【記事作成日:2015/7/3、現地訪問日:2015/5/10】
ブログ主は、2015年のゴールデンウィークは横浜からバイクで四国の国道439号線を走破する旅に出たついでに、九州(大分)の実家に戻っていました(このときの走行記はこちら)。しかしながら九州までバイクで来たということは、同じく九州から横浜までバイクで帰らなきゃならん訳でして、帰路をどうしようかというのが毎回考えどころとなります。(;´Д`)
普段こうした場合は、夕方に大分or別府から出港する関西方面行きのフェリーに乗って、翌朝より神戸or大阪から横浜までてくてくと自走するケースが多いのですが、高速道路に乗ってまっすぐ帰っても面白くもなんともありません。しかも今回は帰着日の翌日もお休みを取っていたので、多少寄り道して深夜に帰り着いても全然問題ないという状況にありました。
とゆーことで「じゃあ、今回はどこを寄り道しながら帰ろうか?」と考えた矢先に思いついたのが、大阪府と奈良県の境にある暗峠。酷道マニアであれば誰もが知っているような著名な道でありますが、ブログ主は走ったことはなかったので、これ幸いと立ち寄ってみることにしました。
今回のエントリはこのときの走行記録になりますが、ボリュームが多いため次の2つに分けて記載します。
・その1: 大阪府側→暗峠 (このページ)
・その2: 暗峠→奈良県側
1. はじめに-暗峠(くらがりとうげ)について
今回の暗峠前後の地図(東大阪市⇒暗峠⇒生駒市)
※ google mapの元データはこちら
暗峠は東大阪市と奈良県生駒市の境にある峠で、古来より大阪と奈良を結ぶ街道の1つである暗越奈良街道の一部です。現在もこの街道沿いのルートは国道308号線として形を残していますが、暗峠の前後は“国道”と名の付く道でありながら
・とんでもない急坂
・普通車1台がなんとか通れるレベルの狭さ
・車両が通ることを前提としていないような石畳の路面
…などといういろいろと間違った道路環境となっており、“暗峠は酷道マニアにおける関西の聖地”として扱われています。
特に著名なのは“転がり落ちる”と称されるとんでもない急坂で、WikiPediaの暗峠の項にもその凄さが伝わってくる自転車の写真が掲載されています。
暗峠のまちがった傾斜角の写真(WikiPediaより直リンク)
こうしてブログ主は「噂に聞く暗峠。どんな凄い道なんだろう。」とワクワクしながら暗峠に向かって行ったのでありました。
以降、実際の走行記となります。
2. 神戸港→新石切駅→暗峠の山登り区間の手前まで
01-神戸港のフェリーの中より (8:15頃)
今回ブログ主は朝8時頃に神戸港に到着した後、すぐ近くの六甲アイランド北ICより阪神高速5号湾岸線に入り、天保山JCT→16号大阪港線→東大阪JCT(直進)→13号東大阪線と来て、第二阪奈に入る手前の水走ICで高速を降ります。
新石切駅付近から近鉄奈良線ガード付近の地図
そして水走ICからは、すぐ近くの新石切駅付近より国道170号線を南下し、箱殿交差点より国道308号線を暗峠方面に向かっていきます。
02-新石切駅 (8:55頃)
水走ICを降りると右手に新石切駅が見えてきます。この駅前の交差点を右折し、国道170号線を南下します。
03-箱殿交差点を左折します
そして国道170号線を800m程進んだところの箱殿交差点を左折します。ここから国道308号線の単独区間に入ります。
04-箱殿東交差点
ここは東高野街道とぶつかるところですが、五叉路の交差点となっていて判りにくい状況になっています。暗峠方面は、写真で言う右斜め前の方の道に進みます。
05-住宅街の中の交差点1
住宅街の道を進んでいきます。
06-住宅街の中の交差点2
同じく住宅街の道を進んでいきます。
07-山が近づいてきました
08-近鉄奈良線のガードをくぐります
09-ガードをくぐった先の光景
国道308号線は車の離合も出来ないような狭い道のため、一部区間に一方通行が存在することは事前情報として知っていました。ここがその区間と思わしきところですが、この先どう進めば良いのかぱっと見では判らない初見殺し状態になっています。
10-ガード下にバイクを駐車
そのためガード下に一旦バイクを止めて、近くの案内板を確認します。ちなみにこの段階からバイクはギアを入れて停車しないと、バイクが動いてしまいそうな坂道状態になっていました。
11-案内板のかたまり
