Lee's Diary

ドラマが好き。
お気に入りのドラマの感想をつぶやいています。

GOLD 第5話  *感想*

2010-08-05 | 夏ドラマ(2010)感想
* GOLD 「真夏のプールサイドー母は長男を抱いた」 *

やっと悠里(天海祐希)の内面を見ることが出来たこと には 大満足の第5話。
冒頭の悠里と聖子(エド・はるみ)の会話に出てきた
「男性はポキっと折れちゃう」というフレーズが 今回のストーリーのテーマとなっているのね。

「修一は早乙女の名前を汚した。」だの 「私の目が曇っていて修一ばかり大事にしていたのは謝ろう。」だの
見ている私までもが衝撃を受けてうろたえそうになる 惣一(夏八木勲)の驚くべき言葉を聞いて
冷静さを失い 見る見るうちに取り乱していってしまう悠里。
ナルホド・・・悠里は修一が自殺したことを知っていながら その事実を認めたくなかったのねぇ。
男の人はポキっと折れてしまうから
「極限まで追い詰められた人間には 心を鬼にしてお尻を叩かなければいけなかった。」と
自殺する直前の修一への対応を 激しく後悔している悠里。
そんな辛い経験があるために どうしても子供達に厳しくしてしまい 
母親なのに子供を甘やかしてあげられない という悠里の自己分析は面白かった。

ゴールドを獲ること・早乙女家の血筋を守ることに異常な執念を燃やす惣一から
「お前こそが早乙女だ。」「千尋の谷に突き落とすような覚悟のある親はなかなかいない。」と 
何とも恐ろしい太鼓判を押される悠里。
子供たちがオリンピック候補から漏れないよう 金を使って惣一を日体協の会長にしたというのは本当なのかしら?
修一が自殺という形で逃げた険しい道を 悠里が自分に歩ませようとしているのかと怯える洸(松坂桃李)に
兄の時の轍を踏まないよう 平然と嘘をつく悠里を見ていると 
惣一の血を色濃く受け継いでいるのは悠里だったというのは 間違いじゃあない気がしてくるわねぇ。
母に抱き締められ 安心しきったような洸を見ていると 
悠里の嘘が露呈する日が来ることがないよう 祈らずにはいられないわぁ。

女子大で行われた悠里の講演の内容や 「女はメタモルフォーゼするから強くなる」という言葉 
グッと親密さを増した悠里と聖子の会話や 
友人のいなかった悠里にやっと友人ができるのかしら?と期待させておいて 
結局対面できない二人の様子なども とっても面白いと思ったのだけど
今回も しっかりと入れ込まれた さむ~いコミカルシーンだけは好きになれないのよねぇ。 
「女の心は冷蔵庫なのよ。」という 少々ワケの分からないコトをのたまう悠里とリカ(長澤まさみ)の掛け合いは
どう見ても長すぎるんじゃあないかなぁと思ってしまうし
リカがメモを食べようとする様子や 「メェ~モ」という小学生レベルのダジャレ
「もう決して社長を裏切ることのないピカピカの一年生です♪」という台詞など
お世辞にも面白いとは言えない気がするんだけどなぁ・・・。

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