ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

「ゆる山」さんと雲霧霞雨之介の、神坂・富士見台山行 その3:富士見台山頂に夕刻と翌早朝の二度登る

2022-08-27 04:30:25 | 草花
今回の山行の第一目的は、高いところから眺める星空観賞でした。
この神坂峠・富士見台の近くには「日本一綺麗な星空が眺められる」という謳い文句の「ヘブンスそのはら」の近くでありますし、
富士見台の山頂でしたら、その場所よりも100メートルほど標高の高い場所であります。
ここから眺める夜空ならきっと申し分ないに違いなと思ってこの地点を選んだのでした。
22日は夜空の天の川、そして翌日早朝にはISS(国際宇宙ステーション)の航行が4分半にわたって見られるはずですし、
その時刻の東から南の空にかけては細い月と金星・木星・土星と火星も見えるはずです。
そしてなんといっても南アルプスの峰々がばっちり見える筈で、そんなことを大いに期待して乗り込んできたのです。

(ところが、その全てにおいてアテが外れて、その点では後に心を残す結果になりましたが、それは次なる機会に期待です。)

22日14時36分 ↓

避難小屋の上部にもう一棟避難小屋がありますが、やや小さくて、トイレが付いていないのでその小屋は選びませんでした。
下の小屋の中で二人して雨のやむのを待っています。



上と同じ時間 ↓

目の前に小高い丘の笹原があり、最上部には避雷針が建っています。雨は降ったり止んだりを繰り返しています。



15時26分 ↓

雨具を持って、思い切って富士見台山頂まで行ってみることにしました。道のわきで、笹原の中でササユリの実を見ました。
(この付近でウメバチソウの葉も見ましたが、それは花が付いていなかったので写真に撮りませんでした。)



15時29分 ↓

すぐに雨が降って来て霧の中に入っていきます。



15時40分 山頂着 ↓



山頂に居たときは雨が止んでいたのですがガスが濃くて、視界が得られません。
そんな中で、粘っていましたが状況は好転することがありませんでしたので、小屋に戻ります。


17時35分 つかの間の青空 ↓

ほんの一瞬だけですが、こんな空になることもあるので、晴れ上がることを期待してしまいましたが、以後も変わることなく雨は断続的に降ったり止んだりしています。


タバコ吸いタイム ↓

「ゆる山」さんはタバコ吸いですが、密閉空間での喫煙はしないそうで、こういう解放空間では美味しそうに吸っています。

雨は夜通し降っているようです。

未だ明るさの残るうちに簡単に夕食を済ませ、(小生は持参した百匁ロウソクを灯してみました。結構長持ちしますね。)
午後9時半を就寝タイムにしました。

翌朝は「ゆる山」さんの腕時計が午前3時半に鳴って起こしてくれました。

雨は上がっているようですが、あたりは霧に包まれています。頑張って支度をして富士見台の山頂に向かいます。

山頂についた時間がISSの航行が見える時間ですが、こんな空模様ではもちろん見ることはできません。

23日早朝04時23分:山頂から見る中津川市街の明かり ↓



この辺で月の出る時間と方角や太陽の出る時間などを確認します。

(出典は「こよみのページ」より)



05時00分:黎明の東空 ↓

やはり月は見えませんでしたし、星はなおさらのことでした。 (一つアルクトィルスだけがチラリと見えたようです。)



南アルプス北部の山 ↓

遠くに南アルプス北部の山嶺がぼんやり見えていました。

下に確認用にカシミールの描画CGを載せます。 ↓
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ゆる山」さんと雲霧霞雨之介の、ニートで至福な富士見台山行 その2:年寄りのあぶら汗