いろんな案内が出ています。ブログ主は国道308号線を進んできたつもりですが、国道308号はこのまままっすぐの向きで間違いはないようです。なお、目の前を横切っている線路沿いの道が県道170号線になっています。
12-直進方向は進入禁止
しかしこの先の国道308号線方面は進入禁止のマークが掲げられています。
13-一方通行の迂回路案内
先程の案内板を見ると、この道は暗峠方面からの下り用の一方通行路のため、ここから暗峠方面に向かうには、一旦左の方を回って迂回するように指示されています。
14-バイクナビの一方通行警告
ちなみにバイクに付いているナビ(ZUMO660)も同じ警告を出していました。
大阪側の一方通行迂回路付近の地図
この迂回路付近の地図はこんな感じになっています。
15-迂回の指示に従って、線路沿いの左の道を進んで行きます
16-この先通り抜けできません
少し先を行ったところで右側を見ると「この先通り抜けできません」の看板が出ていました。右折ポイントはこの先ですが、先走ってここで曲がってしまう人が多いのではないかと思われます。
17-踏切の近くを右折
ここで右折しますが、「国道308号線(暗峠方面)はこちら」のような案内板はなかったようでした。
18-右折ポイントの角にある水道屋さん
(有)樋口工業という水道屋さんの建物が目安です。
19-東豊浦町の住宅街の中を通過
20-分岐点の案内板
暗峠方面は10m先を右側に進むようにとの案内が出ています。
21-10m先の右折ポイント
道なりに進むと絶対に左側に進んでしまいそうです。看板を見ていて良かったです。
22-路地裏を通っていきます
右に曲がった先は広くない生活道路でした。この写真の「止まれ」のところの道が国道308号線になります。
23-国道308号線に復帰します
先程の「止まれ」のところを左に曲がって、暗峠に向かって行きます。
一方通行トラップをようやく抜け出して、国道308号線に復帰しました。
3. 大阪側から暗峠を登ってみる
24-暗峠へ登り道
国道308号線に復帰してからも「いかにも生活道路」という感じな道が続きますが、住宅街を抜けてからは緑が広がります。またこの道はハイキングコースになっているということで、リュックを背負ってトレッキングシューズで歩いている人たちをそこかしこで見かける状態でした。
25-大阪側の路面(写真はもう少し上で撮影したもの)
暗峠付近の国道308号線を走ってまず感じたことは、この特異な路面。アスファルト舗装ではなく、コンクリートになっています。しかも○型の凹みが全面に散りばめられている上、ところどころで数センチの溝が道路を横切っています。
こうした路面は雨天時のグリップ力の向上や水はけを良くするための対策と考えられますが、当然乗り心地は良くないのが難点です。(まぁ、安全最優先なので仕方ありませんが)
26-暗峠への道(反対から)
ある程度坂を上ったところでバイクを止めて、来た道の反対側を撮影してみます。この辺りはまだまだ、どこにでもありそうなレベルの坂です。
27-一般国道308号・八土-100
このような看板をよく見かけたのですが、その意味は分かりませんでした…
28-もっとキツい坂の登り口
ここから先は見るからにキツめの坂が待ち受けています。
29-もっとキツい坂の途中から下を見たところ
ここまでの道も十分にキツい坂だと思いますが、ここから先はさらにキツい坂が待ち受けています。
30-最もキツい坂を登ったところで駐車
そして最もキツイ坂を登って、ちょっと落ち着いたところでバイクを止めます。
「ん? 一番キツいところの写真やレポートはどうした?」
と思われるかもしれませんが、はっきり言っておきますと一番傾斜のきつい区間は、とてもとても途中でバイクを止めて写真を撮れるような状況にありませんでした。どのくらいキツかったかというと、
・もし坂の途中で減速(ストール)して止まろうものなら転倒必至 (バイクに跨がったまま停止するなど絶対に不可)。
・アクセルをちょっと緩めただけで、急減速して逆走するんじゃないかと思う程の坂の傾斜の凄さ。
・そのため坂の途中でアクセルOFF&クラッチを切ってギアチェンジしようなどとはこれっぽっちも思わず、結構長い距離をローギアで走らざるを得ない状況。
…という感じでした。暗峠は噂に違わぬところでありました。
暗峠の最急勾配区間付近の地図
