ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/07日 木曽御嶽を黒沢道から歩く その4(復路):高山帯の部分をソロソロと下って行く。

2018-10-11 07:03:44 | 草花
九合目の石室から下って行きますが、ここから八合目までは概ね岩石帯であり、下部にハイマツが現れるようになると高山植物も顔を出して来ます。
台風の害の少ない年でしたら、ここから見下ろす八合目付近の紅葉は素晴らしいものがあるのですが、今年は相継ぐ台風による強風で、肝心のダケカンバなどの葉が吹き落されてしまい、とても寂しい光景となってしまったのが残念です。

退きも切らず・・・・

岩稜上を、登山者が退きも切らずに、続々と押し寄せてきています。



僅かな紅葉 ↓

ハイマツの緑に囲まれて、赤く見えるのはナナカマドでしょうか。



その実 ↓

ナナカマドは稜線上では風のために葉を落とされて、実だけが残っています。



女人堂付近 ↓

女人堂付近は、平年ですと、ダケカンバの葉が黄金色に染まり、夢のような眺めになるのですが、葉を落とされた今年は、ダケカンバの幹だけが、白骨の林ように見えるだけです。



高山帯のキノコ ↓

菌にも高山植物という分類があるかどうか分かりませんが、標高2670m付近で見ました。
テングタケ科の菌でしょうね。



岩峰を見上げる ↓

下ってきて、一度、岩峰群を見上げます。



ハイマツ帯 ↓

再びハイマツ帯の中に入ってきます。これで風にさらされなくなりますので、安心感が強くなります。



霊神碑 ↓

小尾根の末尾、霊神様たちが集う箇所まで下ってきました。



女人堂まであと少し ↓

女人堂まであと少しとなります。森林限界の末端が近くなり、あたりの樹木も増えてきました。



葉を落としたナナカマド ↓

行く手にナナカマドの色付きが見えます。このあたりはナナカマドが多くなり、秋の高山歩きという趣きがあります。。



女人堂 ↓

時刻は午前11時51分。八合目の女人堂に着きました。
この小屋に今晩宿泊する人たちも相当数いるのではないでしょうか。
あたりには沢山の人がいるので、ここで休みは入れずに歩き通すことに決めました。
高山帯とはこれでお別れになります。



宮標石 ↓

登山道に御料林の名残りの宮標石が置かれていました。



シラタマノキ ↓

一つ頂き噛みつぶしてみると、サロメチール臭と、甘い味が届きました。



シャクナゲ ↓

これはハクサンシャクナゲでしょうか、これまで石楠花にはあまり気づかずに歩いて来ました。



葉の無い樹林 ↓

登山道脇は、まだ高山帯の林相ではありますが、葉が残っていなくて、どことなく寂しい眺めとなっています。
コメント (2)
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