第20課
◎今週のポイント
1)ㅎ不規則用言の活用
活用形Ⅱ : 語幹末の「ㅎ」が脱落する。
活用形Ⅲ : 語幹末の「ㅎ」が脱落し、「ㅣ」が足される。
2)어不規則用言の活用
活用形Ⅲ : 語幹末の「ㅓ」が「ㅐ」に変わる。
3)우不規則用言の活用 ・・・「푸다(汲む、よそう)」のみ
活用形Ⅲ : 母音「ㅜ」が「ㅓ」に変わる。
4)指定詞の活用
이다 ・・・ 母音終わりにつくとき、活用ⅠとⅡでは「이」が省略可
活用形Ⅲ : 母音には「-여/(이)라」
子音には「-이어/이라」
아니다 ・・・ 活用形Ⅲ : 「아니다/아니라」
◎違いを楽しむ語彙---外来語<国名>
아랍에미리트연합국:アラブ首長国連邦
사우디아라비아:サウジアラビア 예멘:イエメン
第19課
◎文法のポイント---指定詞の活用
-이다(だ、~である)
1)母音で終わる単語につく場合
活用形ⅠとⅡでは「이」が省略されることが多い。
活用形Ⅲ : 「-여」 (「-요」がつく場合のみ「-예-」)
2)子音で終わる単語につく場合
活用形ⅠとⅡ : 「-이-」
活用形Ⅲ : 「-이어」 (「-요」がつく場合のみ「-이에-」)
-아니다(~ではない)
活用形ⅠとⅡ : 「아니-」
活用形Ⅲ : 「아니어」 (「-요」がつく場合のみ「-아니에-」)
※活用形Ⅲには「-(이)라」「-아니라」という形もあるが、終止形や一部の語尾と一緒には使われない。
◎違いを楽しむ語彙---外来語<国名>
이탈리아/이태리:イタリア 타이/태국:タイ
오스트레일리아/호주:オーストラリア
第18課
◎文法のポイント(1)---어不規則用言の活用
活用形Ⅲ : 語幹末の「ㅓ」が「ㅐ」に変わる。
ex. 이러다(こうする)+요 → 이래요(こうします)
※이러다(こうする、こう言う)、그러다(そうする、そう言う)、저러다(そうする、そう言う)、어떠다(どうする)のみ
◎文法のポイント(2)---우不規則用言の活用
活用形Ⅲ : 母音「ㅜ」が「ㅓ」に変わる。
ex. 푸다(汲む)+요 → 퍼요(汲みます)
※푸다(汲む、よそう)のみ
◎違いを楽しむ語彙---外来語<国名>
방글라데시 :バングラデシュ 캄보디어:カンボジア 필리핀:フィリピン
第17課
◎文法のポイント---ㅎ不規則用言の活用(2)
活用形Ⅱ : 語幹末の「ㅎ」が脱落する。
ex. 하얗다(白い)+면 → 하야면(白いなら)
※ㅎ不規則用言は形容詞だけ(좋다以外はすべて不規則)
動詞はすべて正則用言だが、놓다のみ二つの形が認められている。
ex. 놓다(置く)+ㅆ어요 → 놓았어요/놨어요 (置きました)
◎単語---主なㅎ正則用言
좋다:よい 낳다:生む、産む 넣다:入れる 놓다:置く
쌓다:積む 닿다:接する、触れる 찧다:(臼などで)つく
※ㅎで終わっている形容詞でも、パッチムが二つある場合は不規則でない。
◎違いを楽しむ語彙---外来語<国名>
네덜란드:オランダ 핀란드:フィンランド
뉴질랜드:ニュージーランド 아일랜드:アイルランド
第16課
◎文法のポイント---ㅎ不規則用言の活用(1)
活用形Ⅲ : 語幹末の「ㅎ」が脱落し、「ㅣ」が足される。
ex. 하얗다(白い)+서 → 하얘서(白くて) ・・・右側に「ㅣ」を足す
부옇다(ぼやけている)+서 → 부예서(ぼやけていて) ・・・右側に「ㅣ」 を足す
ただし、「이렇다」「그렇다」「저렇다」「어떻다」などは、左側に「ㅣ」を足す。
ex. 이렇다(このようだ)+요 → 이래요(このようです)
活用形Ⅰ : 変化なし
◎単語---主なㅎ不規則用言
이렇다:このようだ、こうだ 그렇다:そのようだ、そうだ
저렇다:あのようだ、ああだ 어떻다:どのようだ、どうだ