とはいえ、このまま先に進んではブログ的に面白くありません。せっかくここまで来たのですから、一番キツイ坂のところまで歩いて現場検証に向かいます。
31-来た道を下っていきます1
32-来た道を下っていきます2
33-そして例の最急勾配付近に到着します
34-暗峠の最急勾配付近を上から
この写真はトリックとか特殊なレンズを使っているとかではなく、ごく普通のコンパクトデジカメで撮影したものです。「なんで数メートル先の道がかなり下に見えるんですか?」と思われるかもしれませんが、実際にそうなんです。
ファミコン版のスペランカー(アクションゲーム。ちなみにブログ主は何十周もできます)では、主人公は下り坂に向かってジャンプするだけで死んでしまうようなキャラとしてネタにされていましたが、これを見ているとあながち間違いではないように思えました。もし走り幅跳びの選手が助走を付けてこの急勾配に飛び込もうものなら(※1)、命に関わる重大な問題になりかねないと思いました。
※1: そんな人などいません。
35-最急勾配付近とリュック1
坂の傾斜の凄さが判る比較ネタが欲しかったのですが、手元にあるのは愛用している防水リュックのみ。とりあえずこのリュックを坂道に置いて撮影してみます。
このリュックは高さが60cmはあるのですが、2mぐらいしか離れていない左隣の白ポールの付け根の方が、リュックの頭の部分よりも高いところに来ている点に注目してください。
36-最急勾配付近とリュック2
この区間はとんでもない傾斜がある上に、S字型のヘアピンカーブになっています。万が一、坂を下っている途中でブレーキが故障して利かなくなろうものなら、ガードレールを突き破って山の中に突っ込んでしまう恐れがあり、考えただけでも恐ろしくなります。
37-きっつい坂を歩いて登っていきます
一通り写真を撮ってバイクを置いた場所に戻っていきますが、当然のごとくキツい坂道が待ち受けています。ブログ主は手ぶらに近い状態で数百メールを歩いただけだったのですが、それでも足にくるぐらいの状態でした(哀)。
この後は暗峠の茶屋で一服した後、今度は奈良県側の道を下っていきます。
~その2に続く~
ブログ主は、2015年のゴールデンウィークは横浜からバイクで四国の国道439号線を走破する旅に出たついでに、九州(大分)の実家に戻っていました(このときの走行記はこちら)。しかしながら九州までバイクで来たということは、同じく九州から横浜までバイクで帰らなきゃならん訳でして、帰路をどうしようかというのが毎回考えどころとなります。(;´Д`)
普段こうした場合は、夕方に大分or別府から出港する関西方面行きのフェリーに乗って、翌朝より神戸or大阪から横浜までてくてくと自走するケースが多いのですが、高速道路に乗ってまっすぐ帰っても面白くもなんともありません。しかも今回は帰着日の翌日もお休みを取っていたので、多少寄り道して深夜に帰り着いても全然問題ないという状況にありました。
とゆーことで「じゃあ、今回はどこを寄り道しながら帰ろうか?」と考えた矢先に思いついたのが、大阪府と奈良県の境にある暗峠。酷道マニアであれば誰もが知っているような著名な道でありますが、ブログ主は走ったことはなかったので、これ幸いと立ち寄ってみることにしました。
今回のエントリはこのときの走行記録になりますが、ボリュームが多いため次の2つに分けて記載します。
・その1: 大阪府側→暗峠 (このページ)
・その2: 暗峠→奈良県側
1. はじめに-暗峠(くらがりとうげ)について
今回の暗峠前後の地図(東大阪市⇒暗峠⇒生駒市)
※ google mapの元データはこちら
暗峠は東大阪市と奈良県生駒市の境にある峠で、古来より大阪と奈良を結ぶ街道の1つである暗越奈良街道の一部です。現在もこの街道沿いのルートは国道308号線として形を残していますが、暗峠の前後は“国道”と名の付く道でありながら
・とんでもない急坂
・普通車1台がなんとか通れるレベルの狭さ
・車両が通ることを前提としていないような石畳の路面
…などといういろいろと間違った道路環境となっており、“暗峠は酷道マニアにおける関西の聖地”として扱われています。
特に著名なのは“転がり落ちる”と称されるとんでもない急坂で、WikiPediaの暗峠の項にもその凄さが伝わってくる自転車の写真が掲載されています。
暗峠のまちがった傾斜角の写真(WikiPediaより直リンク)
