今週はレベルアップ講座が再放送なので、またまた日本語ネタです。
お昼にジャムを塗ったトーストを食べていたら、ジャムの瓶の「甘さひかえめ」という文字が目にとまりました。
「甘さ」と「甘み」の違いってなんなんだろう?
「~さ」と「~み」を調べた結果
・「~さ」も「~み」も形容詞・形容動詞について名詞化する語尾
・「~さ」はほぼすべての形容詞に使え、「程度の概念」を表す。 ・・・ 程度の幅がある=「どれくらい○○なのか?」
ex. 甘さ、重さ、あたたかさ、大きさ、広さ、太さ
・「~み」が使える形容詞は限られていて、「主観的特徴」を表す。 ・・・ そのような特徴がある=「なんとなく○○な感じ」
ex. ○甘み、重み、あたたかみ
×大きい、広い、太い=客観的特徴
※客観的形容詞について使う場合は、通常プラス方向の意味をもつものにだけつく。
ex. 深み、厚み、柔らかみ
(まとめ)
この荷物は重い ・・・ 状態を表す形容詞
重さによって料金が違う ・・・ 状態を程度の概念にした名詞
あの人の言葉は重みがある ・・・ 重いような印象を受ける
「甘い」はジャムの「甘さ、甘み」のようにどちらも使える場合もあるが、
「ツメの甘さが玉にキズだよね」のように片方だけの場合もある。
「3階(さんがい)」の記事を書いていて、九州地方で「さんかい」というのは鼻濁音のせいかなと思いました。
そこで、鼻濁音をちょっと検索してみたら、衝撃の事実が!
またしても、こちらのサイトからの引用ですが、
「わたしは映画が好きです。」は「ワタシワエーガガスキデス」
『津軽海峡冬景色』は「ツガルカイキョーフユゲシキ」
赤い部分が鼻濁音ですね。
私は生まれも育ちも東北なので鼻濁音はお手のもの。
ユーミンの『卒業写真(ソツギョーシャシン)』で「ギョ」を濁音にする方が違和感あります。
で、この記事の中で衝撃を受けたのは
(専門的には濁音は「ガ」、鼻濁音は「カ゜」として半濁点で表記します。)
という部分。
えっ!?
半濁点って「゜」のことだよね。
「ぱぴぷぺぽ」につく、あの「マル」
つまり
鼻濁音は「か°き°く°け°こ°」?
はぁ~、初めて知りました。
よろしかったら、こちらもどうぞ♪
建物の階数を数えるとき
いっかい、にかい、
次は?
さんがい? さんかい?
私は無意識に「さんかい」と言っていました。
調べてみると
「さんがい」が多数派。
九州地方では「さんかい」と読む人が多く(私は東北地方ですが...)
最近若い人で「さんかい」と言う人が増えているそうです。(私は若くありませんが...)
古くは、「いっかい、にかい、さんがい、しかい」と言ったそうです。
「3階(さんがい」が濁るのは、「『ん』のうしろは濁ることが多い」という日本語の法則によるもの。
例えば、3本(さんぼん)、3匹(さんびき)、3軒(さんげん)など。
ただし、3回(さんかい)、3個(さんこ)、3頭(さんとう)のように、濁らない語もあります。
また、「4階(しかい)」は「死」に通じるという発想から、「よんかい」と言うようになったのだけど、
「し」を「よん」にそのまま替えただけなので、「よんがい」にはらなかったんだとか。
それで、「~階」における「『ん』のうしろは濁ることが多い」という法則に例外が生じたため、
「3階(さんかい)」という言い方も受け入れらるようになったのではないかということです。
でも、放送用語では「さんがい」 だそうです。 ⇒参考
<第40回>
郡守と結婚したコンジュイに嫉妬したパッチュイが、コンジュの幸せを奪おうとする。
◎クローズアップ~소문(うわさ)
・입소문이 나다 : 口のうわさが出る→口コミが広がる
・입방아를 찧다 : 口の臼をつく→噂話をする、無駄口をたたく
・입에 오르내리다 : 口に上がったり下がったりする→噂になる、話題に上る
◎ピックアップ
(1)動詞+듯이:~(する)かのように、~(する)ように
・고을 원님과 혼례를 치른 콩쥐는 지금까지의 고생을 보답받듯이 행복한 하루하루를 보냈습니다.
