【記事作成日:2014/4/6、現地訪問日:2013/8/10】
1. はじめに
2014年3月のJRダイヤ改正では、秋田新幹線全編成のE6系化や
寝台特急あけぼの号の定期運行廃止などがインパクトの大きな
変更点となっていますが、地味な変更点としては北海道新幹線の
工事に伴う、青函トンネル内の竜飛海底駅と吉岡海底駅の廃止が
挙げられます。
これら2つの海底駅は、以前は青函トンネルの見学ツアーで
訪問できたのですが、北海道側の吉岡海底駅は2006年には
見学が出来なくなり、残る竜飛海底駅も2013年11月10日で
見学ツアーが終了しました。
竜飛海底駅の見学ツアーが無くなることは2013年の夏に
プレスリリースされて鉄ちゃんに衝撃を与えたのですが
(ついに来るべき日が来たか…という感じですが)、
この報を受けて、一度は青函トンネルの見学に行って
みたかったブログ主は、今年(2014年)5月に廃止になる
江差線の木古内~江差間の訪問と併せて、昨年8月に
(半ば慌てて)北海道と青函トンネルの旅に出かけてきました。
このエントリでは、そのときの旅行の中で竜飛海底駅の
見学ツアーのときの写真等を載せたいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/1a/7f7d388340cce3cdef9667c3206cc6ba.jpg)
在りし日の時刻表の地図より
2. 竜飛海底駅の見学整理券について
2013年8月当時、竜飛海底駅を見学するには、
・竜飛1コース: 函館→竜飛海底駅→函館
・竜飛2コース: 新青森→竜飛海底駅→新青森
のいずれかの竜飛海底駅見学整理券(大人2040円)を
入手した上で、竜飛海底駅に臨時停車する決められた
特急白鳥号に乗る必要がありました。
<参考:当時の時刻表の写真>
・竜飛海底駅見学整理券について
・竜飛1コースについて
・竜飛2コースについて
見学整理券は、廃止発表後より入手しづらくなり、
11月に近づくほど(特に週末は)プラチナチケットと
なっていきました。
通常、JRの指定席は1ヶ月前の午前10時より発売開始ですが
見学整理券は1ヶ月前の「0時」から発売されていたので、
知ってる人は一般人に先がけてGETすることができたようです。
ただし後日、10時発売になったようですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/39/c862176dc562cbe19b54015a9d36a5f7.jpg)
見学整理券と竜飛海底駅発着の自由席特急券
私はこの旅行の時は南北海道フリーきっぷを持っていたので
竜飛海底駅には(自由席に乗る分には)追加料金無しで特急
白鳥号に乗ることは出来ました。
しかし「竜飛海底」の駅名の入った切符が買えるのも
これで最後なので、記念に自由席特急券だけ追加で
買ってしまいました。
ただし記念用途なので、正直なところは営業距離が50km以内の
(お安い)「木古内⇔竜飛海底」間の特急券でよかったのですが、
どうも竜飛1コース用の特急券は函館発着分しかシステム上は
発券できないようで、結局100km以内の特急券を買うハメに
なってしまいました。
3. 竜飛海底駅を見学してみる
ここからが当日(2013/8/10)の旅行記録になります。
実はブログ主は当初、8/9は江差線を乗った後で札幌で一泊し
翌朝(8/10)は小樽・ニセコ回りの函館本線(山線)を走る特急
ヌプリ号に乗った上で青函トンネルに突入する予定でした。
しかし8/9は東北・南北海道地方は大災害クラスの大雨となり、
海峡線が止まるわ、函館本線は線路が雨で流されるわで
札幌までたどり着けず、しかもお盆前の混雑時期で函館の
ホテルも取れず、森まで行って一泊するはめに。(;´Д`)
森まで行ったのであれば、大好物である「いかめし」を
食べたかったのですが、森到着時には完売となっており、
それすら食べられないという散々な目に遭いました(哀)。
8/10は朝5時台に森駅を出る始発の函館行き普通列車に乗り、
五稜郭駅より江差行きの普通列車に乗って江差まで行き、
そこから木古内に戻って昼食を取った後、木古内を12:47に
出発するスーパー白鳥30号に乗り、13:14頃に竜飛海底駅に
降り立ちました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/65/296d10f5007eeea4129bb72c1199a576.jpg)
01木古内駅
この日は北海道でも汗ばむような夏空でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/0b/ab773f5daa8c193fa5c49125c9a57fab.jpg)
02竜飛海底駅前 (↑著しい手ぶれ)
木古内駅から自由席に乗り込みますが、幸いにして
窓側席に着席することができました。
見学券には「トンネル見学者は2号車に乗るべし」との
記載があり、白鳥号の中でも
「竜飛海底駅では2号車前方のドアしか開かないので、
見学者は事前に2号車に集合すること」
「見学券を持たない人は下車できません」
との車内放送がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/ac/43087700a8d28edadb30bdff818500fe.jpg)
03竜飛海底駅に下車
竜飛海底駅に到着すると、乗務員が2号車だけのドアを
手動で開け、それに続き、近くで待機していた見学者
数十名がぞろぞろとホームに降り立ちます。
(下車の際、見学券のチェックはありませんでした)
そして見学者が全員降りたのを確認して乗務員さんがドアを
閉めようとしたところ、ホームに降りて写真を撮っていた
鉄ヲタ1名が電車に乗り込み、乗務員さんから一喝されます。
(一喝されて本当に「あうあう」言っていました)
車内では「見学者以外は下車できません」と散々アナウンス
されていたのに、こういうルールを守らないキモヲタが
いることが、一鉄道ファンとしてとても残念です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/66/44b04b767858da765199e8395e370450.jpg)
