気になる言葉

  「しかし運の尽きるときが来た。全力で走り続けたにもかかわらず、彼の世界が崩壊する日がやって来たのである。事業に成功することのみに自分の人間としての価値をおいていた彼にとって、それが崩壊したときには彼の自尊心も道づれになった。万全であったはずの能力主義的自尊心が、社会が彼に約束してくれたはずの人生と共に破綻したとき、彼はそれに代わる自我の拠り所をほとんど持ち合わせていなかった。」(テレンス・リアル著、吉田まりえ訳「男はプライドの生きものだから」、講談社)

  首相の辞任を思い起こさせますが、それもあながち関係ないとはいえません。でも、私が自分のことについて考えているときに、「彼」を「私」に、「事業」をある別の言葉に置き換えて読んでみたら、「こりゃあ私のことだよ!」と。

  これが自分の価値だと思っていたものがすべてなくなる。つまり自分の価値がなくなる。さあどうしよう?

  ごめんなさいね、これは「チャウのひとりぶつぶつ日記」です。
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