2022-08-26 04:18:13 | 草花
「年寄りの冷や水」という言葉はありますが、この山行では短い距離なのに両年寄りが「あぶら汗」を流して、多荷で重くなってしまった荷物を「歩荷」して担ぎ上げています。
ここで再度の紹介になりますが、クーラーボックスを持ってきた「ゆる山」さんは、小生の会社勤め時代の先輩であり(小生の方が年長なんですが)、上司であり続けたお方でありました。頭脳明晰であり、それでいて部下の話をよく聞き、常に判りやすい指示を出してくれた方で、会社の最上部に登り詰めてからも変わることがありませんでした。
それに対してドジでのろまの代表格の小生ですので、彼に勝るのは年齢だけなんですが、意外なことに両者の波長がよく合って、それが今に続いてきたわけです。
今回持ち込まれた重たいクーラーボックスは、まるで”打ち出の小槌”のようなもので、ふたを開けると、出るわ出るわ・・・・たくさんのお宝がどんどん出て来るわけですが、それは担ぎ終えた後で小屋でボックスを開けるまでは判ってはいません。
重たいだけでなく、その大きさと、形状が登山向きではなくて、ここに二人のあぶら汗の原因がありました。
しかし、望んで持ってきたものですので、なんとか山上まで運んでしまおう、と結構このハードな状況を楽しんでもいる次第です。

山道で見る イタドリ ↓

この山域には日本海要素のオオイタドリもありますが、この山道沿いではイタドリばかりを見ました。



”アカバナ” ↓

アカバナの仲間も一種類見ました。詳しい種小名は求めません。



ウド ↓

こんな場所にもウドがあります。念の為に葉をちぎって嗅いで見ると、確かにウドの香りがしています。



ノギラン ↓

ノギランの花も雑然とした感じで見えました。



リンドウ ↓

これはオヤマリンドウでしょうか? 枯れているように見えますので、花の後なんでしょうか?それともこれから咲いてくるのか?
この判断がつきませんでした。



歩荷休み ↓

「ゆる山」さんが荷物を置いて一休み入れています。やっと追いつきましたので、交代して今度は小生がクーラーボックスを持つ
ことになりますが、そうした記憶が失せてしまっています。かなりハードな歩荷作業でしたので、他のことはぶっ飛んでしまった
可能性があります。



再び「ゆる山」さんによる歩荷 ↓

「ゆる山」さんによる歩荷が繰り返されます。手に提げ持つのは重量物なだけに長続きはしません。
目指す稜線が確実に近づいてきています。


やっと稜線に到着 ↓

稜線に到着したときには空の模様は全天曇り空に変わっていて、雨がぽつぽつと降りだしてくる始末です。
稜線直下に今晩泊まる無人の避難小屋があるはずでしたが、見当たらずにちょっと慌てましたが、それは小生の記憶違いであり、
もう少し先の山襞の部分にありました。
近い場所ですので、小雨の中を雨具を付けずに、小屋を目指して歩いてしまいます。



神坂(みさか)避難小屋着 ↓

木造のこじんまりした無人の小屋に着き、中を覗きます。以前見たときのように、小屋内は比較的きれいになっています。
入口付近の砂のザラつきを備え付けの箒で掃いて、さっぱりとさせます。



”店開き” ↓

重たい荷物から解放されて、「ゆる山」さんは早速荷物を出して並べ始めます。
幸いなことに今晩此処にお世話になる宿泊者は小生たちだけで、「貸し切り」のようですから、大っぴらに並べても大丈夫のようです。

小生は蚊取り線香に火をつけて、小屋内に居るかもしれない害虫に退去してもらいます。


本格的な雨 ↓

雨の粒が落下する様子を撮れないか試し撮りしました。緑の葉の暗い部分で雨の筋が少しだけ見えるようです。



雨宿り ↓

砂地の地面にも雨水がたまり始める程の降りようになっていました。
雨が上がれば、青空が見える・・・・・そんな欲張りなことを願いながら、雨雲が通り過ぎるのを待ちます。
この避難小屋から15分ほど先に富士見台の山頂がありますので、雨が上がったらそこに行くつもりで、雨を見ながら、近頃の
身の上話を交えて話し込んで、時を過ごします。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ゆる山」さんと雲霧霞雨之介の行く、ニートで至福な富士見台星見山行 その1:天気予報に乗せられて

2022-08-24 22:09:36 | 草花
この22日と23日は晴天の続く予報が出ていましたので、満を持して山行きを決めました。
ところが、生憎なことに雲霧霞雨之介の本領発揮となり、雲や霧、果ては雨までをお友達にしてしまい、星見の面では全くアテが外れてしまいました。