04一旦ベンチに移動
ホームは狭いので一度広い場所に出ます。案内人さん曰く
「誰も盗る人はいませんから」(←そりゃそうだ)ということで、
スーツケース等の荷物は一旦ここに置いて行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/d7/b9765ad940866f82e1d112c27a4703f0.jpg)
05竜飛海底駅のホーム1
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/56/5700dda3567839e8cd4f731332e755df.jpg)
06竜飛海底駅のホーム2
横幅の広い新幹線を通すために、今後ホームを削る工事を
行うとの説明がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/6c/a05165621b1bddf6e6cfd8c9b530dad3.jpg)
07探検スタート
ここから長いトンネルの坑道を歩いて進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/56/06ac582c61d4a568e5e6e4a32420f831.jpg)
08荷物棚
一応鍵のかけられる荷物棚があります。
(時刻表付き)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/a1/66ffd9a00d7171f302efff1934dbfc29.jpg)
09竜飛海底駅の案内板
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/c3/541831286e5847c23a252346e66f4cc4.jpg)
10竜飛定点
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/6c/4111c5a0fc726e802a43577253d97b1e.jpg)
11ひたすらトンネルを歩きます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/99/6019cbc79b0735323e84c480081cbcfb.jpg)
12分岐点に到達
迷子になると抜け出せない可能性があるため(マジ)、
前の人にしっかりと付いていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/49/a8efcc8a25712d9c183f0038178069be.jpg)
13トロッコ用レール跡
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/82/b2cc7b4b18f7a9d5181c0c776fea1e73.jpg)
14作業員用の自転車を発見
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/30/b7621be620fb495c57e6b111e8622fbd.jpg)
15竜飛海底ワールド
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ee/7d61b9c4b29e2f95bb1ec7849fc392df.jpg)
16トンネルの解説
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/27/eb3ece3c4e50014c91141bca4b42efe0.jpg)
17さび付いた観光設備
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/1c/854360af82a149ac47ce9213908aa9b7.jpg)
18使用不可トイレ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/23/3033c9acc779a15c07b662c7e1711014.jpg)
19使用可能トイレ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/0b/109e5e07c536579f8e6ba36362bf4d39.jpg)
20さび付いたジオラマ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/81/e3d8f5b59e12a1202e73b4dae8cfc1a9.jpg)
21竜宮水族館
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/87/aab1ca837f1063ff1b7afb8a09b46c2a.jpg)
22バッジ(後で回収)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/cd/b0b97271b302e88bdf0c4326a901300e.jpg)
23長いベンチ
この辺りの空間は、トンネル火災等の緊急トラブルで
竜飛海底駅で下車した乗客が逃げ込む場所になっていて
前述のトイレや、腰をかけるベンチが設けられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/ac/db4309e9a2cb20bdface0e71b1bf2e4b.jpg)
24写真展
ベンチの向こうには写真が数多く飾られています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/b5/6a1a8246964d3e29e28925e17b1de637.jpg)
25見たことある絵柄だけど、誰の絵だろう?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/3b/2145b5a17171ffd57fcfb40f858943af.jpg)
