長いコロナ禍での内覧会は、味気ないものになって来ていた。
気心知れたメンバーと会う機会もなくなってしまい、何やら、孤立・分断が定着してしまった感がある。
最近は、岡本太郎の何とやらとは言え、プロを除いた我々一般庶民には、興味を引く様なテーマも枯渇してしまった感じでもある。
館の開設から24年経過、私は、平成23年10月から美術館の年4回毎に変る企画展をずっと拝見してきておりますので、都合、12年間、即ち、館の開設期間の半分に当たる12年間を通わせて頂いて来たことになります。
スタート直後の企画は、矢張り、太郎らしいものが多かった様に思えます。 昨今は、太郎を良く知らない若者も増えた筈。 従って、以前の企画を掘り起し直し、時代に合わせ手直しの上、新企画とするのも悪くありませんね。
初代館長の美術評論家でもあられた村田慶之輔さんは、お役人の横滑りではなく、なかなかの気骨のお方で、気心が通じ、2・3年程の期間でしたが、大変懇意にさせて頂きました。 忘れられませんね。