こうしてブログ主は「噂に聞く暗峠。どんな凄い道なんだろう。」とワクワクしながら暗峠に向かって行ったのでありました。
以降、実際の走行記となります。
2. 神戸港→新石切駅→暗峠の山登り区間の手前まで
01-神戸港のフェリーの中より (8:15頃)
今回ブログ主は朝8時頃に神戸港に到着した後、すぐ近くの六甲アイランド北ICより阪神高速5号湾岸線に入り、天保山JCT→16号大阪港線→東大阪JCT(直進)→13号東大阪線と来て、第二阪奈に入る手前の水走ICで高速を降ります。
新石切駅付近から近鉄奈良線ガード付近の地図
そして水走ICからは、すぐ近くの新石切駅付近より国道170号線を南下し、箱殿交差点より国道308号線を暗峠方面に向かっていきます。
02-新石切駅 (8:55頃)
水走ICを降りると右手に新石切駅が見えてきます。この駅前の交差点を右折し、国道170号線を南下します。
03-箱殿交差点を左折します
そして国道170号線を800m程進んだところの箱殿交差点を左折します。ここから国道308号線の単独区間に入ります。
04-箱殿東交差点
ここは東高野街道とぶつかるところですが、五叉路の交差点となっていて判りにくい状況になっています。暗峠方面は、写真で言う右斜め前の方の道に進みます。
05-住宅街の中の交差点1
住宅街の道を進んでいきます。
06-住宅街の中の交差点2
同じく住宅街の道を進んでいきます。
07-山が近づいてきました
08-近鉄奈良線のガードをくぐります
09-ガードをくぐった先の光景
国道308号線は車の離合も出来ないような狭い道のため、一部区間に一方通行が存在することは事前情報として知っていました。ここがその区間と思わしきところですが、この先どう進めば良いのかぱっと見では判らない初見殺し状態になっています。
10-ガード下にバイクを駐車
そのためガード下に一旦バイクを止めて、近くの案内板を確認します。ちなみにこの段階からバイクはギアを入れて停車しないと、バイクが動いてしまいそうな坂道状態になっていました。
11-案内板のかたまり
いろんな案内が出ています。ブログ主は国道308号線を進んできたつもりですが、国道308号はこのまままっすぐの向きで間違いはないようです。なお、目の前を横切っている線路沿いの道が県道170号線になっています。
12-直進方向は進入禁止
しかしこの先の国道308号線方面は進入禁止のマークが掲げられています。
13-一方通行の迂回路案内
先程の案内板を見ると、この道は暗峠方面からの下り用の一方通行路のため、ここから暗峠方面に向かうには、一旦左の方を回って迂回するように指示されています。
14-バイクナビの一方通行警告
ちなみにバイクに付いているナビ(ZUMO660)も同じ警告を出していました。
大阪側の一方通行迂回路付近の地図
この迂回路付近の地図はこんな感じになっています。
15-迂回の指示に従って、線路沿いの左の道を進んで行きます
16-この先通り抜けできません
少し先を行ったところで右側を見ると「この先通り抜けできません」の看板が出ていました。右折ポイントはこの先ですが、先走ってここで曲がってしまう人が多いのではないかと思われます。
17-踏切の近くを右折
ここで右折しますが、「国道308号線(暗峠方面)はこちら」のような案内板はなかったようでした。
18-右折ポイントの角にある水道屋さん
(有)樋口工業という水道屋さんの建物が目安です。
19-東豊浦町の住宅街の中を通過
20-分岐点の案内板
暗峠方面は10m先を右側に進むようにとの案内が出ています。
21-10m先の右折ポイント
道なりに進むと絶対に左側に進んでしまいそうです。看板を見ていて良かったです。
22-路地裏を通っていきます
右に曲がった先は広くない生活道路でした。この写真の「止まれ」のところの道が国道308号線になります。
23-国道308号線に復帰します
先程の「止まれ」のところを左に曲がって、暗峠に向かって行きます。
一方通行トラップをようやく抜け出して、国道308号線に復帰しました。
3. 大阪側から暗峠を登ってみる
24-暗峠へ登り道
国道308号線に復帰してからも「いかにも生活道路」という感じな道が続きますが、住宅街を抜けてからは緑が広がります。またこの道はハイキングコースになっているということで、リュックを背負ってトレッキングシューズで歩いている人たちをそこかしこで見かける状態でした。
