ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

「ゆる山」さんと雲霧霞雨之介の行く、ニートで至福な富士見台星見山行 その1:天気予報に乗せられて

2022-08-24 22:09:36 | 草花
この22日と23日は晴天の続く予報が出ていましたので、満を持して山行きを決めました。
ところが、生憎なことに雲霧霞雨之介の本領発揮となり、雲や霧、果ては雨までをお友達にしてしまい、星見の面では全くアテが外れてしまいました。

日没の情景やら、23日の早朝に航行するISS(国際宇宙ステーション)を仰ぎ見ることもできず、ごく細くなった眉月の出るところを眺めることもできず、星空の片鱗すらも見ないままに敗退してきましたが、山行が終わった今は、意外なことに至福感に満たされています。
もしも、天の川を見て、撮影することが出来たなら、「雲霧霞雨之介」の名前を「空視奴(ソラシド)」と改名するつもりでいましたが、そこは本家本元の「ぶちょうほう」者のことゆえに、天気の幸運を呼び込めず、改名はなりませんでした。

今回は無人の避難小屋に泊まって一夜を過ごすことになっていますので、大変重装備になり、「ゆる山」さんは、大きなリュックのほかにクーラーボックスにどっさりと飲食料品や嗜好品を詰め込んで持ち、まるで「婿入りする」様ないでたちになっています。
雲霧霞雨之介の小生もリュックに収まり切れない炊事用品を手提げバッグに入れて持ち歩いています。
重いクーラーボックスは二人で交代に持つように決めて、最初は「ゆる山」さんがそれを前に抱えて歩き始めました。
小生は水場で今晩と明朝の炊事用の水を汲んでから後を追って歩き出します。
高齢者二人がとてもニートとは言えない「ハードな登山」の幕開けとなりました。
位置図 ↓

目指す富士見台は赤丸の部分になります。


行跡 ↓

GPSの電源を入れ忘れてしまい、データが飛び飛びになってしまいましたが、この山行は萬岳荘から北上する部分だけを歩く、ニートな山歩きの筈でした。 しかし、話が弾んで、その上にお得意の物忘れも手伝って、きちんとしたデータ取りがおろそかになりました。


山頂からの下り断面図 ↓

山頂から標高1600mほどのところの”駐車位置”までは足で下りましたが、それ以降は車で山下りをしています。



22日の車を置いた場所で
アキノキリンソウ ↓

黄色い花がきれいに咲いています。



ホツツジ ↓

道のわきに低木のホツツジにも花が来ていました。



ヨツバヒヨドリ ↓

今の時季ならアサギマダラが来て吸蜜する様子が見られても良いと思いますが、それどころか、今回は蝶々の姿を見た記憶がありません。



ノリウツギ ↓

ノリウツギの花は、このあと稜線に上がってからも見ました。



ネジバナ ↓

この花にも多くの場所で出逢いました。山の上の方でも見るとは驚きです。



萬岳荘 ↓

瀟洒な感じの建物が建っていて、どちらかと言えば見慣れてきた日本の山小屋とは一味違う雰囲気ですが、ここで一夜を明かすのも豪勢なものではないかと感じました。



先行する「ゆる山」さん ↓

「行けるところまで持って行く」と言って「ゆる山」さんが重いクーラーボックスを抱えて歩き出しました。
この時、小生は水場で炊事用の水を汲んでいます。



ヤマハハコ ↓

道端でヤマハハコの花を何度も見掛けます。この花は稜線上でも多く咲いていました。



萬岳荘から遠ざかる ↓

萬岳荘から遠ざかり高度を稼いでいきます。



標識 ↓

草に負けそうになって、ごちゃごちゃした標識があり、これはあまり良いお仕事をしてはいないようです。



初めのうちは舗装道路 ↓

まるで舗装道路のような至れり尽くせり感のある道を「これがどこまで続いてくれるか・・・?」と期待しながら歩いていきます。
「ゆる山」さんとだいぶ距離があるようですので、距離を詰めるよう頑張ります。
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8 コメント

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星見山行 (縄文人)
2022-08-25 06:57:23


  決行す! 富士見山行 星見にぞ
      失敗の巻☆見が出来ず (雲霧霞雨之介)

  天気予報にて決行するも、空は曇天!!星見えず!!
     しかし「ゆるやま山」雲霧霞雨之介氏も両名の山行に価値ありお疲れさんでした。
   天空見えずとも、たくさんの収穫を得て帰還したことでしょう・・・以後のupを楽しみにしています。

