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病気その5(免疫療法と医業類似行為 後編)

2017年08月27日 | 病気
癌の「免疫療法(自由診療)」と双璧を成すのは、やはり「医業類似行為」でしょう。

「整体=カイロプラクティックには、法的資格制度がありません」。「医業類似行為」といいます。(リンク)

wikiの「整体」には、国家資格者である、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師や医療従事者からは、「骨折や脱臼、神経麻痺などを起こすおそれがある。また、悪性腫瘍などの重大疾患が隠れているような場合に、医療機関への受診遅れにもつながりかねない」。と記載されています。

厚生労働省は、カイロプラクティック療法が対象とすることが適当でない疾患として、厚生労働省通達において、「一般には腫瘍性、出血性、感染性疾患、リュウマチ、筋萎縮性疾患、心疾患等とされているが、このほか徒手調整の手技によって症状を悪化しうる頻度の高い疾患、例えば、椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、骨粗しょう症、環軸椎亜脱臼、不安定脊椎、側彎症、二分脊椎症、脊椎すべり症などと明確な診断がなされているものについては、カイロプラクティック療法の対象とすることは適当ではないこと。」

「骨粗しょう症」の高齢者の背骨をいたずらに圧迫して、脊髄損傷を起こしたらどうするのでしょうか。当然、「ウチがやった証拠が無い。最初からでは?」と言い逃れるでしょう。

そもそもMRIも造影もできないのに、脊柱管狭窄症が分かるハズがありません。X線さえも持っていなければ何一つ確実には分からないでしょう。

☆ まずは、MRI・脊髄造影のできる「整形外科」または「脳神経外科」へ行きましょう。
☆ 軽度のヘルニア等は、最初は経過観察となります。3ヶ月くらいで治まってきたりすることもあります(私は、19年前に椎間板ヘルニアの手術をやっています)
☆ 特定の金属が身体に埋まっている場合は、X線・CT・脊髄造影が頼りとなります。
☆ 「手術する程でもない」「痛みが軽い」などの場合、設備の揃った「整形外科」「脳神経外科」の医師に確認を取ってから、地元の「整形外科」「ペインクリニック」へ行きましょう。
☆ 地元の「整形外科」では湿布・赤外線・牽引・電気・鍼・飲み薬となります。「ペインクリニック」は1回3000円前後ですね。2-3回で効く人もいるし15回(月に2回とかで)やる人もいます。私はペインクリニックを使います・・・30年で100回くらいやったかな。この1年間では10回くらいですね。
☆ 地元の「整形外科」でも、鍼灸はできます。痛みが強いと、鍼を刺して鍼に電気を流します。勿論保険適用です。
☆ 鍼灸専門師の中には、アロマを炊いたりして整形外科より高価な場合もあります。事前に問い合わせましょう。

何事にもリスクはあります。医師でも失敗もする訳ですし。リスクを認識した上で医業類似行為を受けましょう。私は絶対に受けませんが。
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【余談】

☆ お灸は通販でも買えます。どこに打つか説明書も添付されています。私は、1回やったけど効果がありませんでした。肩こりとかには効くかも知れません。

☆ 私の場合は神経根(L5右椎間孔狭窄)なので駄目なのでしょう。既に椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症と2度の手術で背骨のコマの一部を削っており強度が落ちているのです。一度手術をすると、神経根の周りに瘢痕組織(怪我が治ってできる硬い組織)ができて癒着を起こします。これを剥がすのには技術が要るのです。次は固定術になるので入院とリハビリも長くなるでしょう。

☆ 「脳神経外科は顕微鏡」、「整形外科は内視鏡」を使う傾向があります。脳の手術は顕微鏡だからです。顕微鏡は神経を避けるガイドが2本、内視鏡は1本使えます。顕微鏡は2名同時に拡大鏡を覗くことができます。医師の熟練度が大きな差となるでしょう。

最近流行りのレーザー手術は自由診療です。安いし日帰りか1泊2日の入院で済みますが、一部、適さない症例もあるようです。顕微鏡(MD)・内視鏡(MEL・MED)・内視鏡PED(PELD)の実績が十分な病院で、レーザー適用の可否を診断して貰いましょう。

