど、ほんとそうだわ。な、お話で、切なかったり、悲しかったり・・・
ひかれたのは 第二話 鬼の乳房 ・・・その女!家族がばらばらになり。切なすぎますこのお話。