ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/20日 本宮山を往復 その4(最終記事):樹林下で名花を探してから、薄暗くなる山を急いで下る。

2016-11-01 07:34:23 | 草花
シリーズ最後の記事が月の始めに来てしまいました。
ネタの在庫がたくさんある時でしたらこんな風にはしないのですが、少ない在庫の中でやりくりしていますので、格好悪いことですが、始末しながら進めていきます。

昔はこの月を「霜月」と呼んだそうですが、地球全体が温まってしまい、このあたりの平地では霜が降りるのは12月になってからだと思いました。
暦では11月7日が「立冬」で、その日から冬に入るようです。そして、「立春」で冬が終わるのですが、それは来年の2月4日のことです。

ついこの間まで身体は夏の暑さと疲れを背負って来ましたが、これからは冬の陣に入り、立ち働かなくてはなりません。

本宮山の最後の部分をレポートいたします。

オタカラコウ ↓

本宮山は山上部が相当広くなっていてそこには多少の凹凸もあります。擂り鉢状になっているかのような山上の水を集めて沢が出来始めるその源流部分に行くとオタカラコウが多少の群落を作っています。



オタカラコウ ↓

その一株に近づきます。



ミヤマシキミ ↓

フラッシュを焚きますので赤い実がテカリます。


エンシュウハグマ ↓



この花を見たくてこの山にやってきました。名前も知らないこの花を初めて見たのはこの場所でした。
今から30年ほど前のことでしたが、山のごく緩い斜面一面にこの花が咲いていて大感激しました。
その後花の名前を知り、ますますこの花にのめり込みました。
年を経て、この場所がだんだん人に知られるようになり、ここで咲く株数が減っては来ましたが、今回のような激減振りではありませんでした。
やっと花を見つけて、なんとか撮ったのは二輪だけとなりました。



木の根 ↓

こんな環境の道ですが、エンシュウハグマは木の根の間や、道沿いの斜面にたくさん咲いていたものでした。



社務所 ↓

やや薄暗さを感じるような社務所前に戻って来ました。もう人気(け)がありません。



御神木 ↓

御神木(杉の大木です)に黙礼してお別れします。



石の参詣路 ↓

神社裏手の玉垣周辺の参詣路で、小生の好きな景色です。いかにも神寂びた眺めではないでしょうか。



本殿 ↓

山の頂上の一部ということで、拝殿と本殿は一つの建物ですが、由緒を感じますね。
ここでお詣りします。



下りの一歩 ↓

お詣りして踵を返せば、すぐに下りの石段があり、ここから山下りが始まります。



荒羽羽気神社 ↓

神社といってもちょっと大きな祠といった感じですが、こうしてみると、石畳のこの空間も森閑としています。



杉の大木 ↓

参道のわきには時々杉の大木が混じって並んでいます。



お清水 ↓

手水舎に来ましたが、今度は通り過ぎます。



林道 ↓

一旦、上部の林道に出てからまた山道に入っていきます。



水場 ↓

この日の日没タイムは17時12分頃なのです。写真は16時24分に撮っていますが、日没50分くらい前なのに、日は向こうの山の端に落ちたのでしょうか、木立に囲まれたこのあたりはもうフラッシュなしでは写真が撮れなくなりました。
水をペットボトルに詰めて下山を急ぎます。



休憩所 ↓

蛙岩の所の休憩所は通過します。時計があるのですね。時間はピタリとあっています。



林道 ↓

下部の林道とクロスして再び山道に入ります。



新東名高速道路 ↓

眼下に見る高速道路もすっかり夕景色になっていますが、未だ日没タイムの6分前です。



幹にびっしりキノコ ↓

このあたりで若夫婦と単独の老人男性を追い抜きましたが、しばらく行ってから、木に覆われた暗闇の岩がゴツゴツした道になって来ますので、下りた道を引き返して、ヘッドライトを出して、その老人のところに戻りました。
聞くところによるとこの春に大きな手術をして、久しぶりにこの山に入ったものの、やはり体力が相当落ちていて、思わぬスローペースになってしまったということでした。
83歳のその老人の足元を照らしながら下山しました。
こんな白いキノコでしたら光を発してくれてもよさそうに思います。



総歩行数 ↓

午前中の雨生山と、この本宮山を合わせて3万歩になり、とても疲れました。
体力回復まで、道は遠いと実感しましたね。
コメント (6)
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