先日、80歳代のご夫婦がふた組で来店した。
札幌と室蘭に住んでいる、兄弟夫婦だという。4年前に道南を旅行中に私の店を訪れたという。
ぜひもう一度立ち寄りたいと記憶を呼び戻し、一度は通り過ぎたがトンネルを出た近くと思い出し、戻ってきたという。
二組とも北海道はほとんど自家用車で旅行したという。
北海道観光のあり方や接客のあり方など、実に詳しく話す。私も話に連れ込まれ、大間原発の状況や、その存在が観光都市函館に及ぼす影響などを語った。
「今日こんな話を聞いて、ひじょうに勉強になり良かった。こういう旅での会話が旅行を楽しくする」ということを言ってくれた。
それは先日私が函館市内で聴いた、京大原子力研究室の小出先生の話だ。
「福島の原発事故で、漁業や農業の生産者が、放射能の基準値を下回るものを出荷しても、誰も購入してくれない。先生は福島の物産を、60歳以上の方は食べてください。この年齢になると細胞の動きが活発化してないので大丈夫です。でも小さな子供は危険ですといい、60歳以上の人は福島を応援してください」といったことを話したからだ。
「私たちも一所懸命作ってくれている福島の人のために、協力したい」といってくれた。
その日の夕方、函館に買い物に出かけた。
※札幌市内の個人美術館にあった、加藤八洲の作品。

スーパーの肉コーナーに、見るからに高級そうなステーキが随分安い値段で置いている。福島産高級牛肉の希少部位とある。
私は今朝の店での話しを思い出し、購入した。
夕食に自分で焼いたステーキ、ナイフを入れるとナイフの重さだけで切れるような柔らかさ。口の中に肉汁と肉がとける。
私の脳裏に、3:11以後牛舎に残された牛や、廃墟の道路を彷徨う牛たちの姿が浮かんだ。
いまだ事故の収束も見えない福島原発。
それでも再稼動に踏み切る政府。
様々な思いが交錯し、ステーキは口の中でとけたが、牛たちが健気に生きる姿を思い出し、ちょっぴり胸が詰まる思いがした、福島産ステーキの味である。
ガンバレ福島・再稼動反対と、つぶやいた。
札幌と室蘭に住んでいる、兄弟夫婦だという。4年前に道南を旅行中に私の店を訪れたという。
ぜひもう一度立ち寄りたいと記憶を呼び戻し、一度は通り過ぎたがトンネルを出た近くと思い出し、戻ってきたという。
二組とも北海道はほとんど自家用車で旅行したという。
北海道観光のあり方や接客のあり方など、実に詳しく話す。私も話に連れ込まれ、大間原発の状況や、その存在が観光都市函館に及ぼす影響などを語った。
「今日こんな話を聞いて、ひじょうに勉強になり良かった。こういう旅での会話が旅行を楽しくする」ということを言ってくれた。
それは先日私が函館市内で聴いた、京大原子力研究室の小出先生の話だ。
「福島の原発事故で、漁業や農業の生産者が、放射能の基準値を下回るものを出荷しても、誰も購入してくれない。先生は福島の物産を、60歳以上の方は食べてください。この年齢になると細胞の動きが活発化してないので大丈夫です。でも小さな子供は危険ですといい、60歳以上の人は福島を応援してください」といったことを話したからだ。
「私たちも一所懸命作ってくれている福島の人のために、協力したい」といってくれた。
その日の夕方、函館に買い物に出かけた。
※札幌市内の個人美術館にあった、加藤八洲の作品。

スーパーの肉コーナーに、見るからに高級そうなステーキが随分安い値段で置いている。福島産高級牛肉の希少部位とある。
私は今朝の店での話しを思い出し、購入した。
夕食に自分で焼いたステーキ、ナイフを入れるとナイフの重さだけで切れるような柔らかさ。口の中に肉汁と肉がとける。
私の脳裏に、3:11以後牛舎に残された牛や、廃墟の道路を彷徨う牛たちの姿が浮かんだ。
いまだ事故の収束も見えない福島原発。
それでも再稼動に踏み切る政府。
様々な思いが交錯し、ステーキは口の中でとけたが、牛たちが健気に生きる姿を思い出し、ちょっぴり胸が詰まる思いがした、福島産ステーキの味である。
ガンバレ福島・再稼動反対と、つぶやいた。