26ドアオープン
途中、操作を行わないと開かない扉があります。
(ブーブーとブザー音が鳴っていました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/ac/5c99c5275205651c32b4e9db06c1f32e.jpg)
27体験坑道(出口)
実際にトンネルを掘っていた設備等があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/66/8e789a637c246cbaf140d00c00fc3d8c.jpg)
28貫通
出口から入ったので、貫通が最初に見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/6d/0948573bbf0b51799666ad44762f67a0.jpg)
29作業員
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/3a/3a51644e75b2dd1a13161b6f34224024.jpg)
30工事機械
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/25/dc3ce282e1b439e883dd76d770665d0c.jpg)
31竜飛・吉岡23.1km
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/7b/dd37bd3eb8246a1a758d3a10a9f210db.jpg)
32体験坑道駅
ここからはケーブルカーで地上の記念館に向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/2d/56dd9fa6abd32c7ed018aa2711c6849b.jpg)
33駅の途中
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/4f/85841080ae647f14eb03e6f6422e6bd3.jpg)
34階段
ケーブルカーの横には階段があって、緊急時は徒歩でも
上り下りできるのですが、こんな長大な階段なんて
歩きたくないです…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/3a/9b8340882b9b470d87188bee5dfedd0c.jpg)
35青函トンネル記念館駅に到着
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/45/79866147c201616147c61b3a454d7618.jpg)
36駅時刻表
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/04/379dca58b98f72de5d3bc88f8451e502.jpg)
37記念館の中に向かいます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/b1/9f4b6d12571ccbbc4f882d581172d310.jpg)
38展示ホール
展示ホールは有料ですが、(ケーブルカー往復分も含めて)
見学コースに含まれているため、追加料金不要で中に入る
ことが出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/f1/cf02ff3022b65ad59e763ba7fb848da3.jpg)
39展示ホール内
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/68/79e486b98e994680b8e16400902e3963.jpg)
40集合場所
ここで集合時間を確認して、自由行動タイムとなります。
展示ホールを見たり、竜飛岬に足を運んだり、このまま
ここで休憩する人に別れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/4e/1e7a4504be88ebc7fc7e2a1ed06dd224.jpg)
41展望台へ
せっかくなので、私は竜飛岬に行ってみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/ae/b79cbf972dacbec5af7f9093c59f2f2c.jpg)
42アジサイの花
8月ですが、きれいなアジサイが咲いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/8c/0ea13bab1ea1b1e4541ebe58a77ba337.jpg)
45案内板
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/98/e3a086d60ec5788ed0e21ddfdda17d87.jpg)
46もうちょい
記念館から竜飛岬の展望台までは、階段や坂道など、
ちょっと高低差のある道のりを10分ほど歩きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/db/76a76cdc5440da65990ce81d26764b91.jpg)
47展望台に到着
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/3d/981fcdcae240595267a03caeb31c753e.jpg)
48津軽海峡を挟んで北海道が見えます
ここは、なかなか景色のよいところでした。
もしこの記念館に来られるのであれば、ちょっと歩きますが
この展望台まで足を運んでみることをお勧めします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/37/a9b4d1e08848dcc3dd42ac538d8d2d61.jpg)
