お久しぶりです&おめでとう


  今日はアダム・クーパー45歳の誕生日です。そのせいか、昨夜見た夢にアダムが出てきました。公演の後にファンのみなさんと一緒に出待ちをしていたら、アダムが出てきて愛想良くサインや写真に応じてくれたという夢でした。夢の中のアダムもすごく気さくで優しかったです。


  さて、ブログの更新がすっかり途絶えてしまって数ヶ月、ご不審の念を抱かれた方々もいらしたと思います。申し訳ありませんでした。

  ハンブルク・バレエのガラ公演「ノイマイヤーの世界」を観に行ったのが3月9日、公演そのものはさほど印象に残るものではありませんでしたが、公演の冒頭で舞台上に現れたノイマイヤーの鋭い眼光とキレのある身体の動きを見て、ああ、この人は「ダンサーを引退した振付家」ではない、いまだ現役のダンサーたり得る人だと思いました。穏和な微笑を浮かべているイメージのあるノイマイヤーですが、一瞬踊ったノイマイヤーのあの真剣な目つきと圧倒的な存在感は忘れられません。

  上演された作品で面白かったのは『ヴェニスに死す』と『クリスマス・オラトリオ』くらいでした。が、それよりも、ノイマイヤーのナレーション「私が表現したいのは超絶技巧ではない。驚異的な身体能力でもない。“愛”だ」という言葉が耳に残りました。

  その翌々日に実家で飼っていた猫が天国に旅立ちました。具合が急に悪くなったというので急遽帰省した翌日のことでした。その日は折しも東日本大震災が起きた3月11日でした。

  最期をみとることができてよかったと思いますし、あの子が数年前に病気になってからというもの、家族で精一杯のことをやってきたので、何も後悔はしていません。

  でも、あの子がいなくなったのが悲しくてたまりません。

  4月に入ってから、新年度が始まって慣れないせいもあったのでしょう、日常生活や仕事に対して体力的・精神的な余裕がまったく持てなくなりました。疲れやすくなり、何でもない些細なことを一つ一つこなすのにも大変な苦労が要りました。ネットにも興味がなくなり、ブログを更新する気にもなれませんでした。バレエはチケットを買っていたので、ちょくちょく観に行っていたのですが、それでもブログで感想を書く気にはなれず。

  そのうちストレス性のじんましんが体じゅうに出てしまい(耳の奥にまでできた)、耳鼻科と皮膚科のお世話になりっぱなしです。

  季節は春から夏へと移り変わり、木々は緑の色を変え、色とりどりのきれいな花々が咲き、鳥はさえずり、空は青く、雲は白く、日射しはまぶしく、自然はこんなにきれいで美しい。でも、かわいい大事なあの子がいない。

  これがいわゆる「ペットロス」というものなのでしょうね。

  ペットロスには時間薬しかないんだそうで、なんかこの記事を書いている今も、あの子のことを思い出してしまい、涙が出てきそうです。

  まだ光は見えませんけれども、アダムの誕生日ぐらいは何か書こうか、夢も見たことだし、と思い立ってこの記事を書きました。


  アダム、誕生日おめでとう。
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