 「ゆるやま山」雲霧霞雨之介氏両氏の【協働和信の醸成に計り知れない力】
が働いたことでありましょう、
「その2」には、是非一文を添えて下さい。ご期待を乞う!!
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アキノキリンソウ (おみや)
2022-08-25 09:23:13
こんにちわ
山歩き楽しそうですね。アキノキリンソウが咲いていたのですね。
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縄文人様へ (ぶちょうほう)
2022-08-25 10:03:20
縄文人様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
「記事の中で自分自身の自慢話は決して行わない」というコンセプトで続けている、このブログですが、今回は失敗ばかりが続いて、その点に限れば安心して記事作りが出来るので気が楽です。
まず、「ゆる山」さんも「雲霧霞雨之介」たる小生もたいへんな多荷物となってしまい、短い道のりにも拘らず、時間を大変費消してしまいました。
でも、もともとは気楽な山旅ですので、切迫感は無くて、カタツムリのようにしなやかな動きに徹しています。
一泊二日の行動中は常に会話が途絶えることはありませんでした。
それにしてもこれほどまでに天気予報と違った空模様が続くとは思いもしなかったし、経験したことがありませんでした。
天の川を眺めたかったなぁ・・・・。
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おみや様へ (ぶちょうほう)
2022-08-25 10:06:03
おみや様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
車を置いたその場所で、目の前にアキノキリンソウは咲いていました。
この花は今回到達した山の最上部でも咲いていて、ずっと目を喜ばせて呉れ続けました。
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天候不順 (ふらっと)
2022-08-25 20:23:28
今年は雨が異常に多いです。
自分はいまだヒルを恐れ遠ざかっています。
クーラー持参でお泊りとはビールかなにかうまそうなものが入っていたのでしょうか。風穴からとは相変わらずの健脚ですね。

追伸;玖老勢の中華の店は今はコロナの所為か?予約のみ一日、4組限定の高級店のようです。山帰りに立ち寄るには敷居が高かそうです。(>﹏<)
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ふらっと様へ (ぶちょうほう)
2022-08-25 20:45:19
ふらっと様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
本当にカラッとは晴れ上がること無しに今年の夏空は終盤に入って来ましたね。
先ほども暗くなってから、近くで雷鳴があり、夕立のような雨が降っていました。
三河の山や鈴鹿の山ではヒルが怖いですね。
以前伊吹山の笹又コースでもヒルに取りつかれたことがありました。
大きなクーラーボックスの中にアルコールっ気は一切なかったのです。
「ゆる山」さんは飲まない人で、小生も山で飲むことはなくなりました。

追伸の情報を頂きましてありがとうございます。
あのお店にはコロナが収まった後にのんびり目に顔を出してみたいと思いますが、高級店のふれ込みが先立つようでしたら、足が遠のいてしまいます。
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お泊り山行 (keitann)
2022-08-25 22:40:19
ぶちょうほう様、こんばんは。

今回は珍しく、山で一泊されたのですね。
続きが楽しみです。

クーラーボックスの大きいのを抱えて歩かれるとは豪勢ですね。中はフルーツとかでしょうか。
実は私も小さな保冷ケースを山には夏場は持参しています。中にアクエリアスのパウチを凍らせたのを2つ保冷剤代わりに入れてシャインマスカットやパイナップルなどを持っていってますよ。
下山後は仲間が冷えたコーヒーを保冷箱に入れておいてくれているので、下山後にアイスコーヒーです。
昔から見ると贅沢な山行ですね。

泊りがけの山行、四国内でもしてみたいと思ってますが、今年はほんとに天気が悪すぎました。
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keitann様へ (ぶちょうほう)
2022-08-26 09:54:14
Keitann様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
今回は見事なくらい天気予報とは違う空に遭遇してしまいました。
ここの無人避難小屋の清潔さは前回訪問したときに確認してあったのです。
おまけに水洗トイレ付きなのです。(100円納付)

クーラーボックスは魚釣りに使えるのものだったと思いますが、大人が一抱えするほどの大きさでした。この中にはご想像通りのお宝がどっさりと入っていました。
食べきれずに持ち帰ったのも楽しい思い出です。
皆さんそれぞれに夏場の舌を潤す涼味を持ち込んでいるのですね。小生はそういう工夫をせずにここまで来てしまいました。
山で食べる果物で一番おいしいのは自分的にはブドウなんですが、皮や種があると後が面倒ですね。
そこで皮ごと食べられる種なしブドウが狙い目なんですが、今回はそれが入手できませんでした。
コーヒー党の人には山で飲むコーヒーは格別なんでしょうね。
小生は麦茶かウーロン茶が好みです。

泊りがけの山行では荷物が増えて、今の自分には負荷が大きいなと感じました。
それにしてもこの夏は信じられないほど、天気が安定して来ませんね。
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