☆ きっちり検査して、まずは現状把握です。対策・リスクを知った上で判断するべきです。有名医師は画像を見ながら、ビシッ!と的確に指摘します。背骨の手術は失敗すると大変なことになります。尤も「大した症状では無い」って方は街のドラッグストアで良いのですが。

☆ 私の場合は、「酸素カプセル」を置いている街の整形外科は、疑ってかかりますね~。

次回は、最終回【入院時のGOODS】です。
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病気その4(免疫療法と医業類似行為 前編)

2017年08月26日 | 病気
ここで取り上げる「免疫療法」とは、「保険承認されていない」治療のことです。

要するにエビデンス(証明)に乏しい治療ですね。「痛いの痛いの飛んでいけ~」未満ということです。
逆にエビデンスを集約した治療法を「標準治療」と呼びます。

☆ がん研有明「がんが分かる本」より抜粋。免疫療法を含む「代替療法」全体についてです。 

「患者さんのワラにもすがる思いから年間数兆円の市場と言われます」
「健康食品・サプリメントのほとんどは臨床試験を受けておらず、医学的根拠がありません
「細胞免疫療法、ビタミンC静注療法、様々なワクチン療法、ホメオパシー(wikiにリンク)、宗教パワー療法の有用性もほとんど証明されていません

☆ 国立がん研究センターのサイト



☆ エビデンスの有る、所謂"有効"とされる免疫治療もあります。保険認証されている奴で有名なものは「インターフェロン」「オプジーボ」とか。アメリカでは前立腺がん用の「プロベンジ」が承認されています。1クール3回で1000万円以上とか。延命期間中央値は約4ヶ月みたいですね。

☆ 「オプジーボ」は自費の場合年間1500-3500万とも言われている薬です。保険承認されていない病気に使うと、上記「プロベンジ」同様のコストを覚悟しないと厳しいかと思います。残された家族に必要なお金を無駄に使ってしまうのは駄目でしょ。 でも、大金持ちなら"有り"かも。

☆ 腸を切ると、医大でも「大建中湯」が処方されます。漢方です。がん研有明、北里医大、筑波大、東大病院、埼玉医科大学にも漢方科があります。個人的には、医大の漢方はお勧めかと思います。勿論保険適用です。

私は腸を切って腸閉塞を起こした後、隣の市の総合病院に通いました。「埼玉医科大学 かわごえクリニック東洋医学科」の医師が週一で外来を開いていたのです。「大建中湯」を通常の3倍処方されました。色々とノウハウを持っていますね。

保険承認=エビデンス有りの証拠です。Webで怪しい漢方を売っている様な、ドラッグストアは駄目ですよ。 怪しい健康食品・サプリメントの類ですから。

☆ 「"抗がん剤は効かない"の罪」この本は元国立がんセンターの医師で、現在は日本医科大学の腫瘍内科教授が書いたものです。
「抗がん剤は駄目」と言った方への反論本です。その部分はさておき、癌・抗がん剤について、データを元に分かりやすく書かれている良書です。抗がん剤の「効く&効き難い」が、癌別の表になっています。お勧めします。「免疫治療」から一部抜粋します。 

引用でなく切り貼りは、著作権法上問題ありますね。そのうち消します。

☆ 色々とWeb検索すると、自由診療のインチキクリニックは「保険承認されないのは、承認すると保険の負担増が問題になるから」とも言うらしい(苦笑)

☆ ある、代替療法推奨の書籍から抜粋しました。この本は、「宣伝」な訳でもあります。このクリニックでは漢方(保険未承認含)、気功、ホメオパシー(wikiにリンク)、サプリ等がメインのようです。

※ 人生や生命についてまだまだ謎があります。それを一つの医学論理だけで対処しようとする方にこそ無理があるのではないでしょうか。
※ 代替療法に「治る」「治らない」の結果を急ぐとこはやめましょう。代替療法は命全体のエネルギーを高めることによって、がんを克服していくのです。

・・・・・・私は、数値で示して欲しいのです。
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しかし、保険未承認だからこそ代替医療と呼ばれている訳で、誰もが"怪しい"と思うハズなのです。
"万策尽きた最後の拠り所"なのでしょうね。諦め切れないものね。