(郡守様と婚礼を挙げたコンジュイは、今までの苦労が報われたかのように幸せな毎日を過ごしていました。)
(2)動詞+(으)ㄹ 겸:~(する)ことを兼ねて、~(する)ついでに
・철없을 때 모질게 군 거 사과할 겸 언니가 어떻게 지내는지도 보러 왔어.
(分別がつかないころに意地悪したのを謝るのを兼ねて、お姉さんがどう過ごしているかも見に来たの。)
◎語句
고을:朝鮮王朝時代、州、府、郡、県の総称 혼례를 치르다:結婚式を行う、婚礼を挙げる
보답을 받다:報われる 샘이 나다:羨ましく思う 모질다:むごい、残忍だ
굴다:ふるまう 물을 퍼내다:水をくみ出す 처참한 몰골:さんざんな格好、むごたらしい格好
가정을 이루다:家庭を築く 덕을 베풀다:徳を施す 칭송:ほめたたえること
자자하다:(評判・うわさなどが)広まっている
<第39回>
コンジュイは祝宴の場所に行く途中、郡守の行列と出くわし、小川に靴の片方を落としてしまう。
◎クローズアップ~발을 헛디디다(足を踏み外す)
・「헛-」は接頭辞で、「中身のない、偽りのむなしい」という意味
・헛보다 : 見誤る
・헛듣다 : 聞き違える
・헛되다 : むなしい、無駄だ
・헛되이 : むなしく、かいなく
・헛일 : 無駄なこと
・헛수고 : 徒労
・헛걸음 : 無駄足
・헛소문 : デマ
・헛기침 : 空咳、咳払い
・헛농사 : 無駄な農作業
◎ピックアップ
(1)用言+기에:~(す)るので、~(な)ので
(2)名詞+(으)로 삼다:~と見なす、~と考える、~とする、~にする
・거기서 찾은 꽃신에서 이상한 기운이 감돌기에
“여봐라, 이 상서로운 꽃신의 주인을 만나기만 하면 내 배필로 삼을 것이다.
구 주인을 찾아 오너라.”라며 잘 간수하도록 일렀습니다.
(そこで見つかった華やかな靴から不思議な気配が漂っているので、
「おい、この縁起の良い靴の持ち主に会うことさえできれば、私の配偶者とするつもりだ。
この持ち主を探してくるように」と言って、大切に保管するよう言いつけました。)
◎語句
원님 행차:郡守(役人)様のお出まし、お役人の行列 다급하다:慌ただしい、差し迫っている
풀밭:草むら 기운이 감돌다:気配が漂う
여봐라:‘여기를 보아라’の意で、目下の人を呼んだり注意を促すときの語: これこれ; おい
상서롭다:よい兆しだ、縁起がよい 배필로 삼다:配偶者にする、伴侶にする
간수하다:保管する 관아【官衙】:官庁、役所 쑤셔 넣다:押し込む 꽉:ぎゅっと
<第38回>
育ての母親はパッチュイだけを連れて祝宴に出かけ、コンジュイにはたくさんの仕事を言いつける。
◎クリーズアップ~발거름(歩み)
・발걸음을 재촉하다 : 歩みを催促する→急いで行く、足を速める
・걸음마 : 幼児の歩き、よちよち歩き
・걸음걸이 : 歩き方、歩きぶり
・첫걸음 : 第一歩
・됫걸음 : 後ずさり
・한걸음 : 一歩、ひと足
◎ピックアップ
(1)用言+거든:~(の)なら、~(す)れば、~(し)たら ・・・条件や仮定を表す。
(2)動詞+(으)렴:~(し)なさい、~(し)てごらん ・・・子供や目下の人に許可したり軽く命令するときに使う。
・만약 너도 오고 싶거든 베 짜던 거 마저 마치고, 말리던 겉피 석 삼만 찧어 놓고 오렴.