日没の情景やら、23日の早朝に航行するISS(国際宇宙ステーション)を仰ぎ見ることもできず、ごく細くなった眉月の出るところを眺めることもできず、星空の片鱗すらも見ないままに敗退してきましたが、山行が終わった今は、意外なことに至福感に満たされています。
もしも、天の川を見て、撮影することが出来たなら、「雲霧霞雨之介」の名前を「空視奴(ソラシド)」と改名するつもりでいましたが、そこは本家本元の「ぶちょうほう」者のことゆえに、天気の幸運を呼び込めず、改名はなりませんでした。

今回は無人の避難小屋に泊まって一夜を過ごすことになっていますので、大変重装備になり、「ゆる山」さんは、大きなリュックのほかにクーラーボックスにどっさりと飲食料品や嗜好品を詰め込んで持ち、まるで「婿入りする」様ないでたちになっています。
雲霧霞雨之介の小生もリュックに収まり切れない炊事用品を手提げバッグに入れて持ち歩いています。
重いクーラーボックスは二人で交代に持つように決めて、最初は「ゆる山」さんがそれを前に抱えて歩き始めました。
小生は水場で今晩と明朝の炊事用の水を汲んでから後を追って歩き出します。
高齢者二人がとてもニートとは言えない「ハードな登山」の幕開けとなりました。
位置図 ↓

目指す富士見台は赤丸の部分になります。


行跡 ↓

GPSの電源を入れ忘れてしまい、データが飛び飛びになってしまいましたが、この山行は萬岳荘から北上する部分だけを歩く、ニートな山歩きの筈でした。 しかし、話が弾んで、その上にお得意の物忘れも手伝って、きちんとしたデータ取りがおろそかになりました。


山頂からの下り断面図 ↓

山頂から標高1600mほどのところの”駐車位置”までは足で下りましたが、それ以降は車で山下りをしています。



22日の車を置いた場所で
アキノキリンソウ ↓

黄色い花がきれいに咲いています。



ホツツジ ↓

道のわきに低木のホツツジにも花が来ていました。



ヨツバヒヨドリ ↓

今の時季ならアサギマダラが来て吸蜜する様子が見られても良いと思いますが、それどころか、今回は蝶々の姿を見た記憶がありません。



ノリウツギ ↓

ノリウツギの花は、このあと稜線に上がってからも見ました。



ネジバナ ↓

この花にも多くの場所で出逢いました。山の上の方でも見るとは驚きです。



萬岳荘 ↓

瀟洒な感じの建物が建っていて、どちらかと言えば見慣れてきた日本の山小屋とは一味違う雰囲気ですが、ここで一夜を明かすのも豪勢なものではないかと感じました。



先行する「ゆる山」さん ↓

「行けるところまで持って行く」と言って「ゆる山」さんが重いクーラーボックスを抱えて歩き出しました。
この時、小生は水場で炊事用の水を汲んでいます。



ヤマハハコ ↓

道端でヤマハハコの花を何度も見掛けます。この花は稜線上でも多く咲いていました。



萬岳荘から遠ざかる ↓

萬岳荘から遠ざかり高度を稼いでいきます。



標識 ↓

草に負けそうになって、ごちゃごちゃした標識があり、これはあまり良いお仕事をしてはいないようです。



初めのうちは舗装道路 ↓

まるで舗装道路のような至れり尽くせり感のある道を「これがどこまで続いてくれるか・・・?」と期待しながら歩いていきます。
「ゆる山」さんとだいぶ距離があるようですので、距離を詰めるよう頑張ります。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山に入る前に画像在庫の蔵出し

2022-08-22 04:53:06 | 草花
本日、一泊二日で山に入ります。
目的は星見のための山入りなんですが、どうも空の様子が心もとないようで、アテにしている天の川は見えない可能性もあります。
また、翌日(8/23日)の早朝はISSも見える筈なんですが、果たしてどうなるでしょうか。
出掛ける前に、撮り溜めた夜空の月や星の、いろいろな姿を蔵出ししておきます。