もうちょっと、安価な奴があると良いですね。 丸山ワクチン・ハスミワクチンは安価ですね。エビデンスがアレですが・・・

ウチの近所の病院が「ハイパーサーミア」を導入しています。保険適用です。抗がん剤を終えた、加須在住の膵臓がんのWeb友達に紹介しました。

放射線関連が、もっと頑張ったら何かできないのかなー。勿論保険適用の範疇で。

次回は(免疫療法と医業類似行為 後編)です。 
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病気その3(術後の経過観察)

2017年08月25日 | 病気
術後の経過観察についてです。

普通は手術した病院に通いますが、私の場合は近くても都内の病院が多いのです(埼玉在住)。術後数回は経過観察で通いますが、その後は他の(地元の)病院を紹介して貰っています。

【理由と対策】
私が手術に選んだ病院は、"お気に入り"な訳です。おいそれと縁を切りたくはありません。しかし、他の病院にも当たってみたいなー、と思うのです。次の段階の医療への得意・不得意もありますからね。

で、「遠いし仕事も多忙ですので、経過観察のみ地元でやります。容体に変化があったらこちらに掛かります」と言って、「診療情報提供書」を発行して貰います。私は記名1通+無記名2通が基本です。
医師に寄っては「宛先を書く」と言われる場合もありますが、「気に入らなかったら他を探すので無記名もお願いします」とお願いすれば大丈夫です。


威張るような医師ですと、色々と情報提供に苦労する恐れもあります。amebaもブログでも数々の事例が見られますね。そのような医師に手術を頼んだことが失敗とも考えられますが、逆に「今回の手術は名医なので頼んだが、もう今回の手術以降はお世話になるつもりは無い」「術後に主治医が変な奴に変わった」というケースもあります。この場合"完全な転院"を目指すことになります。

渋ったらお願いした内容・時期・目的を記載して病院の相談窓口に提出しましょう。まめなフォローも必要です。「いつになったら揃いますか」と。
それでも放置される場合は、「情報提供して頂けない場合の増悪が不安です」と加えて再び書面で提出しましょう。口頭は証拠が残らないので×です。病院側に「後で訴えられたら怖い」と思わせれば良いのです。

また、「医療安全支援センター」へも同様の書面を提出しておきましょう。どうせ真面に機能していないのでしょうが、"提出した事実"は残せます。病院への提出資料に「医療安全支援センターへも提出済です」と記入できます。

ここまで揉めると「診療情報提供書」に「精神的に疲弊」「性格上に問題」「激高する」etcと腹いせを書かれたりします。ブログにも事例多数です。「小学校の教師と医者は子供」と昔に週刊誌に書かれていましたが、確かにそのような方も多く見てきました。次の病院では経緯を簡単に&冷静に説明しましょう。

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※ 都内のJ医大の循環器科の術後、「診療情報提供書」を依頼したら埼玉の病院を紹介されました。しかし紹介された病院は上から目線で薬の相談も一方通行、申し入れも却下でした。

"宛先無し"の「診療情報提供書」で2ヶ所回って別の病院に決めてから報告しました。J医大は年3回、地元の病院は毎月の診療です。「手術ならJ医大でやります」と事前に話してありますが、地元でもちゃんと面倒を診て貰っています。医師は自分で選ばなければなりません。

※ この場合、J医大の医師はベースとして動かしていません。いつでも戻れる体制なのです。地元に良い医師がいなければ、J医大で投薬の相談をしても良いのです。"良い医師を見つけたら離してはいけません"。今では、J医大へは年3回の報告の場と化していますが、双方のお勧めの"薬の組み合わせ"や"try&error"を共有化して上手く回せています。双方の医師が柔軟ですとスムーズに進めます。

同じパターンで中咽頭腫瘍を切った後は地元のKメディカルセンターで経過観察をお願いしました。最初は某総合病院へ行きましたが・・・偉そうに鼻で笑う医師なので5分で退室しました(苦笑)。 また耳鼻咽喉科で手術が必要な場合、J医大にお願いすることも可能です。ただ、Kメディカルで手術しちゃうとJ医大には戻れないかなー。この辺はどちらかを選択せざるを得ませんね。