(もし、お前も来たいなら、機を織っていたのを残らず終わらせて、
乾燥させていたヒエを3石だけついてから来なさい。)
◎語句
일러두다:申しつけておく、言い聞かせる、告げ口する 베를 짜다:機を織る
마저:(残さず)全部、すっかり、残らず 겉피를 찧다:皮(殻)のついてヒエをつく
섬:穀物の単位;石、俵 쪼아 먹다:ついばんで食べる 알맹이:実、中身
그윽하다:奥ゆかしい、奥深い 향내 풍기다:香りを漂わせる
직녀 :織女、織姫 들뜨다:浮き立つ
<第37回>
育ての母親は実の娘だけをかわいがり、コンジュイには意地悪をする。
◎クローズアップ~시간(時間)
・눈 깜짝할 사이 : 瞬く間に、あっという間に
・일각이 여삼추 : 一刻が三秋のごとし、一日千秋
・세월이 유수와 같다 : 歳月が流れる水のようだ
・손살같이 : (放たれた)矢のように
・마파람에 게 눈 감추듯 : 南風にカニが目を隠すように
・번갯불에 콩 구워 먹듯 : 稲妻の火で豆を焼いて食べるかのように
◎ピックアップ
(1)動詞+곤 하다:~(し)たりする
・하루하루 힘들게 지내는 콩쥐는 엄마 생각만 하면 절로 눈물이 흐르곤 했는데,
젖은 소매가 마를 새가 없을 정도였습니다.
(つらい日々を過ごすコンジュイは、お母さんのことを思い出すと自然に涙が流れたりして、
濡れた袖が乾く暇もないくらいでした。)
(2)動詞+(으)나 마나:~(する)までもなく、~(し)ても(し)なくても(同じ)、~(し)ても無駄
・어떤 날은 콩쥐에게 물을 길어다가 빈 독을 가득 채워 놓으라고 했는데,
사실 항아리는 구멍이 뚫러 부으나 마나였습니다.
(ある日は、コンジュイに水を汲んで空の甕をいっぱいに満たしておけと言ったのですが、
実は甕には穴が開いていて、注いでも無駄でした。)
◎語句
못되게 굴다:意地悪をする 절로:自然に 쇠 호미:鉄の草刈り鎌
밭을 매다:畑の草取りをする 산비탈:山の斜面 구박 받다:虐待を受ける、いじめられる
딱하다:気の毒だ 갈다:(田畑を)耕す 물을 긷다:水を汲む 나르다:運ぶ
새다:漏れる 두꺼비:ガマガエル 엉금엉금:のそのそ、のろのろ
구멍을 메우다:穴を埋める
<第36回>
ある夫婦が神様に祈って、かわいい女の子を授かる。
◎クローズアップ~세상을 뜨다(世を去る)
・세상을 뜨다 : 亡くなる、世を去る
・북망산【北邙山)】에 가다 : 死ぬ、亡くなる
・할머니께서 오늘 새벽 운명하셨습니다./별세하셨습니다.
(おばあさんが今日の夜明けにお亡くなりになりました。)
・향년 90세를 일기로 생애를 마쳤어요.
(享年90歳で一生涯を終えました。)
・결국 숨을 거두고 말았습니다.
(結局、息を引き取ってしまいました。)
・숨이 끊어질 때까지 포기하면 안 돼요.
(息が絶えるまで諦めてはいけません。)
・사회에 많은 공헌을 한 그분께서 어제 세상을 하직하셨습니다.
(社会に多くの貢献をしたその方が、昨夜この世を去られました。)
◎ピックアップ
(1)動詞+(으)ㄴ 지:~してから
※後ろには時間を表す言葉が続く。
・걸혼을 한 지 오래됐는데도 자식이 없었습니다.
(結婚してからずいぶん経っているのに、子供がいませんでした。)
(2)用言+(으)ㄹ 수밖에 없다:~(する)しかない、~(せ)ざるをえない
・어버지는 갓난아기인 콩쥐를 안고 다니면서
동네 아낙네들의 젖동냥을 할 수밖에 없었지만 금이냐 옥이야 소중하게 키웠습니다.