49記念館に戻って、観光地らしい記念メダルを作ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/df/df4bfcc9d2ffe75ef182f60bc0b52fac.jpg)
50再びケーブルカーで地下に潜ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/2e/1721b1fafabf2b085cee26215ec0833d.jpg)
51地下の公衆電話案内
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/a9/bf403cda80c5f041dfd8c38f1d09cee2.jpg)
52今時珍しいピンク電話
電話はかけなかったのですが、今思えば、
せっかくだから実家にでも電話すればよかったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/d3/24ab189b17a2087dd6e0bddadcc1cb40.jpg)
53荷物を回収してホームに向かいます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/99/dd668a0e01ab5cd78c09ed44b257eeb6.jpg)
54担架
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/3e/39bd6fd164f75a15553b16b40cb240fd.jpg)
55誘導路
帰りは線路の下をくぐる感じで誘導路を通り、
来たときと反対側のホームに向かいます。
その後、485系の(スーパーでない古い)白鳥号で再び函館方面に
向かいますが、この日はお盆前の休日ということもあり、
指定席・自由席は全て満席で、木古内までの30分以上を
デッキに立って進むことになりました。(;´Д`)
デッキすら人でいっぱいの状態でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/74/b59d7f983da4337fad070280f5305373.jpg)
56帰りの白鳥
帰りは木古内からスーパー白鳥号(789系)の指定席に乗って
新青森に向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/79/3d0fc729429896346133e80715301a37.jpg)
57座席テーブル
座席のテーブルにはどの列車が、何時何分頃に青函トンネルの
主要ポイントを通過するのかが書かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/c9/c4f536cfe773c1e8e92e1aafdb9c72d1.jpg)
58通過時刻(クリックで拡大)
その後、ブログ主は新青森から人生初グラングラスに乗って
家路に就くのでありました。
1. はじめに
2014年3月のJRダイヤ改正では、秋田新幹線全編成のE6系化や
寝台特急あけぼの号の定期運行廃止などがインパクトの大きな
変更点となっていますが、地味な変更点としては北海道新幹線の
工事に伴う、青函トンネル内の竜飛海底駅と吉岡海底駅の廃止が
挙げられます。
これら2つの海底駅は、以前は青函トンネルの見学ツアーで
訪問できたのですが、北海道側の吉岡海底駅は2006年には
見学が出来なくなり、残る竜飛海底駅も2013年11月10日で
見学ツアーが終了しました。
竜飛海底駅の見学ツアーが無くなることは2013年の夏に
プレスリリースされて鉄ちゃんに衝撃を与えたのですが
(ついに来るべき日が来たか…という感じですが)、
この報を受けて、一度は青函トンネルの見学に行って
みたかったブログ主は、今年(2014年)5月に廃止になる
江差線の木古内~江差間の訪問と併せて、昨年8月に
(半ば慌てて)北海道と青函トンネルの旅に出かけてきました。
このエントリでは、そのときの旅行の中で竜飛海底駅の
見学ツアーのときの写真等を載せたいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/1a/7f7d388340cce3cdef9667c3206cc6ba.jpg)
在りし日の時刻表の地図より
2. 竜飛海底駅の見学整理券について
2013年8月当時、竜飛海底駅を見学するには、
・竜飛1コース: 函館→竜飛海底駅→函館
・竜飛2コース: 新青森→竜飛海底駅→新青森
のいずれかの竜飛海底駅見学整理券(大人2040円)を
入手した上で、竜飛海底駅に臨時停車する決められた
特急白鳥号に乗る必要がありました。
<参考:当時の時刻表の写真>
・竜飛海底駅見学整理券について
・竜飛1コースについて
・竜飛2コースについて
見学整理券は、廃止発表後より入手しづらくなり、
11月に近づくほど(特に週末は)プラチナチケットと
なっていきました。
通常、JRの指定席は1ヶ月前の午前10時より発売開始ですが
見学整理券は1ヶ月前の「0時」から発売されていたので、
知ってる人は一般人に先がけてGETすることができたようです。
ただし後日、10時発売になったようですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/39/c862176dc562cbe19b54015a9d36a5f7.jpg)
見学整理券と竜飛海底駅発着の自由席特急券
私はこの旅行の時は南北海道フリーきっぷを持っていたので
竜飛海底駅には(自由席に乗る分には)追加料金無しで特急
白鳥号に乗ることは出来ました。
しかし「竜飛海底」の駅名の入った切符が買えるのも
これで最後なので、記念に自由席特急券だけ追加で
買ってしまいました。
ただし記念用途なので、正直なところは営業距離が50km以内の
(お安い)「木古内⇔竜飛海底」間の特急券でよかったのですが、
どうも竜飛1コース用の特急券は函館発着分しかシステム上は
発券できないようで、結局100km以内の特急券を買うハメに