☆ 最初の主治医決めは、重要なのです。柔軟性のない医師は避けたいところです。無理筋な医師でしたら、後からでも良いので変えましょうね。そんな奴に命預けたくないものね。

「先生に全てお任せします」のセリフ、ポーズで言うのは"有り"ですが、医師は何とも思っていません。毎日聞く言葉ですし、頻繁に死亡する患者だって見ているのです。私は、より良い選択を自分で放棄するのは嫌ですね。

☆ ボイスレコーダーは必須です。2つはUSB型、もう一つはペン型で手帳と一緒に使うと便利です。ペン型は入院中の急な来訪でも自然な形で電源ONできますので。スマホや業務用の奴は医者が嫌がる場合があります。私が小腸を切った病院には「やめて貰ってもいい?」と云われました。


次回は【免疫治療と医業類似行為 前・後編】です。
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病気その2(事前調査と病院巡り)

2017年08月23日 | 病気
前回の続きとなります。

【情報収集が第一歩】
まずはWeb検索と書籍収集です。2年前、「小腸腫瘍は7-8割は悪性です」と医師に云われました。3日間程腐りましたが、気を取り直して取り掛かったのが情報収集です。

具体的に情報収集の事例として羅列してみましょう。この程度は1週間で調べました。事例は癌にしましたが、循環器・整形なども選択肢は色々とあります。手術自体のリスク、再発までの凡その年数、薬への耐性、副作用etcと。。。。

※ どのような病気か調べます。国立がん研究センターのサイトでは、以下でした。希少がんでなければもっとデータが揃っています。

(がん情報サイトより)


(国立がん研究センターより)


※ 次に書籍を収集致しました。基本は電子図書ですので、写真の書籍は一部となります。「抗がん剤・CT・人間ドックは止めなさい」という極論なものから「保険の効かない免疫治療」などの怪しい物まで読破しました。
 

元国立がんセンター医師の著書によると、昔の乳癌で抗がん剤によって5年生存率が約10%上がったそうです(1970年代)。私は、血液系でない固形癌の大体の延命率は、そのようなものと考えております。(但し、新しい適用薬が無い場合です。オプジーボや分子標的薬類とかの)

※ 次にWeb情報(主にブログ)で抗がん剤について調べました。希少がんでデータが少ないのですが「ゼローダ(カペシタビン)」「FOLFOX(フルオロウラシル・フォリン酸・オキサリプラチンの3剤を併用)」「XEROX(カペシタビン+オキサリプラチン+アバスチン)」等が使われていると判りました。副作用は個人差がありますね。

副作用は、個人ブログ(Amebaに多い)や治療note(リンク)が参考になりました。

がんの種類や既往症に寄っては「術後抗がん剤はやらない」という判断も出てくるのかも知れません。 または、1クールだけ試すという手もあります(副作用を知るため)。逆に乳癌には有効な薬が多いですし、悪性度の高い小細胞肺癌などは抗がん剤頼みのようです。色々ですね。

この辺りまでは普通に検索すれば情報が集まります。しかし、もう一歩決めきれません。

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更に、医師向けの専門書を調べてみると、「2010年アメリカ・メイヨー・クリニック 小腸がん491例 生存期間中央値20.1ヶ月 5年生存率26% 術後化学療法は予後を延長させなかった」とありました。これは重要な情報です。私はこの一文にグラリときましたw( ̄o ̄)w オオー!

「2011年 フランス 小腸がん93例 化学療法比較
5FU(フルオロウラシル)・FOLFOX・FOLFIRI(フルオロウラシルとロイコボリンかレボホリナートの合療法に、イリノテカンを併用)・5FU+CDDP(フルオロウラシル+シスプラチン)を比較。この中では5FUよりFOLFOXが4.2ヶ月延命しており、FOLFOXの全生存期間中央値17.8ヶ月が、最も効果的」とありました。FOLFOXは大腸癌用の抗がん剤です。

