気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

"LPWA"とは

2017-02-08 23:29:17 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

”Low Power,Wide Area”の頭文字をとったものです。低電力(Bluetooth LEやZigbee相当)で、かつ基地局あたり携帯電話回線並みの広いエリア(約100m~10km超)をカバーする、IoT向け無線通信技術の総称です。

消費電力とエリアの組み合わせでLPWAに相当する無線通信規格は、これまで存在しませんでした。

日本において導入の動きのある規格として「LoRaアライアンス(※)」が策定した「LoRaWAN」が知られています。免許の不要な周波数帯電波を利用し、技術仕様がオープンであることから、多くの企業がこの規格に対応したモジュールやセンサー、基地局を提供しているようです。例えば、ソフトバンク、ソラコム、NTT西日本などです。

海外においては、仏シグフォックス、米アンジェヌなどが開発を進めているようです。

※ 米国のファブレス半導体メーカー大手「SEMTECH」(https://www.semtech.com/company)を中心に2015年に設立された業界団体で、IBMやZTE、仏Orangeなどがスポンサー企業として参加しています。"LoRa"というネーミングは、Long Range(長距離)から来ているようです。


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