Lee's Diary

ドラマが好き。
お気に入りのドラマの感想をつぶやいています。

GOLD 第7話  *感想*

2010-08-20 | 夏ドラマ(2010)感想
* GOLD 「号泣!最愛のわが子を失う母親」 *

登場人物たちに起こる様々な出来事を 詰め込められるだけ詰め込んできたなぁ といった印象の第7話。
これだけギュギュッと盛り込まれたストーリーだと 見ていて散漫な印象を持つ方もいるかとは思うけど
野島作品が好きな私としては こんなにギュッと濃縮された野島ワールドを見せられて
も~う お腹いっぱい 大満足な回だったわぁ♪

悠里(天海祐希)の目には順風満帆にいっていたように思われていた『3人の』子供達。
完璧だったはずのビーチャイ養育が 少しずつ少しずつ綻びはじめる予兆は 
今までのストーリーからも感じられたし 廉(矢野聖人)の抱える問題は早くから明らかにされてはいたけれど
洸(松坂桃李)と晶(武井咲)に ここまで大きな転機が訪れたのは初めてねぇ。

「事実は死を惜しんだファンを幻滅させる。」と嘆き 修一を汚されるのが嫌でたまらない丈治( 反町隆史)。
修一のことを「永遠のビーチャイ」だとか「早乙女家の象徴」だと崇める丈治に同調して
「私達は それを守る義務がある。」と 宇津木(綾野剛)のDNA鑑定の改ざんに気付きながらも 
結局 その事実を闇に葬る決意をする悠里。
この 傍から見たら狂っているようにも思える二人の会話が たまらなく面白くっていいわぁ。
そして そんなアホなコトを考えている間に 晶と宇津木が結ばれてしまっているという何とも皮肉な展開もいい。

洸の前に登場する姉妹・沙織(佐藤めぐみ)と麻衣子(南沢奈央)のキャラが
いかにも野島伸司さんの脚本に登場しそうな雰囲気たっぷりなのも良かったなぁ。
父親の“お守り”として大事な場には必ず同席するという麻衣子の設定や 彼女の地味で目立たない風貌
よりにもよって 早乙女家の子供たちの中で一番 母の教えに忠実に生きている洸に
悪魔の囁きを吹き込む 華やかな容貌の麻衣子・・・。
も~う 野島さんの魅力たっぷりの展開がたまらないわぁ。
(それにしても 佐藤めぐみさんは麻衣子のキャラにピッタリねぇ。
「この世の果て」の横山めぐみさんをちょっと彷彿させる。 もちろん沙織は あそこまでぶっ飛んでないケド。)

そして やっと実在しないと明らかにされた朋(大江駿輔)。
リカは朋の霊を見ているのだと思っていたけれど 
霊というよりは 悠里の想いを読み取って朋のカタチを見ていたというアタリが面白い。
朋にまつわる悠里と辰也(寺島進)の過去も 興味深いもので良かったなぁ。
当時の辰也が感じた 言いようのないコンプレックスや屈辱感といったものと
思わず晶に手を上げてしまった宇津木が感じていた思いが共通していることや
そんな宇津木に共感の意を示す辰也の様子は 見ていて面白かった。

不思議な力を持つという主婦(宮崎美子)に告げられた衝撃的な言葉に動揺し
「何が一人失うよ!!」と 悲しげな表情を見せる悠里の様子が 今回の最も印象的だったシーン。
父の考えに洗脳されてしまっている悠里の子育てには 全く共感はできないし
完璧だと思っていたはずの子育てに狂いが生じ始める様子を見ることに 歪んだ快感を感じたりもするけれど
(だって 子育ては迷いながら躓きながら行っていくものだと思うし すぐには答えの出ることのない子育てに 
あんなに自信満々でいられる悠里って やっぱり鼻につくのだもの・・・。)
悠里がどれほど子供達のことを愛しているのか という母親の想いといったものには
やっぱり共感できるところもあるわけで 子供を失う恐怖におののく悠里の様子にはグッとくるものがあった。

政界や財界の重鎮達からも大切にされているという例の主婦。
そんな彼女と同じような力を持つリカ(長澤まさみ)が 悠里の傍らにずっといるということは
下降線を示し始めた悠里の運命も 天然リカちゃんの力によって上昇していくのかもしれないなぁ。 

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