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NANKANG SV-2 インプレッション

2014年03月29日 | その他(旧マイカー)カスタマイズ履歴
初期装備として購入しました。ナンカンは台湾のブランドです。SV-2は、同社のスタッドレスの中では、最も乾燥路に重点を置いた製品です。
 
トレッド形状は、「スタッドレス」というより「オールシーズンタイヤ」です。ショルダーが夏タイヤ同様、丸くなっています。左は同社「ESSN-1」で右が「SV-2」です。

左は、FALKENのオールシーズンタイヤ「ユーロ ウィンターHS449」で、右が「SV-2」です。自分で撮影したものです。似た形状です。実物のタイヤゴムは、夏タイヤの様に硬いです。DRYで評判のミシュランX-ICEⅡをコペンで履いていましたが、これより硬いです。当然、BSやDUNLOPよりも更に硬くなります。
 
グッドイヤーのオールシーズンより安いしサイズも豊富です。195/45R16が¥7000弱で買えました。年に1~2回の降雪に耐えられること・安いことを目的に選択しました。夏タイヤは別に用意しています。

<街乗り>
※ 当初履いていたTOYOのプロクセスより、乗り心地が硬いです。
※ ハンドリングは夏タイヤそのものです。
※ 走行音は、普通の夏タイヤより煩いです。
※ 急ブレーキを試しましたが、特に滑る印象はありません。

<高速・峠道>
※ ドライグリップは夏タイヤと較べれば低いです。しかしスタッドレスよりは遥かに良いです。鳴きながら徐々に滑りますが、粘るのでコントロールし易いです。
※ ウェットグリップは良くない印象です。ダラダラ滑って回復しません。スタッドレスに近いかな。雨の街乗りでは、不測の事態に備えて、より一層の安全運転が必要でしょう。
※ X-ICEⅡは、コペンでは110km弱からフィーリングが駄目でした。SV-2は120km以上でも違和感がありません。高速の追い越し等で一時だけスピードが出ても不安感はありません。

<雪道>

※ 先日、赤城神社の駐車場でスタックしかけました。シャーベット状態の凹水溜りです。DM-V1・X-ICE・SJ8などでは考えられません。
※ 止まる事を考えると、春先の解け掛かった路面では、40km/h以上は不安です、私は。しかし、ゆっくりなら常識的な登坂もこなします。
※ 圧雪・凍結は、未経験です。来年ですね。ゴムの硬さから凍結路面は期待できそうもありません。

<総括>
※ 無理せず普通に走るぶんには問題ありません。乾燥路はスタッドレスより快適です。疲れないということは、安全にも繋がります。
※ 私個人の評価では、積極的に雪道で使うタイヤではありません。他の車より不利なので、他の車より無理して走ることになりがちです。ナンカンは、「スタッドレス」として売っていますが「オールシーズンタイヤ」として考えるべきです。
※ X-ICEは、積極的に雪道で使えて、DRY性能も及第点なタイヤです。高価ですが広い範囲の要望に応えられるでしょう。
※ 2年目の性能が不明ですが、丸2年履ければ、他社の半額なので、コスパ的に悪くありません。

「雪の降らない地域用冬タイヤ。乾燥路は快適に走れます。突然の雪にも何とか対応できます。」かな。
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