たくさんの脚本家を輩出してきたヤングシナリオ大賞の受賞作品であるということに加え
無名の新人が脚本を手がけるドラマで しかも放送時間が深夜だというのに
山本裕典・瀬戸康史・貫地谷しほり という 様々なドラマで活躍を見せる
人気若手俳優が起用されているということもあり とても楽しみにしていたこのドラマ。
1時間という短い時間のドラマとしては それなりに見応えのあるものだったと思う。
ドラマ開始早々 雨が降るなか必死に土を掘る孝平(山本裕典)と
虐待を受けたことを思い出し 兄の傍でうずくまる修平(瀬戸康史)の様子が描かれていて
その不穏な雰囲気に 最初からぐっと引き込まれてしまった。
「命は大切にしなければなりません。」という修平の言葉に
「悪い人間は死んで もっといい者に生まれ変わるんだ。」と応える孝平。
この冒頭のやりとりが結末に絡んでいく展開は面白かった。
愛実(貫地谷しほり)が修平に「君の命は誰のもの?」と尋ねると
「お兄ちゃん」と即答する修平の様子を 事前に見せられていたため
修平の持った刃は修平自身に向けられるものだと思っていたため 予想外の展開が印象的。
山本裕典さんは 弟を守り助けながら共に生活していく 責任感あふれる青年を
瀬戸さんは知的障害を持ちながらも 兄を慕い賢明に生きる 純真無垢な青年を好演していたし
二人の身長差がいかにも兄と弟らしく見え 二人の関係性を象徴していたのも良かったと思う。
ただ 全体的に少々軽い印象を受けるというか何というか・・・
厳しい状況に置かれながらも必死で生きているこの兄弟に漂っているであろう閉塞感だとか
孝平が幼い頃から修平に対して また自分の環境について抱き続けてきた鬱憤といったものが
それほど伝わってこないような気がしてならないのだけど・・・・。
山本さんも瀬戸さんも大好きな俳優さんなのだけれど
このドラマの登場人物を演じるには 綺麗すぎるというか 垢抜けすぎているというか・・・。
個人的には もう少し地味な顔立ちで 渋い味を出す俳優さんを起用してもらって
(特に誰がいいといったことは 思い浮かばないのだけれど)
もう少し ドロっとした重たい雰囲気の演出で見てみたかったという思いがする。
最後まで読んでくださり ありがとうございます。
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無名の新人が脚本を手がけるドラマで しかも放送時間が深夜だというのに
山本裕典・瀬戸康史・貫地谷しほり という 様々なドラマで活躍を見せる
人気若手俳優が起用されているということもあり とても楽しみにしていたこのドラマ。
1時間という短い時間のドラマとしては それなりに見応えのあるものだったと思う。
ドラマ開始早々 雨が降るなか必死に土を掘る孝平(山本裕典)と
虐待を受けたことを思い出し 兄の傍でうずくまる修平(瀬戸康史)の様子が描かれていて
その不穏な雰囲気に 最初からぐっと引き込まれてしまった。
「命は大切にしなければなりません。」という修平の言葉に
「悪い人間は死んで もっといい者に生まれ変わるんだ。」と応える孝平。
この冒頭のやりとりが結末に絡んでいく展開は面白かった。
愛実(貫地谷しほり)が修平に「君の命は誰のもの?」と尋ねると
「お兄ちゃん」と即答する修平の様子を 事前に見せられていたため
修平の持った刃は修平自身に向けられるものだと思っていたため 予想外の展開が印象的。
山本裕典さんは 弟を守り助けながら共に生活していく 責任感あふれる青年を
瀬戸さんは知的障害を持ちながらも 兄を慕い賢明に生きる 純真無垢な青年を好演していたし
二人の身長差がいかにも兄と弟らしく見え 二人の関係性を象徴していたのも良かったと思う。
ただ 全体的に少々軽い印象を受けるというか何というか・・・
厳しい状況に置かれながらも必死で生きているこの兄弟に漂っているであろう閉塞感だとか
孝平が幼い頃から修平に対して また自分の環境について抱き続けてきた鬱憤といったものが
それほど伝わってこないような気がしてならないのだけど・・・・。
山本さんも瀬戸さんも大好きな俳優さんなのだけれど
このドラマの登場人物を演じるには 綺麗すぎるというか 垢抜けすぎているというか・・・。
個人的には もう少し地味な顔立ちで 渋い味を出す俳優さんを起用してもらって
(特に誰がいいといったことは 思い浮かばないのだけれど)
もう少し ドロっとした重たい雰囲気の演出で見てみたかったという思いがする。
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