このグラフの20ヶ月辺りでは5FUよりゼローダは2-3ヶ月延命しているように見えます(事例が結腸ですが)。


小腸については「生存期間中央値は約1年半。抗がん剤の効果は効いて10%前後」と、勝手に推測しました。主治医に聞かれたので理由を話して「抗がん剤はやりません」と返答しました(退院したものの、組織診断の結果も出ていない段階なのにw)。

専門書も読みましょう。Amazonで探せます。一冊5000円位しますが役に立つことも多いですね。

〔注:上記は"中央値"の月数です。実際には個人差が大きいのですよね。また、へビースモーカーは間質性肺炎(非常に危険)他を起こす可能性が高くなるそうです。吸わない方は、もう少し生存期間が延長しますね。主治医は私の心臓病による不整脈を危惧していたな。〕

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【医師選びが第二歩目】
※ 手術件数は病院決定の目安になります。しかし、その病院のNO.1が執刀してくれるとは限りません。有名医は縁故の手術も多いですからね。上記の都内の医大です。「いい病院・・・」は毎年発行されており、部位別の手術件数、代表医師2名が記載されています。

※ 医大で経験を積んだ医師が総合病院へ移ったりしますと、他に医師も少ないので執刀医となって貰える可能性が高いです。私が手術した病院は、元自治医科大・直腸癌の専門医が開いた病院でした。理由は執刀医がベテランなことと、医大より手術日が1ヶ月半程早かったことです。 このような医師は「いい病院・・・」には記載されませんが病院のHPでは必ず紹介されています。その病院の"ウリ"ですからね。コツコツ探すのです。

※ 私の手術は、ほとんどがこの本に記載される代表医の執刀か立会いです。要するにそれなりの技術が担保されているのです。「執刀しなくても立ち会ってくれるのか」も遠慮なく聞きます。7月の手術は埼玉から北陸に入院しました。結果は上々です。8月の手術は、上記「いい病院・・・」に記載される都内の医大で、大腸癌での筆頭医の執刀です。

※ コネはありません。気力で病院を巡るのです。よって病状が悪くて動けないと困るのです。その為には、普段から検査等で"早期発見"する必要があります。重篤な症状が出てからでは選択肢が限られてしまいますので。 最初の心臓の手術は10年前でしたが、8病院を巡りました(笑)

※ 初診の場合、病院に行く日程も大事です。担当医表がHPに掲載されていますので、目的の医師が外来に出る日に行きましょう。初診なら問診票を書かされます。「〇〇病院でxx病と云われた」「〇〇病院の検査で△cmの腫瘍があると指摘された」などと記入しましょう。その病気に詳しい医師に回されます。目的の医師がたまたま学会等で休みな場合は、帰って来ちゃいますね。

※ 話す内容は事前に整理しておきましょう。私はA4に纏めて、見ながら簡潔に話します。医師によっては「その紙、見ても良い?」と聞いてきます。岩波の文庫本みたいにビッチリ埋めては駄目です。読む気も起りません。10行+表くらいがMAXかな。チラシのイメージですね。

※ 態度の悪い医者はお断りです。結構多いですよ、本当に。ふんぞり返っているのや、人の顔も見ないで投げ遣りな態度etc。このような医者は著名人相手なら違うのかもしれませんが、自分には努力はして呉れないでしょう。下手すりゃ「このへんまででイイか」と、手術もいい加減で終わる可能性さえあり得ます。

私は病院でなく、医師で選んでいます。

次回は、【術後の経過観察】です。
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病気その1(金が掛かります)

2017年08月20日 | 病気
7月は手術しました。医大ではありませんが、北陸地方の大病院です。
切り口は小さいのですが、過去の胸切り&腹切りと同様の16日間入院となりました。個室は約8000円と安い方でしたが病棟も部屋も良かったですね。
 

8月も手術しました。都内の医大です。手術日を決めてからベッドを決めるのですが「一般病棟は個室も大部屋も満室です」と。仕方なく特別室55,650円に決めました。早く切ってしまいたいですからね。足元を見られている感じです。

ところが、入院前々日に「107,100円の部屋しか空いていませんが、55,650円でお使い戴けます」と。最上階で景色が良く、病棟も絨毯敷きです。部屋は広いしシャワーだけでなく風呂も付いています。TV・冷蔵庫も大きいですね。しかし10万は高い。都内の一等地ですが、ホテルならせいぜい2万クラスです。
    