25-大阪側の路面(写真はもう少し上で撮影したもの)
暗峠付近の国道308号線を走ってまず感じたことは、この特異な路面。アスファルト舗装ではなく、コンクリートになっています。しかも○型の凹みが全面に散りばめられている上、ところどころで数センチの溝が道路を横切っています。
こうした路面は雨天時のグリップ力の向上や水はけを良くするための対策と考えられますが、当然乗り心地は良くないのが難点です。(まぁ、安全最優先なので仕方ありませんが)
26-暗峠への道(反対から)
ある程度坂を上ったところでバイクを止めて、来た道の反対側を撮影してみます。この辺りはまだまだ、どこにでもありそうなレベルの坂です。
27-一般国道308号・八土-100
このような看板をよく見かけたのですが、その意味は分かりませんでした…
28-もっとキツい坂の登り口
ここから先は見るからにキツめの坂が待ち受けています。
29-もっとキツい坂の途中から下を見たところ
ここまでの道も十分にキツい坂だと思いますが、ここから先はさらにキツい坂が待ち受けています。
30-最もキツい坂を登ったところで駐車
そして最もキツイ坂を登って、ちょっと落ち着いたところでバイクを止めます。
「ん? 一番キツいところの写真やレポートはどうした?」
と思われるかもしれませんが、はっきり言っておきますと一番傾斜のきつい区間は、とてもとても途中でバイクを止めて写真を撮れるような状況にありませんでした。どのくらいキツかったかというと、
・もし坂の途中で減速(ストール)して止まろうものなら転倒必至 (バイクに跨がったまま停止するなど絶対に不可)。
・アクセルをちょっと緩めただけで、急減速して逆走するんじゃないかと思う程の坂の傾斜の凄さ。
・そのため坂の途中でアクセルOFF&クラッチを切ってギアチェンジしようなどとはこれっぽっちも思わず、結構長い距離をローギアで走らざるを得ない状況。
…という感じでした。暗峠は噂に違わぬところでありました。
暗峠の最急勾配区間付近の地図
とはいえ、このまま先に進んではブログ的に面白くありません。せっかくここまで来たのですから、一番キツイ坂のところまで歩いて現場検証に向かいます。
31-来た道を下っていきます1
32-来た道を下っていきます2
33-そして例の最急勾配付近に到着します
34-暗峠の最急勾配付近を上から
この写真はトリックとか特殊なレンズを使っているとかではなく、ごく普通のコンパクトデジカメで撮影したものです。「なんで数メートル先の道がかなり下に見えるんですか?」と思われるかもしれませんが、実際にそうなんです。
ファミコン版のスペランカー(アクションゲーム。ちなみにブログ主は何十周もできます)では、主人公は下り坂に向かってジャンプするだけで死んでしまうようなキャラとしてネタにされていましたが、これを見ているとあながち間違いではないように思えました。もし走り幅跳びの選手が助走を付けてこの急勾配に飛び込もうものなら(※1)、命に関わる重大な問題になりかねないと思いました。
※1: そんな人などいません。
35-最急勾配付近とリュック1
坂の傾斜の凄さが判る比較ネタが欲しかったのですが、手元にあるのは愛用している防水リュックのみ。とりあえずこのリュックを坂道に置いて撮影してみます。
このリュックは高さが60cmはあるのですが、2mぐらいしか離れていない左隣の白ポールの付け根の方が、リュックの頭の部分よりも高いところに来ている点に注目してください。
36-最急勾配付近とリュック2
この区間はとんでもない傾斜がある上に、S字型のヘアピンカーブになっています。万が一、坂を下っている途中でブレーキが故障して利かなくなろうものなら、ガードレールを突き破って山の中に突っ込んでしまう恐れがあり、考えただけでも恐ろしくなります。
37-きっつい坂を歩いて登っていきます
一通り写真を撮ってバイクを置いた場所に戻っていきますが、当然のごとくキツい坂道が待ち受けています。ブログ主は手ぶらに近い状態で数百メールを歩いただけだったのですが、それでも足にくるぐらいの状態でした(哀)。
この後は暗峠の茶屋で一服した後、今度は奈良県側の道を下っていきます。
~その2に続く~
その2の41の写真のところが特にむっちゃ狭いところですが、夜間にレジアスで、よく無事に通過されましたね!
(車の運転が下手なブログ主は、あそこは無理です…)