7月中旬から始まった天然昆布漁が、今日(5日)で終了した。
早朝から消波ブロックを乗り越えるような高波で、漁業組合の鉄塔の回転等が、早々と中止の合図を見せたからだ。
出漁回数19回、ここ数十年なかった多さだという。
波も穏やかで好天にも恵まれた。高値のガゴメ昆布も豊漁だった。しかし、今年の暑さには、身体がくたくたになるほど疲れた。
沖に出る者ばかりではない、陸で昆布の処理をする人たちもだ。
老いも若きも、村中にはため息と疲労感が充満していた。
天然昆布が中止の日には、養殖昆布の採取に出かけた。養殖昆布は沖合いに施設があるので、前浜の波が高くても作業が出来るからだ。
1日だが、突然突風に見舞われ豪雨と雷で、生きた心地がしなかったこともある。
漁家は採取した昆布の量が多すぎて、出荷までの保管場所に苦慮したという。
私はというと昆布漁の最中、連合町会長として村祭りを盛り上げるため、新たなイベントを企画した。函館の港祭りには、町会連合会の踊り山の誘導、さらには出身高校の解体に伴う最終イベントにも、出店参加した。
8月11日、村祭りのイベントの日、誕生日を迎えたのだ。
今年の夏は、3歳ほど年齢が増えたような疲れだった。
※まだ暗い朝に、耳で波の高さを測る。

でも、もっとつらい出来事もあった。
近所の漁家の若奥さんが、突然旅立ったのだ。病弱を悩んだらしいが、いつも朗らかな奥さんだっただけに、村中がいいようのない悲しみに包まれた。
昆布漁の朝は、日の出に向かうように船が一斉に沖に出る。その日の出に、奥さんの旅立ちが安らかんことを祈った。
今朝外に出て漁中止の合図を確認すると、酒友の漁協幹部と出逢った。
昆布が豊漁で出漁回数が多かったので、値段が下がりそうだという。
本人が入札時にバイヤーと交渉をするらしい。
「1円でも多い値段を付けてやる」と、彼は息巻く。
一心太助のような、気風のいい男だ。
「あんたの口と腕に漁師の生活がかかっているから、バイヤーをぎゃふんと言わせてくれ」と激励する。
「ガッテン、承知の助」と、白い歯を見せた。
様々なことがあった、今年の夏。村民の皆さんお疲れ様でした。
9日には、伝統的建築物が立ち並ぶ函館西部地区で「バル街」という洒落たイベントに、村の若手のお母さん方を引率し、バスで参加する。
函館市と市町村合併し、今年で8年目を迎え「函館東部地区」といわれる私たちの地域。
「ROUTE278函館東海岸通り」。その可能性を探るきっかけになればとの企画だ。
昆布漁の疲れを癒し、エスプリの効いた函館西部地区のまちづくりを、ぜひ学んでほしいものである。
早朝から消波ブロックを乗り越えるような高波で、漁業組合の鉄塔の回転等が、早々と中止の合図を見せたからだ。
出漁回数19回、ここ数十年なかった多さだという。
波も穏やかで好天にも恵まれた。高値のガゴメ昆布も豊漁だった。しかし、今年の暑さには、身体がくたくたになるほど疲れた。
沖に出る者ばかりではない、陸で昆布の処理をする人たちもだ。
老いも若きも、村中にはため息と疲労感が充満していた。
天然昆布が中止の日には、養殖昆布の採取に出かけた。養殖昆布は沖合いに施設があるので、前浜の波が高くても作業が出来るからだ。
1日だが、突然突風に見舞われ豪雨と雷で、生きた心地がしなかったこともある。
漁家は採取した昆布の量が多すぎて、出荷までの保管場所に苦慮したという。
私はというと昆布漁の最中、連合町会長として村祭りを盛り上げるため、新たなイベントを企画した。函館の港祭りには、町会連合会の踊り山の誘導、さらには出身高校の解体に伴う最終イベントにも、出店参加した。
8月11日、村祭りのイベントの日、誕生日を迎えたのだ。
今年の夏は、3歳ほど年齢が増えたような疲れだった。
※まだ暗い朝に、耳で波の高さを測る。

でも、もっとつらい出来事もあった。
近所の漁家の若奥さんが、突然旅立ったのだ。病弱を悩んだらしいが、いつも朗らかな奥さんだっただけに、村中がいいようのない悲しみに包まれた。
昆布漁の朝は、日の出に向かうように船が一斉に沖に出る。その日の出に、奥さんの旅立ちが安らかんことを祈った。
今朝外に出て漁中止の合図を確認すると、酒友の漁協幹部と出逢った。
昆布が豊漁で出漁回数が多かったので、値段が下がりそうだという。
本人が入札時にバイヤーと交渉をするらしい。
「1円でも多い値段を付けてやる」と、彼は息巻く。
一心太助のような、気風のいい男だ。
「あんたの口と腕に漁師の生活がかかっているから、バイヤーをぎゃふんと言わせてくれ」と激励する。
「ガッテン、承知の助」と、白い歯を見せた。
様々なことがあった、今年の夏。村民の皆さんお疲れ様でした。
9日には、伝統的建築物が立ち並ぶ函館西部地区で「バル街」という洒落たイベントに、村の若手のお母さん方を引率し、バスで参加する。
函館市と市町村合併し、今年で8年目を迎え「函館東部地区」といわれる私たちの地域。
「ROUTE278函館東海岸通り」。その可能性を探るきっかけになればとの企画だ。
昆布漁の疲れを癒し、エスプリの効いた函館西部地区のまちづくりを、ぜひ学んでほしいものである。