빨갛다:赤い 노랗다:黄色い 파랗다:青い
까맣다:黒い 하얗다:白い 커다랗다:とても大きい
조그맣다:やや小さい 동그랗다:丸い
◎違いを楽しむ語彙---外来語<国名>
그리스:ギリシャ 터키:トルコ 포르투갈:ポルトガル
第15課
◎今週のポイント
1)ㅂ不規則用言の活用
活用形Ⅱ : 語幹末の「ㅂ」が脱落し、「우」が付く。
活用形Ⅲ : 語幹末の「ㅂ」が脱落し、「워」または「와」が付く。
「와」がつくのは「돕다(助ける、手伝う」と「곱다(美しい)」のみ。
※「곱다(かじかむ)」は不規則でない。
2)ㅅ不規則用言の活用
活用形ⅡとⅢ : 語幹末の「ㅅ」が脱落する。
◎違いを楽しむ語彙---外来語<国名>
헝가리:ハンガリー 벨기에:ベルギー 스위스:スイス
第14課
◎文法のポイント---ㅅ不規則用言の活用(2)
活用形Ⅱ : 語幹末の「ㅅ」が脱落し、「으」が付く。
ex. 짓다(作る)+니까 → 지으니까(作るから)
◎単語---主なㅅ正則用言
벗다:脱ぐ 빗다:(髪に)櫛を入れる 빼았다:奪う
솟다:湧く 웃다:笑う 씻다:洗う
◎違いを楽しむ語彙---外来語<国名>
알제리:アフジェリア 튀니지:チュニジア 나이지리아:ナイジェリア
「쇠귀에 경 읽기」 という諺があります。
直訳は「牛の耳に経を読むこと」ですが、
日本語の意味は「馬の耳に念仏」だと出ています。
なぜ、韓国では「牛」で、日本は「馬」なんだろうと思ったことありませんか?
先日、新聞コラムを読んでいたら、「우이독경【[牛耳讀經】」という四字熟語が出てきました。
韓国の方はまさにこの意味
では、日本の「馬の耳に念仏」の語源は?
と調べたら、「馬耳東風」だそうです。
そもそも「馬耳東風」は、厩戸皇子(うまやどのみこ) と云われた聖徳太子が言った「馬の耳に風」から変化したものだとか。
春風が心地よい日に、聖徳太子が愛馬と散歩していたら、馬は気持ちの良い春風を感じるどころか、
主人になにかあってはいけないと周囲に気を配って歩いていたんだそうな。
それを知った太子は、きっと馬は人間以上に多くの情報を収集しているに違いないと思い、
情報の大切さを「馬の耳に風」という格言にしたそうです。
ところが、この言葉が中国に渡ったとき、「馬は東風が吹いても春を感じようとはしない」というところだけが伝わり、
反対の意味「馬耳東風」という言葉ができ、再度日本に伝わってきたとき、「馬の耳に念仏」ということわざもできあがったらしい。
面白いですね。
ちなみに、日本語にも「牛に経文(きょうもん)」という言葉がありました。
第13課
◎文法のポイント---ㅅ不規則用言の活用(1)
活用形Ⅲ : 語幹末の「ㅅ」が脱落し、「아」(陽母音のとき)、または「어」(陰母音のとき)が付く。
ex. 낫다(治る)+요 → 나아요(治ります)
짓다(作る)+요 → 지어요(作ります) ・・・「져요」と縮約はしない。
活用形Ⅰ : 変化なし
◎単語---主なㅅ不規則用言
낫다:治る、優れている 긋다:(線を)引く、(雨が)やむ 붓다:注ぐ、腫れる
잇다:つなぐ、結ぶ、引き継ぐ 젓다:かき混ぜる、漕ぐ
짓다:(話、表情、列、薬、罪などを)作る、(ご飯を)炊く、(名前、結論を)つける、(家を)建てる、(農業を)する
◎違いを楽しむ単語---外来語<国名>
이집트:エジプト 케냐:ケニア 남아프리카:南アフリカ
『成均館儒生たちの日々』で、チョン博士がユ博士に言ってた言葉です。
개 풀 뜯어 먹는 소리
뜯어 먹다:(牛などが草を)はむ
直訳では「犬が草を食べる音」ですが、「とんでもない、ありえない」という意味だそうです。
親しい関係の人がボケる時、突っ込む言葉として使われるとのこと。