



豪雨で帰宅困難になった人たちの心模様を描く表題作はじめ、それぞれの日々の悲哀と小さな誇り、職場の人たちとのすれ違いや結びつきを丹念に描き出す6篇。働き、悩み、歩き続ける人たちのための物語集。

あったあった この本だわ、もー・・・
と、みつけたら案外記憶力が良かったってことがわかって、おおいに安心して、いい気になって、そうそうそうでしたぁ~と納得したから続きを読んだ。
表題の「とにかくうちに帰ります」の4人は繋がるのね。
塾に通っている大人びた小学生のミツグ君。坊ちゃんいいキャラしているわ。
からあげとコロッケをもらって「かたじけない」・・・読んでいるおばさんは吹き出してしまいましたよ。もー・・・
そして ━とにかくうちに帰ります━ よっくわかります。読んでいるほうだって、早くうちに帰りたい。って、家で寝っころがって読んでいるにもかかわらず、そんなことを思ったのです。
つい先日、大荒れのお天気で交通機関が乱れるからとっとと帰るように~ってことで、働き人はとっととお帰りあそばしましたが、そんなことです。