(お父さんは生まれたばかりの赤ん坊コンジュイを抱いて歩き
村の女たちにもらい乳を頼むほかありませんでしたが、蝶よ花よと大切に育てました。)
◎語句
비나이다:お頼み申します、お祈りします 점지하다:授ける
정화수를 떠 놓다:朝いちばんにくんだ井戸水を供える
갓난아기:(生まれたばかりの)赤ん坊 아낙네:他家の婦女に対する通称;女、女性、奥さん
젖동냥:もらい乳 금이야 옥이야:蝶よ花よ(←金よ玉よ) 과부:夫と死に別れた女性
새장가를 들다:(男が)再婚する、再び妻をめとる
<第35回>
翌日夜、また互いの田んぼに稲の束を持って行こうとした兄弟がばったり出くわす。
◎クローズアップ~単位を表す名詞
(固有数詞と一緒につかわれるもの)
・병 : 瓶、本
・자루 : (鉛筆・棒など)本
・달 : 月、か月
・잔 : (グラス・杯など)杯
・그릇 : (おわん・丼など)杯
・끼 : (食事の回数)食
・송이 : (花など)輪、本
・다발 : (花・金など)束
・단 : (まき・農作物など)束
・통 : (白菜・スイカなど)個
・대 : (車両・機械など)台
・채 : (建物・家など)軒
◎ピックアップ
(1)動詞+아/어 놓다:~(し)ておく
・자네가 어젯밤에 우리 논에 볏단을 옮겨 놓았구나!
(おまえが昨日の夜、わたしの田んぼに稲の束を移しておいたんだな!)
(2)用言+다니까(요):~(です)ってば
・・・自分の考えや意見を繰り返し強調したり、意見の異なる相手に自分の意見を主張するときに使う。
・우린 필요 없다니까.
(わたしたちは必要ないんだってば。)
◎語句
짋어지다:背負う、担う 눈물이 왈칵 쏟아지다:涙がどっとあふれる
얼굴 가득 웃음꽃을 피우다:満面の笑みを浮かべる
<第34回>
相手により多くの米をあげたい兄弟は、それぞれ妙案を思いつく。
◎クローズアップ~귀신(이) 곡할 노릇(奇怪なこと)
・귀신이 곡할 노릇 : 化け物が叫び声をあげること→奇怪極まること、非常に不思議なこと
・아닌 밤중에 홍두깨 : 寝ているときにいきなり綾巻→寝耳に水、藪から棒
砧を打つときの衣、または織物を巻きつける棒
・마른 하늘에 날벼락/청천벽력【靑天霹靂】 : 青天の霹靂
・자다가 봉창 두드리는 소리 : 寝ながら窓をたたく音→突拍子もないこと
◎ピックアップ
(1)動詞+아/어 오다:~(し)てくる ・・・過去の状態や動作が現在まで続いていること、または深まることを表す。
・평소 동생의 행복만을 빌어 온 형은 어떨게든 동생에게 조금이라도 더 주고 섶었습니다.
(ふだん弟の幸せだけを願ってきた兄は、どうにかしてでも弟に少しでもたくさんあげたいと思いました。)
(2)動詞+고서야:~(し)てから(やっと)
※「비로소(ようやく)」と一緒に使われることが多い。
・그리고 나서 형은 논으로 달려가 무거운 볏단 열 단을
동생 논으로 몰래 옮겨 놓고서야 비로소 마음이 홀가분해졌습니다.
(そうしてから、兄は田んぼに走って行って、重い稲の束10束を
弟の田んぼにこっそり移しておいてからやっと、ようやく心が軽くなりました。)
◎語句
무릎을 탁 치다:膝をぽんとたたく、はたと思いつく 마음이 홀가분해지다:心が軽くなる
엎치락뒤치락:しきりにうつ伏せになったり仰向けになったりするさま、寝返りを打つさま
홀리다:惑わされる、ほれこむ 고개를 갸웃거리다 :首をかしげる