



一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第2弾!

暗獣
これがいちばん良かった。
紫陽花屋敷に師匠と初音と黒い妖怪が仲良く住まう。馴染むまで時間がかかったけれど・・・
触ったから?そうなの・・・この黒い 暗獣がとても可愛い。手鞠をついて手鞠歌をまねる。このくろすけはたまに声を出す。
まるで座敷童子みたい・・・形は・・・あらら、切ないよ、くろすけ。

