気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“iPad(アイパッド)”とは

2010-02-12 23:39:59 | Weblog
米アップル社が1月27日に発表した、タブレット型タッチパネルを採用した情報端末です。携帯音楽プレーヤの「iPod」、携帯電話の「iPhone」に続くもので、米国で急成長しつつある電子書籍市場への参入を狙っています。

9.7型の液晶画面を搭載し、重量は680gと軽量です。見た目は大型のiPhoneのイメージです。電子書籍やゲームなどのコンテンツは無線LANあるいは携帯電話回線を使用して(アップルのサイトから)入手します。iPhone用のソフト(約14万)はiPadでもそのまま利用できるとのことです。

日本での発売は無線LAN型が3月頃で携帯電話回線型が6月以降と見られていますが、今後、日本における出版社との契約、携帯電話会社との契約が本格化しそうです。

NTTドコモはiPad向けにSIMカード単体の販売を検討しているようです。








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“直流給電”とは

2010-02-10 23:55:12 | Weblog
屋内の電子機器は交流の電力を引き込んで動作しています。それは、電力会社からの商用電力が交流であるためです。が、直流給電とは、電子機器側に直流の電力を直接供給しようとするものです。

その狙いはデータセンタなどに設置されているサーバ、ルータ、スイッチなどの電子機器で消費される電力の削減にあります。

交流を引き込んで動作しているこれまでの電子機器は、直流で動作する回路のため内部で交流から直流への変換が必要となっています。変換のロスやそれに伴う熱の発生などが伴います。これを回避するため、電力を直流で直接受けるようにすれば交流から直流への変換が不要となり電力削減につながるというものです。

データセンタで全体では、直流給電化することにより、15~20%程度の電力削減が可能との見積もりもあるようです。

2009年11月にはNTTグループ、通信機器メーカ、住宅設備メーカなどにより「宅内直流給電アライアンス」が結成され、標準仕様策定に向けた活動が始まっているようです。






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“パスワードクラッキング”とは

2010-02-08 23:28:37 | Weblog
サーバなどへ不正アクセスする手口のひとつで、サーバなどのログイン画面や機密ファイルが入っているフォルダに設定されているパスワードを推測しそれを入力して侵入する方法です。不正アクセスの手口としては他に「セキュリティホールへの攻撃」もあります。

パスワードクラッキングの方法としては、パスワード辞書攻撃、ブルートフォース攻撃などの種類が知られています。

前者はパスワードでよく使用される言葉をリストにして辞書ファイルとしそれを利用するものです。効率がよいが、辞書にない言葉が使用されている場合には効力がありません。

一方、後者は思いつく限りの言葉を1文字ずつずらして手当たり次第試していくやり方です。いわゆる総当たり攻撃です。時間が十分ある場合にはいつかはパスワードが破られてしまうことになります。ただ、継続して試しているうちに管理者が見破れる可能性もあります。

なお、マイクロソフト社では、パスワードの強度を確認できるWebサイトとして、「パスワード チェッカー」(https://www.microsoft.com/japan/protect/yourself/password/checker.mspx)を提供している。このサイトにより、パスワードの強度の目安を確認することができます。

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“超ミニPC(超小型PC)”とは

2010-02-01 23:20:48 | Weblog
小型・低価格のネットブックが普及していますが、それよりも画面サイズが小さく(5型前後)、タッチパネル操作も可能としたようなPCを指しています。

上着のポケットにも収まる大きさで軽量なため外出先で電子メールやインターネットを利用するのに適しています。

昨年9月にシャープが発売した「ネットウォーカー」(409g、約4万5000円前後)、今年の1月21日に富士通が発売した「LOOX Uシリーズ」(約495g、10万円前後)などがあります。NECも今年(2010年)の秋の発売に向け開発中のようです。

ネットブックの需要が一段落したこと、必要なアプリケーションをネットからダウンロードして利用できる「クラウド・コンピューティング」が普及するとPC側には高い性能が要求されなくなること、電子書籍市場が成長方向にあること、などが開発の背景にあるようです。






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