<第28回>
ノルブは弟のまねをして、ケガをさせたツバメの足を治療しようとする。
◎クローズアップ~팔자(星回り、運勢)
・굼풀이/해몽 : 夢占い、夢解釈
・점을 보다/점을 치다 : 占う、占いをする
・재수가 업다 : ついてない
・팔자가 세다/팔자가 사납다 : 数奇な運命を背負っている
◎ピックアップ
(1)動詞+게 되다:~(する)ようになる、~くなる ・・・物事がそのように運ばれるようになるという意味
・그 중 팔자 사나운 제비 한 마리가 드디어 놀부 집에 둥지를 틀고 알까지 낳아 품었는데,
놀부 놈이 밤낮없이 이제나저제나 알을 만지작거려 모두 곫고 딱 한 개만 새끼를 까게 됐습니다.
(その中で、運の悪い1羽のツバメがついにノルブの家に巣を作り、卵を産んで温めるようになりましたが、
ノルブのやつが昼も夜も今か今かと卵をいじり回したので、全部腐ってしまい、やっと1つだけ雛がかえりました。)
(2)用言+던:~(し)ていた~、~かった~ ・・・時間的な幅のある過去の回想を表す。
・이제 구렁이만 나타나면 된다고 기다리던 놀부는 구렁이 그림자도 보이지 않자
그만 제 손으로 제비 새끼의 발목을 뚝 부러뜨린 뒤 흥부가 했던 것처럼 명주실로 동여매 대충 치료했습니다.
(今度はアオダイショウさえ現れてくれればいいと待っていたノルブは、アオダイショウがちっとも姿を現さないので
結局、自分の手でツバメの赤ちゃんの足首をぽきんと折ったあと、フンブがしたように絹糸で縛りつけ、おおざっぱに治療しました。)
◎語句
동지섣달:冬至の月(陰暦11月)と師走の月(陰暦12月)、真冬
팔자가 사납다:生まれつきの星回りが悪い、運が悪い
이제나저제나:今か今かと、今や遅しと 만지작거리다:いじり回す
곫다:腐る、(傷口などが)うむ 까다:(卵を)かえす、孵化する
돌여매다:縛りつける 심통 사납게:意地悪く、根性悪く
きのうのレベルアップ講座に、「밤이슬을 맞다」という言葉が出てきました。
テキストには「夜露にぬれる(→夜盗する)」という訳が出ていましたが、
ちょっと違和感があったので、「夜盗をはたらく」としてみました。
「夜盗」というのは「夜、物を盗みに入ること。また、その者。」で、
「夜盗を働く」という用例が出ていたからです。
ここでまた「~を働く」が気になって・・・(悪いクセです..苦笑
改めて考えると「~を働く」って、ちょっと特殊じゃないですか。
盗みを働く、不正を働く、乱暴を働く・・・
「働く」とは「目的にかなう結果を生ずる行為・作用をする。仕事をする。」ことだそうです。
①作業・労働をする。 「工場で―」
②精神が活動する。 「勘が―」
③よくない事をする。 「盗みを―」
④作用する。 「引力が―」
③だけが「を」をとって、悪いことばかりに使う。
「~を働く」は特定の悪事について「~する」という意味なんですね。
盗みをする、不正をする、乱暴(を)する・・・
だと、「夜盗する」もありでしょうか?