なってしまいました。
3. 竜飛海底駅を見学してみる
ここからが当日(2013/8/10)の旅行記録になります。
実はブログ主は当初、8/9は江差線を乗った後で札幌で一泊し
翌朝(8/10)は小樽・ニセコ回りの函館本線(山線)を走る特急
ヌプリ号に乗った上で青函トンネルに突入する予定でした。
しかし8/9は東北・南北海道地方は大災害クラスの大雨となり、
海峡線が止まるわ、函館本線は線路が雨で流されるわで
札幌までたどり着けず、しかもお盆前の混雑時期で函館の
ホテルも取れず、森まで行って一泊するはめに。(;´Д`)
森まで行ったのであれば、大好物である「いかめし」を
食べたかったのですが、森到着時には完売となっており、
それすら食べられないという散々な目に遭いました(哀)。
8/10は朝5時台に森駅を出る始発の函館行き普通列車に乗り、
五稜郭駅より江差行きの普通列車に乗って江差まで行き、
そこから木古内に戻って昼食を取った後、木古内を12:47に
出発するスーパー白鳥30号に乗り、13:14頃に竜飛海底駅に
降り立ちました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/65/296d10f5007eeea4129bb72c1199a576.jpg)
01木古内駅
この日は北海道でも汗ばむような夏空でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/0b/ab773f5daa8c193fa5c49125c9a57fab.jpg)
02竜飛海底駅前 (↑著しい手ぶれ)
木古内駅から自由席に乗り込みますが、幸いにして
窓側席に着席することができました。
見学券には「トンネル見学者は2号車に乗るべし」との
記載があり、白鳥号の中でも
「竜飛海底駅では2号車前方のドアしか開かないので、
見学者は事前に2号車に集合すること」
「見学券を持たない人は下車できません」
との車内放送がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/ac/43087700a8d28edadb30bdff818500fe.jpg)
03竜飛海底駅に下車
竜飛海底駅に到着すると、乗務員が2号車だけのドアを
手動で開け、それに続き、近くで待機していた見学者
数十名がぞろぞろとホームに降り立ちます。
(下車の際、見学券のチェックはありませんでした)
そして見学者が全員降りたのを確認して乗務員さんがドアを
閉めようとしたところ、ホームに降りて写真を撮っていた
鉄ヲタ1名が電車に乗り込み、乗務員さんから一喝されます。
(一喝されて本当に「あうあう」言っていました)
車内では「見学者以外は下車できません」と散々アナウンス
されていたのに、こういうルールを守らないキモヲタが
いることが、一鉄道ファンとしてとても残念です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/66/44b04b767858da765199e8395e370450.jpg)
04一旦ベンチに移動
ホームは狭いので一度広い場所に出ます。案内人さん曰く
「誰も盗る人はいませんから」(←そりゃそうだ)ということで、
スーツケース等の荷物は一旦ここに置いて行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/d7/b9765ad940866f82e1d112c27a4703f0.jpg)
05竜飛海底駅のホーム1
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/56/5700dda3567839e8cd4f731332e755df.jpg)
06竜飛海底駅のホーム2
横幅の広い新幹線を通すために、今後ホームを削る工事を
行うとの説明がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/6c/a05165621b1bddf6e6cfd8c9b530dad3.jpg)
07探検スタート
ここから長いトンネルの坑道を歩いて進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/56/06ac582c61d4a568e5e6e4a32420f831.jpg)
08荷物棚
一応鍵のかけられる荷物棚があります。
(時刻表付き)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/a1/66ffd9a00d7171f302efff1934dbfc29.jpg)
09竜飛海底駅の案内板
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/c3/541831286e5847c23a252346e66f4cc4.jpg)
10竜飛定点
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/6c/4111c5a0fc726e802a43577253d97b1e.jpg)
11ひたすらトンネルを歩きます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/99/6019cbc79b0735323e84c480081cbcfb.jpg)
12分岐点に到達
迷子になると抜け出せない可能性があるため(マジ)、
前の人にしっかりと付いていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/49/a8efcc8a25712d9c183f0038178069be.jpg)
13トロッコ用レール跡
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/82/b2cc7b4b18f7a9d5181c0c776fea1e73.jpg)
14作業員用の自転車を発見
