今週はレベルアップ講座が再放送なので、またまた日本語ネタです。
お昼にジャムを塗ったトーストを食べていたら、ジャムの瓶の「甘さひかえめ」という文字が目にとまりました。
「甘さ」と「甘み」の違いってなんなんだろう?
「~さ」と「~み」を調べた結果
・「~さ」も「~み」も形容詞・形容動詞について名詞化する語尾
・「~さ」はほぼすべての形容詞に使え、「程度の概念」を表す。 ・・・ 程度の幅がある=「どれくらい○○なのか?」
ex. 甘さ、重さ、あたたかさ、大きさ、広さ、太さ
・「~み」が使える形容詞は限られていて、「主観的特徴」を表す。 ・・・ そのような特徴がある=「なんとなく○○な感じ」
ex. ○甘み、重み、あたたかみ
×大きい、広い、太い=客観的特徴
※客観的形容詞について使う場合は、通常プラス方向の意味をもつものにだけつく。
ex. 深み、厚み、柔らかみ
(まとめ)
この荷物は重い ・・・ 状態を表す形容詞
重さによって料金が違う ・・・ 状態を程度の概念にした名詞
あの人の言葉は重みがある ・・・ 重いような印象を受ける
「甘い」はジャムの「甘さ、甘み」のようにどちらも使える場合もあるが、
「ツメの甘さが玉にキズだよね」のように片方だけの場合もある。