“災害時情報共有サービス（インクリメントＰ）”とは

インクリメントＰ㈱が提供しているサービスで、震度5弱以上の地震が発生した際に現地へ向かわなければならない人に向けた情報ということで提供しています。

即ち、同社が運営する地図ポータルサイト「MapFan Web」（http://www.mapfan.com/）に、このサービスへのリンク（http://saigai.mapfan.com/）が設けられ、開かれたページにおいて地震発生当日以降に車が通れた道を「通行実績マップ」として表示しています。

当該地域を指定し、地図を拡大し、見たい日にちを指定して表示ボタンをクリックすると、通行実績を見ることができます。

通行実績情報は、「Hondaインターナビシステム」（http://www.honda.co.jp/internavi/）を搭載したHonda車、およびパイオニアのスマートループ（http://pioneer.jp/carrozzeria/smartloop/）対応ナビゲーションシステム搭載車から提供を受けているようです。

なお、Googleも同様の自動車・通行実績情報マップを提供しています。
→http://www.google.com/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011_traffic.html

“通れた道路（ユビークリンク）”とは

「通れた道路」とは、野村総研子会社のユビークリンク（横浜市保土ケ谷区、増田有孝社長）が3月19日に無料で提供を開始したAndroid搭載スマートフォン向けのアプリです。

このアプリケーションは、東北地方太平洋沖地震の被災地の復興に向け、被災地域およびその周辺の物流・移動を円滑にすることを目的に開発され、「通れた道路マップ機能」と「走行実績データ発信機能」の２つの機能を備えています。

前者の「通れた道路マップ機能」では、被災地周辺の通れた道路情報が表示されます。「通れた道路マップ」は、3 月12 日以降に累積された走行実績に基づいて毎日更新されており、このアプリをインストールしたAndroid搭載の スマートフォンで閲覧できる他、PC向けサイトからも閲覧できるとのことです。例えば、PCサイトにおける仙台市周辺の「通れた道路」情報は、http://plus.z-an.com/sendai2.htmlで閲覧できます。

一方、後者の「走行実績データ発信機能」ではマップを生成するための走行実績データが発信されます。自車位置を表示する地図を立ち上げて走行すると、GPS の位置情報が自動的に送信されるようです。この走行軌跡データは、通れた道路情報の生成に活用されるとのことです。

ニュースリリース（2011.3.22）のサイトは、http://www.ubiqlink.co.jp/news/pdf/20110322.pdfです。

“ソーシャルメディアマーケティング”とは

SNS（ミクシィ、米フェイスブックなど）やミニブログ（ツイッターなど）などのソーシャルメディア（あるいは消費者発信型メディアCGM）に書き込まれたメッセージを活用したマーケティングのことです。

企業にとっては、ソーシャルメディアへの消費者の書き込み内容から自社製品に対する好みや満足度をほとんどコスト負担なしに分析できたり、自社製品に関し発信した情報の消費者によるクチこみ効果を期待できたりするなどのメリットがあります。

また、自社に関する書き込み内容の収集・分析から好ましくない評判を打ち消すためのアクションをとって被害の拡大を防止することにも利用できるため、クレーム対応、危機管理の役割もあるようです。

グローバル企業では、米「フェイスブック」（注：登録ユーザ数が5億人を超えている）に設けられる自社専用ページの運営を重視していたり、「ツイッター」に開設した自社アカウントにて新製品などの評判を最初に書きこんだりしているようです。

“IS03（KDDI）”とは

KDDIが2010年11月26日に発売したスマートフォン（高機能携帯電話）です。シャープ製です。

この3月末までに約70万台のセールスを記録しており、他社に比較し販売開始が遅れたものの、販売開始後の売れ行きは期待していた以上とのことです。

米グーグルのOS「android」を搭載するスマートフォンでありながら、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信など、従来の携帯電話が備えていた日本特有の機能が搭載されている点がひとつの理由です。

さらに、KDDI独自の機能として、無料音声通話機能「スカイプ」や「ジャイブ」と呼ばれるSNSをまとめてチェックできるソフトが搭載されている点も要因となっているようです。

上記の「スカイプ」はパソコンなどで利用されるものと異なり、KDDIの音声通話交換機能と連動させているため、通話時の音声の遅れが小さく、また雑音も少ないとのことです。

価格は2万～3万円程度です。

関連の本ブログは以下です。
→http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=15ba9d6212713cf1ae2a83b7d6e33631