食事は熱々で美味しかったです。器も陶器でした。15時にはオヤツも出ます。朝食・オヤツ・夕食です。ただ、腹切ったら食えないですからね(苦笑)
  

55,650円/日の費用か、無理なら手術を遅らせるか。私の一回当たりの入院日数ですが、メスを入れると16日間前後が多いです。差額代金は89万円となります。金が要るのです。

何だかんだで200万前後は用意しておきたい所です(保険適用の標準治療前提で)。

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【個室の特徴】
wifiや有線LAN、または部屋にルーターが設置されています。電話もあります。トイレやテーブル類の他、病院によっては湯沸しポットもありました。
また、消化器系や強い薬を使う場合は個室が絶対にお勧めです。便意・吐き気の対応ですね。腸を切ると"屁の代わりに便が出たり"します。シャワーが必須なのです。薬によっては"トイレに籠り切り"にもなります、下痢や便秘で。

しかし、一番の特徴は以下の【大部屋の欠点】を排除できることかなー。


【大部屋の欠点】
☆ 鼾・独り言
認知症気味の方は、夜中に徘徊して喋りまくったりします。苦しいと大声で叫びます。術後は動けないので、五月蠅いだけでなく危険を感じますね。とにかく弱っているのに眠れないと厳しいのです。

☆ 臭い
10年前ですが、半認知症の方が毎日のように使用後のオシメを脱いで床に落とすのです。夜中もありましたね。自分ではナースコールしません。部屋中が凄い臭いになって、同室者がナースコールする訳です。

☆ TVの騒音
これは、致し方ないのですが、テレビの音量が大きい方がいらっしゃいました。更に半認知症の方は、イヤホンも使わずに夜中にテレビを見たりもします。

【大部屋の長所】
☆ 緊急時に助けて貰える・・・かも
ナースコールできない状態では、同室の方が気が付けば看護師を読んで貰えます。

☆ 話友達
気が合う方なら、楽しく過ごせます。19年前に椎間板ヘルニアで20日間入院した時は、楽しかったですね。

☆ 価格
差額ベッドは、8000~15000円(一般病室・特別ではない奴)が相場でしょうか。医大はピンキリですね。


医療は進み、寿命が延びました。その分、脳の退化も進みます。病院では、寝る時間も長く薬の副作用も相まってか"半認知症"な方も増えつつあります。
その結果、病院の環境が悪化しつつあります。これは、毎年入院している私の実感です。北陸の病院は、夜間のみエレベーターの稼働にナースセンターのロック解除が必要でした。「認知症気味の方が徘徊したことがあって・・・」とのことでした。

で、個室の価値も高まってきました。まあ、老後に備えて金貯めとけってことです。最期くらいは、ゆっくりしたいでしょ?
更に家族が術中に待機するのも、個室なら応接セットがあってコーヒーだって沸かせますしね。

次回は「病気その2(事前調査と病院巡り)」です。
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訪台者

2017年08月02日 | 海外旅行(内訳&その他)
産経の記事によると(リンク)
「蔡英文政権に対する中国政府の圧力の一環で、観光客が減少した」「代わって日本や東南アジアからの観光客誘致に力を入れ始めた」とか。


私が台湾を訪れたのは2009年。当時の2.5倍もの観光客が、今現在でも獲得できているのです。2009年の時点でも中国人観光客が多く、ホテルの朝食バイキングでジュースをわざと出しっ放しにしていました(北海道でも見たな)。

彼らが増えると、騒々しさ、横入り等の低モラルが散見されるようになります。台湾は、食事・治安・距離(航空運賃)・見所(故宮博物館etc)と手軽な"お勧め海外旅行先"だったのですが・・・

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今の"お勧め"はどこなのかな。洋食が続いても平気なら、欧米も良いです。しかし距離的には"手軽"では無いのかも。やはりハワイですかね。

欧州と大差無い距離ですが、トルコは食事が良いですし見所も多いですね。タイは物価が上がったようですが、香辛料が大丈夫なら"有り"かな~。写真はトルコのオープンレストランです。


