ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

11/17日 鳳来寺山 利修仙人道から入り、行者越から戻る。 その2:最高地点のある、瑠璃岩の下まで来る。

2016-11-25 07:28:30 | 草花
今山行では「危険個所はない」と書いてきましたが、緊張を強いられる箇所は何か所か出て来ます。
その一番初めが、岩尾根歩きの途中で出てくる、大きな岩盤越えのところです。
面倒ですのでこれを「キレット」と呼んでおきます。
この「キレット」では岩盤を越えるところに何の安全措置も取られていなくて、自分の身体が空中に剥き出しになるような感じがあります。
初めて山を歩く方には恐怖感を与えそうな場所ですが、手足の置き場所はしっかりしており、きちんと向き合えば、それほど危険な場所でもないのです。

この記事ではその「キレット越え」から、この山の最高地点直下に至るまでをレポートいたします。

ホソバシャクナゲ ↓

岩稜帯歩きはいよいよ「キレット」付近に近づいてきて、左右に見晴らしがよくなりつつあります。
稜線の傍にホソバシャクナゲの木もちらほらと見えてきます。



”ママコナ” ↓

こちらは”ママコナ”のほうです。花が残ってくれました。



吉祥山 ↓

稜線の右手方向に吉祥山が画面の真ん中に見えています。



棚山 ↓

左方向には棚山が見えます。




マメヅタラン ↓

「キレット」の底に下りるところで、岩をヘツって行く場所にマメヅタランが着生しています。



ススキ ↓

これから「キレット」の岩盤を越える場面で、南側を覗き込むとススキの穂波が朝陽に輝いていました。



岩盤を越える ↓

この岩盤を右側から巻くようにして乘り越えて行きます。 登りではあまり感じませんが、ここを下りに使うと緊張させられます。


イワタケ ↓

岩盤にはイワタケが付いています。



南方面 ↓

岩盤上、右側の突起から南方面を見ると、豊川・豊橋方面が見えています。




ミヤマシキミの蕾 ↓

「キレット」を越えると、山道は傾斜を増しながら、灌木帯に入っていきます。そこで来春に咲くミヤマシキミの蕾を見ます。



軒のような岩 ↓

行く手に大岩があり、道はその真下を通ります。まるで軒のようになっていますので、仮に「軒岩」と名付けておきます。ここは雨宿りには好都合のようです。



エンシュウハグマ ↓

「軒岩」を過ぎても山道の勾配は同じように急で、そんな道筋にエンシュウハグマの株が出て来ましたが、流石に花は終わっています。



丸ごと滑落 ↓

ここでは岩盤の真下を歩きますが、岩の上では根を張れなかった樹が、一本丸ごと落下しています。
道は岩と落ちた樹の根との間を通っています。



イワカガミの紅葉 ↓

高度を上げてきていますので、イワカガミの葉も紅葉しています。



ここにもマメヅタラン ↓

ここでも岩に着くマメヅタランを見ます。




ヒカゲツツジ ↓

樹陰となるような場所にヒカゲツツジの株も見つけました。



キッコウハグマ ↓

針葉樹が多くなり、樹陰も深くなるとキッコウハグマも出て来ますが、花は終わっています。



ミヤマシキミ ↓

ミヤマシキミは実の付いた株が出て来ました。


瑠璃岩のすぐ近く ↓

山道はすぐ先で主稜線に合流し、その道は東海自然歩道となります。
小規模の紅葉の向こうに岩組みがありますが、その場所こそ、この山の最高地点である「瑠璃岩」です。


瑠璃岩直下 ↓

東海自然歩道上にある「瑠璃岩」の直下に来ました。 ここが最高地点なら、そこによじ登っていくべきですね。
コメント (6)
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