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/30/b7621be620fb495c57e6b111e8622fbd.jpg)
15竜飛海底ワールド
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ee/7d61b9c4b29e2f95bb1ec7849fc392df.jpg)
16トンネルの解説
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/27/eb3ece3c4e50014c91141bca4b42efe0.jpg)
17さび付いた観光設備
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/1c/854360af82a149ac47ce9213908aa9b7.jpg)
18使用不可トイレ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/23/3033c9acc779a15c07b662c7e1711014.jpg)
19使用可能トイレ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/0b/109e5e07c536579f8e6ba36362bf4d39.jpg)
20さび付いたジオラマ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/81/e3d8f5b59e12a1202e73b4dae8cfc1a9.jpg)
21竜宮水族館
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/87/aab1ca837f1063ff1b7afb8a09b46c2a.jpg)
22バッジ(後で回収)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/cd/b0b97271b302e88bdf0c4326a901300e.jpg)
23長いベンチ
この辺りの空間は、トンネル火災等の緊急トラブルで
竜飛海底駅で下車した乗客が逃げ込む場所になっていて
前述のトイレや、腰をかけるベンチが設けられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/ac/db4309e9a2cb20bdface0e71b1bf2e4b.jpg)
24写真展
ベンチの向こうには写真が数多く飾られています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/b5/6a1a8246964d3e29e28925e17b1de637.jpg)
25見たことある絵柄だけど、誰の絵だろう?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/3b/2145b5a17171ffd57fcfb40f858943af.jpg)
26ドアオープン
途中、操作を行わないと開かない扉があります。
(ブーブーとブザー音が鳴っていました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/ac/5c99c5275205651c32b4e9db06c1f32e.jpg)
27体験坑道(出口)
実際にトンネルを掘っていた設備等があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/66/8e789a637c246cbaf140d00c00fc3d8c.jpg)
28貫通
出口から入ったので、貫通が最初に見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/6d/0948573bbf0b51799666ad44762f67a0.jpg)
29作業員
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/3a/3a51644e75b2dd1a13161b6f34224024.jpg)
30工事機械
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/25/dc3ce282e1b439e883dd76d770665d0c.jpg)
31竜飛・吉岡23.1km
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/7b/dd37bd3eb8246a1a758d3a10a9f210db.jpg)
32体験坑道駅
ここからはケーブルカーで地上の記念館に向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/2d/56dd9fa6abd32c7ed018aa2711c6849b.jpg)
33駅の途中
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/4f/85841080ae647f14eb03e6f6422e6bd3.jpg)
34階段
ケーブルカーの横には階段があって、緊急時は徒歩でも
上り下りできるのですが、こんな長大な階段なんて
歩きたくないです…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/3a/9b8340882b9b470d87188bee5dfedd0c.jpg)
35青函トンネル記念館駅に到着
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/45/79866147c201616147c61b3a454d7618.jpg)
36駅時刻表
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/04/379dca58b98f72de5d3bc88f8451e502.jpg)
