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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

駅名騒動から見えてくるもの

2012年09月06日 08時50分41秒 | えいこう語る
まもなくやってくる北海道新幹線、終着駅は函館市の隣り北斗市に建設中だ。
誘致活動には周辺の首長も参加しているのだが、先頭に立ったのは、道南の長男的存在の函館市だ。
当然、終着駅は函館と意気込んでいたが、北斗市と決定したため、新駅名を巡りちょっとしたバトルが勃発している。
函館市議会は「新函館駅」の知名度を叫ぶ,北斗市議会は「北斗函館駅」を主張、それに対し、函館が北斗の下になるのかとの、いわばレベルの低い口喧嘩に聞こえる。
開港以来の歴史から、誰もが認める道南のリーダーは函館市だ。ところが周辺の自治体から見れば、長男的存在として尊敬もしてるが、昔から我田引水でわがままに見える。兄貴風をふかしているということだろう。
※庭に涼しげに咲いている花。


市役所だって、市内で最大級の建物だ。威圧的で権威ぶっている存在を揶揄し、立地する地名から「東雲城」ともいわれている。
北斗市の新幹線到着に対するまちづくりの現在の進捗状態は、先頃研修してきたが、やはり弟的存在の北斗市の力量では、田舎者の私たちが見ても、北海道の新玄関の駅としては、迫力もなく夢を感じさせないものに感じる。
だから「新函館駅」だと、声を荒げることではない。
北海道新幹線には、これからの少子高齢化を想定すれば、採算面には不安があるが、今は道南の新しい魅力を全国に発信する、最大のチャンスが到来しているのだ。
まずは東雲城の党首自らが北斗市に出向き、話し合った後、道南の首長たちと共に新幹線到着後の未来を描く、そんなスピーディーな戦略をたてなければならない。
かつての函館市長選挙、当時の市長体制を水戸黄門の「悪代官・越後屋コンビ」と称し、ノビタ市長が政権を奪ったが、ノビタではだめだと副市長が、椅子の温まる暇も与えないまま、奪ってしまったのだ。
在籍1年を超え、元気度と共に雄弁さも増してきた新市長、東雲城の城主たる風格も兼ね備えてきたように感じる。
でも、市長は私と同じ団塊世代だ。ノビタを超えればジャイアンになる要素は充分ある。
ジャイアンでもいい。みんなに親しまれ、頼りがいのあるジャイアンを目指してほしい。函館の人気キャラクターは、イカール星人だけに任せてはだめだ。
現在のような混迷の時代には、ノビタよりジャイアンの方が、強くてたくましくて面白いからだ。現在の市長には面白さが必要だ。面白さは周囲を明るく楽しくするからだ。
新駅名騒動が漫画チックな解説になったが、函館市民は港祭りにミッキーなんて呼ばなくても、たくさんの人が集う魅力のある街にしてほしいと、願っているに違いないからだ。