ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

11/17日 鳳来寺山 利修仙人道から入り、行者越から戻る。 その5:東照宮・行者越を経て鳳来寺山パークウェイ歩き。

2016-11-28 07:20:41 | 草花
今回の山行では、鳳来寺山の本堂までは足を延ばしませんでした。長い石段歩きもせずに、山歩きとしてこの山に入ってきていますので、それを物足りなく思う気持ちも湧きはしませんでした。
ただひとつ、東照宮だけは順路沿いにありましたので、立ち寄ってお詣りしてきました。

東照宮を鳥瞰 ↓

山道が下りになると、眼下に東照宮の建物が見えてきます。昔はこのあたりは杉の巨木が立ち並んでいて、薄暗かったのですが、そんな林床にナツエビネが点在していました。
今は杉の巨木を刈り払ってしまい、こんな明るさになってしまいましたので、環境変化によってナツエビネは絶滅してしまいました。
神様のいますところの全景を上から見下ろすなんて、何となく気が引けるような気がします。
まぁ、徳川家康程度なら良しとしますか。



本殿 ↓

こちらが東照大権現を祀った場所です。



三つ葉葵 ↓

徳川家の家紋の三つ葉葵か見えます。もともと葵の紋は京都の賀茂神社のものでしたがそちらは二葉葵で、それから派生して、徳川は三つ葉葵となったようです。
徳川の祖先の松平家が葵紋を使ったのは松平氏の三代目信光が賀茂氏を称していたためであり、またその領地も三河国加茂郡松平郷と”賀茂”に由来する土地でした。



拝殿 ↓

ちょうど団体さんが来ていました。


石灯籠も…↓

灯篭にも三つ葉葵が誇らし気に刻まれています。



社務所 ↓

善男善女たちが、旅の記念か、あるいは御利益を求めてか並んでいます。



石段 ↓

この日は金曜日でしたが、参詣客で賑やかでした。



旧宿坊跡 ↓

天狗岩から見下ろした赤い屋根の建物の前に来ました。今ではもう客扱いはやっていないように見受けました。



行者越に至る山道の入り口 ↓

今回は久しぶりで行者越に行ってみます。この道を歩くのは、山の神様と結婚前の昭和41,2年に歩いて以来のことです。  あれからもう50年くらい経つのですね。



行者越まで ↓

参詣の人で賑わった道とは違い、こちらの道は静かなものです。



少し黄葉 ↓

木の間からのぞきながら進みます。



休憩所 ↓

こんなところにも立派なものが準備されています。



部分的な紅葉 ↓

ごく些細なものですが、これも愛でておきます。



記念碑 ↓

ここが下から歩いてきた場合、行者越の入り口になる場所です。ところで旧宿坊からの道のりで、危険個所や、越えるのに困難な場所はひとつもないので、何をわざわざ「行者越」などといういかにも難所のような名前を付けたのだろうと思ってしまいました。



お能書き ↓

この看板にもそのように書かれているので不思議に思いましたが、じつは、昔の行者越の道は急峻な岩場で、本当に危険な場所だったようで、道端に十六羅漢様も祀られていたそうです。
現在の山道は本来の行者越を迂回しているそうです。
そうと知ったからにはその道を見に、十六羅漢様に会いに、もう一度行く必要が出て来ました。



ミヤマウズラ ↓

記念碑のところで見つけました。



ヤブコウジ ↓

これも同じ場所で見ました。



鳳来寺山パークウェイ ↓

路面に下りて、しばらくの間、この道を歩いて行きます。
鳳来寺山パークウェイは1971年に開通した有料道路でしたが、2005年から無料開放されています。



ヤクシソウ ↓

パークウェイ沿いでは、日当たりの良い場所で、晩秋の草花が見えてくるようになりました。



キツネノマゴ ↓

山上では遠くの見通しはそれほど良くはありませんでしたが、道沿いでは風もなくて良い日差しが来ています。
コメント (4)
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