バハマを舞台にした海洋アクション映画。財宝を積んだ沈没船のすぐそばに麻薬が満載の飛行機も沈んでいるという設定には失笑してしまうし、これらを巡る主人公たちとマフィアや警察、それにライバルのトレジャーハンターの四つ巴の争奪戦も何やら締まりが無く、プロットの辻褄を合わせるのに精一杯という感じである。
でも、そんなことは実はどうでもいいのだ。この映画の美点は目の覚めるような海中撮影と、売り出し中の若手女優ジェシカ・アルバの水着姿だけなのだから(爆)。
「ブルークラッシュ」で素晴らしいサーフィン場面を演出したスタッフが、本作でも力量をいかんなく発揮。ウェットスーツを着用させずに出演者の表情や身体の動きを存分に見せているあたりは感心。特に主演のポール・ウォーカーが的の目を欺くために文字通り“海底に身を隠している”場面(マスクも付けないフリーダイビング状態)には舌を巻いた。
何でも撮影時期は冬だったそうで、いくら温暖な地区といってもかなりキャストは苦労したはず。敢闘賞ものだろう。
で、肝心のジェシカ嬢だが、スケベ心丸出しのカメラワークにもかかわらず全然下品にならないのは若さと本人のキャラクターゆえだろう(共演のモデル系ねーちゃんと比べても断然勝っている)。これからも映画ファンを楽しませてほしい(^o^)。
ストーリー単純なのに、いっぱい詰め込んだって感じでした。
でも結局、ジェシカの姿態と海、ですね。
またよろしくお願いしますね。