37記念館の中に向かいます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/b1/9f4b6d12571ccbbc4f882d581172d310.jpg)
38展示ホール
展示ホールは有料ですが、(ケーブルカー往復分も含めて)
見学コースに含まれているため、追加料金不要で中に入る
ことが出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/f1/cf02ff3022b65ad59e763ba7fb848da3.jpg)
39展示ホール内
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/68/79e486b98e994680b8e16400902e3963.jpg)
40集合場所
ここで集合時間を確認して、自由行動タイムとなります。
展示ホールを見たり、竜飛岬に足を運んだり、このまま
ここで休憩する人に別れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/4e/1e7a4504be88ebc7fc7e2a1ed06dd224.jpg)
41展望台へ
せっかくなので、私は竜飛岬に行ってみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/ae/b79cbf972dacbec5af7f9093c59f2f2c.jpg)
42アジサイの花
8月ですが、きれいなアジサイが咲いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/8c/0ea13bab1ea1b1e4541ebe58a77ba337.jpg)
45案内板
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/98/e3a086d60ec5788ed0e21ddfdda17d87.jpg)
46もうちょい
記念館から竜飛岬の展望台までは、階段や坂道など、
ちょっと高低差のある道のりを10分ほど歩きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/db/76a76cdc5440da65990ce81d26764b91.jpg)
47展望台に到着
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/3d/981fcdcae240595267a03caeb31c753e.jpg)
48津軽海峡を挟んで北海道が見えます
ここは、なかなか景色のよいところでした。
もしこの記念館に来られるのであれば、ちょっと歩きますが
この展望台まで足を運んでみることをお勧めします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/37/a9b4d1e08848dcc3dd42ac538d8d2d61.jpg)
49記念館に戻って、観光地らしい記念メダルを作ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/df/df4bfcc9d2ffe75ef182f60bc0b52fac.jpg)
50再びケーブルカーで地下に潜ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/2e/1721b1fafabf2b085cee26215ec0833d.jpg)
51地下の公衆電話案内
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/a9/bf403cda80c5f041dfd8c38f1d09cee2.jpg)
52今時珍しいピンク電話
電話はかけなかったのですが、今思えば、
せっかくだから実家にでも電話すればよかったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/d3/24ab189b17a2087dd6e0bddadcc1cb40.jpg)
53荷物を回収してホームに向かいます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/99/dd668a0e01ab5cd78c09ed44b257eeb6.jpg)
54担架
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/3e/39bd6fd164f75a15553b16b40cb240fd.jpg)
55誘導路
帰りは線路の下をくぐる感じで誘導路を通り、
来たときと反対側のホームに向かいます。
その後、485系の(スーパーでない古い)白鳥号で再び函館方面に
向かいますが、この日はお盆前の休日ということもあり、
指定席・自由席は全て満席で、木古内までの30分以上を
デッキに立って進むことになりました。(;´Д`)
デッキすら人でいっぱいの状態でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/74/b59d7f983da4337fad070280f5305373.jpg)
56帰りの白鳥
帰りは木古内からスーパー白鳥号(789系)の指定席に乗って
新青森に向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/79/3d0fc729429896346133e80715301a37.jpg)
57座席テーブル
座席のテーブルにはどの列車が、何時何分頃に青函トンネルの
主要ポイントを通過するのかが書かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/c9/c4f536cfe773c1e8e92e1aafdb9c72d1.jpg)
58通過時刻(クリックで拡大)
その後、ブログ主は新青森から人生初グラングラスに乗って
家路に就くのでありました。
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