十六夜(いざよい)の月 ↓

これは13日晩のもので、満月と比べると右上がやや寂しくなっています。月齢は15.8。


立待月 ↓

8月14日のもので、月齢は16.8.。 右上がはっきり欠けてきていますね。



居待月 ↓ (この下の3枚はどれも15日に撮ったものです。)

出始めは赤さが濃く見えます。月齢17.8。

赤さが取れています ↓

少し時間が経って、同じ晩の月齢17.9の時のものです。

木星とともに ↓

そのときには(上と同じ月齢17.9)木星も明るく見えていました。



木星 ↓

木星を拡大して見ますと衛星も見えています。



エビスグサ ↓

十七日の朝にエビスグサに花が来ているのを見つけました。



ツルボにシジミチョウ ↓

ツルボのいくつも付いていない花にシジミチョウが来ていました。(羽を開いてくれないので何のシジミチョウなのか確認できません。)



18日の月 ↓

夜空の視界が悪い日が続き、やっと見えたのは三日後のことで、月もこんなに欠けていました。月齢20.9。



〇18日の星たち
木星衛星付き ↓


土星 ↓


夏の大三角 ↓


18日の晩は久しぶりに星が良く見えましたが、それからあとは21日の晩まで空の視界ははかばかしくはありません。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風一過:未だ天気は回復していませんが、とりあえず静かな夜となっています。

2022-08-14 04:54:53 | 草花
台風の進路が東にズレて呉れたお陰で、小生の住む西三河地方ではほとんど影響なくて、ほっとしてはいますが、ひそかにアテにしていた雨も記録に残るほどの降り方をしなかったようで、その点では不本意なお天気であった・・・というと、台風の災害に遭遇されたところには大変申し訳ない言い回しとなりましょうね。
しかし、雨は天の恵みという時もあれば、「時により 過ぐれば民の嘆きなり 八大竜王 雨やめたまへ 」・・・・源実朝の歌のように豪雨災害を引き起こすときもあります。
誠に他人事ならず。明日のわが身と思うにつけ、なんとか中くらいであって欲しいものだと願わずにはいられません。

外に出掛けていませんので、拙庭で見た草花の「今」を記します。
藤袴 ↓

フジバカマの草丈が大分大きくなりました。そろそろ蕾を付けてくるようです。



朝のユウスゲ ↓

ユウスゲは一夜花で、午後4時頃より花が開き始め、あたりが暗くなるころには花が開ききります。その晩はずっと咲き続けて、翌朝明るくなる頃には萎んでしまいます。毎朝その萎んだ花殻を摘み取るのが小生の仕事になっています。
そのあと、今晩咲く蕾がどんどん膨らんできますが、これはその準備中の姿です。



ワレモコウ ↓

家庭菜園の一番端に植えていますが、野草にとっては栄養過剰気味のようで、草丈が大きく育ち過ぎました。
それでも花の蕾を付けてきました。



ヒャクニチソウ ↓

名前の通りに花の時季が随分長いこの草もどうやら花の最盛期は過ぎて来たようです。



ツルボ ↓

ツルボの花が散漫に咲いています。来年は花の固まり方をもっと密度濃くしたいと思います。



アサガオ ↓

毎朝花を見ていますが、もう少し青く澄んだ色の花が見たいものです。



キュウリ ↓

ひと頃の勢い程ではありませんが、それでも実をつけ続けて呉れています。



ナス ↓

ナスもまだまだ収穫が続きます。最近は糠味噌漬けで頂く事が多くなりました。



枝豆 ↓

枝豆も収穫期に入って来ました。実は小粒ですが、新鮮であり、それなりの美味しさがあります。



サトイモ ↓

今年は思いのほか分球がされているようで、収穫期が楽しみです。



ナンテン ↓

玄関わきのナンテンにも実が付きました。これをそのまま放っておくと、実が赤くなった頃、いつの間にか野鳥に食べられてしまっています。



センボンヤリの閉鎖花 ↓

センボンヤリの秋花は閉鎖花で、春の花のような可憐さはありませんが、花後の枯淡の風情も味があります。



残暑お見舞い ↓

夏の集まり・・・・・残暑お見舞い申し上げます。(後列右端の爺様は小生であります。)
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする