男の人というのは

　　昔からの知人でも、「あ～あ、この人もこんなんなっちゃったかあ～」とガックリすることがよくある。

　　で、男の知人にそれが多い。大体40代後半から劇的に人が変わってしまう。ハゲとかメタボとかの見た目じゃなくて（確かにそれもあるけど）、性格が。

　　しかも変わり方が共通してる。性格が完全に職場の環境に合わせてカスタマイズされてしまって、価値観とか、ものの見方とか、人との付き合い方とかが、職場でしか通用しないものになる。

　　上司に上手く取り入る、同僚と上手く付き合いつつ出し抜く、部下を自分のために利用する、表だっては波風立てない、陰で巧妙に立ち回る、つまり、完全職場仕様のこすい人間になってしまう。

　　しかも本人は自分のそういう変化に気づいてなくて、根拠もないのに、傲岸不遜とさえいえるほど自信満々。「オレは絶対に正しい」オーラをギラギラと発散してる。

　　ある社会学者が、ある人の地位や立場への依存度を知るには、その人から地位や立場を取り去ったら何が残るかを見てみればいい、と言っていた。

　　想像してみると、この人は仕事や肩書きを失ったら何も残らないだろうな、という男の人たちがけっこういる。

　　また、すでに退職した男の人たちで、何も残っていない人たちを何人か見ている。傍から見ていてもすごくみじめだ。過去の「栄光」と過去の人間関係にしがみつくだけ。

　　尊敬していた人が、職場に過剰に適応して、仕事や肩書きを取ったら何も残らない人間になっていく。

　　人は変わるもの、と分かっていても、すごく寂しい。

　　

『雨に唄えば』詳細出ました

　　アダム・クーパーが出演する『雨に唄えば』のスケジュールが、チチェスター・フェスティバル劇場の公式サイトで発表されました（ ここ ）。

　　アダム・クーパーの公式サイトで、「毎日上演されるわけでない」的なことが書かれていました。上演日程を見ると、6月27日から9月10日までの間、確かに7月中旬から下旬までは上演されないようですが、それ以外はほぼ毎日上演されるようです。

　　また、製作チームを見る限り、今夏に上演されるのは、サドラーズ・ウェルズ劇場やレスター・ヘイマーケット劇場で上演されたものとは異なるようです。つまり、アダム・クーパー振付のあのヴァージョンではないということです。

　　まあ、それはそれで興味深いです。チチェスター・フェスティバル劇場がお金持ちなら、舞台装置もセットも衣装も豪華でしょうし、アダム・クーパーはむしろ、本人が振り付けたものよりも、他人が振り付けたもののほうが魅力的に踊れるというヘンなヤツですから（笑）。

　　さて、どうするかね～

　　なんとか観に行けるよう、こちらもスケジュールを調整してみよう（上演期間が長いと助かるね）。なんか当日券でもラクに入れそうな気がするな～。ロンドンの大劇場じゃないんだし、予約販売の時点でチケットが完売する、ということはまずないでしょ。

エーザイ「クリスタルヴェール」のCM

　　「♪こっとしもこっとしも鼻に着いたぞ～♪」と歌いながら、巨大な鼻に向かって行進する花粉くんたち。そこに、「オウッ！ノオ～！！！」と叫んで花粉くんにタックルする、アメフト装備に身を包んだイオンさん。

　　この「クリスタルヴェール」のCM、私は大好きで、特にガチムチ体型のイオンさんが花粉くんたちに野太い声で最後に叫ぶ、「ニドトコナイデ！！！」というなぜかおネエなセリフを聞くたびに爆笑しています。

　　映像は エーザイの「クリスタルヴェール」公式サイト で観られます。CM映像の他にも、「CMストーリー」、「メイキング」、「キャラクター」など、別にいらない情報が満載で楽しめます。

　　このCMは去年もやっていて、今年やっているのは一見すると去年と同じにみえますが、実は微妙に違っています。まず、花粉くんたちの歌詞は、去年は「♪やっと着いたやっと着いた鼻に着いたぞ～♪」でした（←だから何だ）。

　　あと、イオンさんは去年は銀色の1人だけだったんですが、今年はグリーンのイオンさんが新たに加わりました。公式サイトによると、増えたのはイオンさんの弟、クールイオンさんなんだそうです。どーりでお兄さんのイオンさんと同じガチムチ体型、巻き毛のロン毛なワケだ（←だから何だっちゅーの）。

　　「クリスタルヴェール」は花粉症のお薬です。アダム・クーパーともバレエとも全然関係ないですが、笑えるので載せました。

小林紀子バレエ・シアター公演情報（かな？）

　　もうとーっくの昔にご存知の方が多数だと思いますが、小林紀子バレエ・シアターの今夏までの公演予定です。


　　第99回公演

　　　2011年4月22日(金)、23日（土）、24日(日)、於新国立劇場中劇場

　　　演目：『ザ・レイクス・プログレス』（ニネット・ド・ヴァロワ振付）、『バレエの情景』（フレデリック・アシュトン振付）、『ライモンダ』第三幕（マリウス・プティパ振付）

　　第100回公演

　　　2011年8月27日（土）、28日（日）、於新国立劇場オペラ・パレス

　　　演目：ケネス・マクミラン振付『マノン』全幕


　　小林紀子バレエ・シアターに電話して聞いてみたのですが、ゲストなどはまだ正式に決まっていないそうです（というか、仮決定はしているが、本決まりになるまで公にしたくないのだろう。アダム・クーパーと同じ、慎重すぎる方針ですな）。

　　第99回公演のチケットは、早いところでは今週から発売されます。第100回公演については、チケットの発売開始時期は未定だそうです。

　　キャスティングに関しては、『ザ・レイクス・プログレス』では主人公（落ちぶれていく息子）を誰が踊るのか、『マノン』ではデ・グリューを誰が踊るのかが、最も気になるところです。

　　『ザ・レイクス・プログレス』の少女、『ライモンダ』第三幕のライモンダ、そしてマノンは鉄板で島添亮子さんでしょう（第99回公演は、島添さんと高橋怜子さんとのダブル・キャストになるかもしれませんが）。

　　ひょっとしたら、第99回公演はゲストなしもありえますが、第100回公演の『マノン』は、さすがにゲストなしでは無理でしょう。特にデ・グリューはきっとゲスト・ダンサーが担当するだろうと思います。

　　過去に小林紀子バレエ・シアターの公演にゲスト出演したことがあって、なおかつデ・グリューを踊れる人となると、……ロバート・テューズリー、ヨハン・コボー、エドワード・ワトソンあたりかな～、と勝手に予想しています。もしかしたら、デヴィッド・ホールバーグもアリかな!?（←あくまで私の勝手な憶測ですからね！）

　　デ・グリュー以外にも、『マノン』はキャスティングが難しいですよ。レスコー、ムッシューG.M.、レスコーの愛人、マダム、乞食のかしら、看守、みんなそんじょそこらのダンサーではつとまらない役ばかりです。

　　特にレスコーはどーすんのかね？自前調達だとすると、中尾充宏さんか冨川直樹さんあたりになるのだろうか？デ・グリューを誰が踊ることになろうと、そう大して驚かんだろうと思いますが、レスコーのキャスティングは、誰になってもたぶんびっくりすると思います。楽しみですわ

『雨に唄えば』続報

　　今夏、アダム・クーパーが出演予定の『雨に唄えば』（於チチェスター・フェスティバル劇場、2011年6月27日～9月10日）について、アダム・クーパーの公式サイトに詳細が出ました（“Future and Current Events”）。

　　ちょっと妙なことが書いてあります。「この演目（『雨に唄えば』）はチチェスター・フェスティバル劇場のサマー・レパートリーの一部なので、『雨に唄えば』は毎晩上演されるわけではありません。」

　　ウィキで調べてみたら、チチェスター・フェスティバル劇場というのはかなり有名な劇場で、特に毎年のサマー・シーズンには有名どころを招聘した公演を行なうそうです。だから、『雨に唄えば』以外にもいくつか演目がある、ということなのでしょう。

　　でも、『雨に唄えば』は大型の舞台装置を設置しなければならないから、たとえば1日単位で演目が切り替わる、というのは考えにくいです。たぶん、上記の期間中のうち何週間、という上演形態になるのではないでしょうか。

　　もしそうなら、最初の記事の「アダムは毎晩出演するわけではない」というくだりは、サマー・シーズンの期間中ずっと『雨に唄えば』が上演されるわけではない、ということを言いたかったのでしょうか？だとしたら、少なくとも『雨に唄えば』が上演される間は、基本的にアダムが毎回出演するのかな？

　　チチェスター・フェスティバル劇場の公式サイト（ ここ ）には、まだ今夏のスケジュールがアップされていません。

　　配役はアダム・クーパーがドン・ロックウッド、スカーレット・ストラーレンがキャシー・セルドン、ダニエル・クロスリーがコズモ・ブラウンだそうです。

　　肝心のリナは誰になるんだろ～？

久しぶりのアダ情報

　　アダム・クーパーの公式サイトによると、アダムちゃんは、この夏の6月27日から9月10日まで、チチェスター・フェスティバル・シアター（Chichester Festival Theatre）で『雨に唄えば（“Singin' in the Rain”）』に出演するそうです。

　　ただし、全日出演ではないとのことです。まあ、さすがに2ヵ月半もの公演で、毎晩、雨でずぶ濡れになる（笑）のは、身体の負担が大きすぎるでしょう。

　　共演者は、今のところ、Scarlett Strallen と Daniel Crossley が決まっているそうです。

　　チチェスターというのは、ウエスト・サセックス州の州都だそうです。サセックスなら、夏は過ごしやすいかもね～。歴史ある街で、観光名所も多そうだし。ロンドンから日帰り可なら、もっといいんだけど。

　　とはいえ、この『雨に唄えば』は、サドラーズ・ウェルズ劇場やレスター・ヘイマーケット劇場で上演されたものと同じものなのでしょうか？つまり、アダム・クーパーが振り付けたあれなのかな？それがまだ分かりません。詳細はまた後日に発表とのことなので、それを待ちましょう。

　　『雨に唄えば』か～。レスター・ヘイマーケット劇場での公演をもう何年も前に観ましたよ、何回も。アダムちゃんの歌や演技は今ひとつだったけど、踊りと振付はかなり良かった記憶があります。特に、第二幕の劇中劇の踊りと振付が。音楽はジーン・ケリー主演の映画のものとは違いましたが（←再上演に関しては音楽使用に制限が設けられているらしい）、代わりに使用された音楽をうまく使って、コマーシャル・ダンスとクラシック・バレエの双方を巧みに共存させた振付でした。

　　彼も今年で40歳。『雨に唄えば』の公演中に誕生日を迎えることになります。40歳というダンサーとしては節目の年に、『雨に唄えば』のような踊りの多い作品に出演してくれることが、意外でもあり、また嬉しくもあります。

　　「僕はまだまだ踊るからね」とアダムが言っているような気がして。