台湾の北投温泉の加賀屋には露天付きの部屋もあるのですが、館内や食事処が騒々しそうです。
 
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谷川温泉/別邸 仙寿庵

2017年08月02日 | 関東編(内訳)
退院後の初温泉です。7/28出発。まだ手術でメスを入れた場所が痛みます。過去の経験では、術後1ヶ月では少々しんどいですね。1ヶ月半が旅行&ドライブに出掛けられる時期と見て良さそうです。

走り出して30kmくらいで痛みが出ました。術後24日ですからね。宿は「谷川温泉 別邸 仙寿庵」最も近くて、食事が美味い宿を選択しました。@59,184円「特別室(12.5畳+8畳+茶室)」 ここはかなり前に予約しないとこの部屋しか空いていないのです。本来は4万円クラスが中心の宿です。

部屋の間取り&冬の食事メニューは前回の写真にて。
  
通路が開放的です。冬でも暖房が完璧でした。

「読書ルーム」は、冬と違って快適でした。冬は不完全燃焼で滞在不可能でした。コーヒーも飲めます。
 
「大浴場」です。露天は約40℃と温かったな。妻は翌朝に同じ湯船に入りましたが、熱かったそうです。ちなみに妻は私より熱湯を好みます。部屋のの露天は元から温度は低く、翌朝は我慢できずに設定温度を上げて貰いました。
 
個室食事処です。このミニ囲炉裏は朝食時に不完全燃焼で眼が痛くなりました。美味しいのですが、今回は2時間半近くを要しました。催促のtelもしました。前菜はウニです。刺身は群馬県お約束の"ぎんひかり"、鍋は牛&レタスです。最後のハムサラダは追加しました。
     
妻がお酒を追加して、20分待ちました。前回も満室でしたが、サービスが落ちたと感じました。アクセス・湯質・設備・食事は良いのですが、給仕等のサービスが3万円クラスの宿以下と同様です。「水上山荘」の「片栗」(S-TYPE特別室)@33,000円が空いていれば、コスパは譲りそうです。しかし、設備も食事も一段上ですので”お勧め"ではあります。

余談ですが、従業員がやたらと若い者ばかりの宿があります。それなりのクラスですと
ここ「仙寿庵」、山形蔵王の「深山荘 高見屋」、草津の「季の庭」、須賀川温泉「米屋」。湯温の管理やサービス面で?と感じる部分もあります。

逆にベテランで回しているな、と感じたのが 和倉温泉「加賀屋」、山中温泉「花紫」、芦原温泉「べにや」です。凄いと思ったのが「ザ・ウィンザーホテル洞爺」で、スイート専用のチェックカウンターを初めとして各種係員が"徹底的にマニュアルを叩き込まれた"ために、"アンドロイド"化しており、笑顔は能面の"翁"みたいでしたねー。

帰りは「道の駅 玉村宿」へ。ETC2.0ですと下車しても1時間以内であれば無償なのです。ETC2.0は圏央道が割引になるのでイグニスに初装備しました♪

直売所とラーメン屋です。牛肉が"売り"なのかな? 「軍配山らーめん」の軍配山とは、この近隣の「御幣山古墳」に滝川一益が本陣を置いたからだそうです。信長が本能寺で討たれ、前橋城(厩橋城・まやばしじょう)の滝川一益を北条が攻めた「神流川の戦い」を指します。
    
倉賀野城主の倉賀野秀景は息子が戦死するなど奮戦し、一益が尾張に撤退の際には「酒宴を開き互いに名残惜しみ、一益は太刀、長刀、金銀、秘蔵の懸物等を上州勢に与え、秀景は木曾まで送り届けた」とあります。かなり懇意だったようです。その後秀景は、北条方となって秀吉と対峙。開城後に亡くなり没落しました。


同族の倉賀野尚行は、武田に翻意した倉賀野秀景と袂を分かち、上杉謙信の下に走りました。そして直江影継に仕えて米沢に至ります。真田兄弟を思い出します。

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走行280km 帰宅後熱を出して2日間寝込みました。風呂は体力を奪いますね。
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