内容紹介
長男が結婚することになった若松家には、不穏な空気が流れている。妹は反対し、父は息子を殴り、母は花嫁に宛てて手紙を書き始めた。花嫁の訪れをきっかけに、仲良し家族の仮面が次第に剝がれていく。愛が契約に、兄妹が男女に、家族が単なる集団に反転し、最後に残るものとは? 信じていたものに裏切られ衝撃に襲われる、恐るべき暴走家族小説。
読書備忘録
まったくこの妹は、小学生みたいだわ・・・と読んでいたら・・・
え? 誰? それ? が、表舞台に登場し、ちょっと、お父さん!どした!?
4人家族がそれぞれ語っていくのですが・・・ママがすごい!
この家族の事情が、衝撃でありました。
桜・・・
これからこれをみたらきっとママが言ったことを思い出してしまいそう。
桜の幹ってごつごつしててお年寄りの足みたいで、そこにぱーっと、初々しい花が寄ってたかって咲いているのは気持ち悪いじゃないと・・・
ま!あれだけのことがあったら、そう思うかもしれない。
あの裏切りは、私だったら許せない。
最後に息子の花嫁になる従妹にあてた手紙がね・・・幸せになってね。
お父さんって・・・
地球に生まれたんじゃなくて、お父さんの星から来た。って話に、何言ってんだこのおやじは!
あんなに仲が良かったのにね・・・
★★★★☆