老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

パイプオルガン

2013-12-02 10:46:00 | 

                      

昨日、私は教会員ではないが時々通うルーテル蒲田教会にて「奉献聖別感謝礼拝」及び「パイプオルガン奉献記念演奏会」が行われた。この教会でパイプオルガンを入れようと計画されてから14年の月日を経てようやく念願が叶った日であったと言う。
このオルガンはフランスの有名なオルガン製作者ベルナルド・オ-ベルタン氏によって作られたものであり、昨年から製作に掛かりこの度蒲田教会に設置が完了されたのである。去年6月にスイス旅行の際と今年ギリシャ・イタリア旅行の際の二度に亘ってオ-ベルタン工房を訪れる事を得た私にとって思いの深いパイプオルガンであった。
多くの方々のご寄付、ご苦労によってなされたこのパイプオルガンは素晴らしい音色で全ての人々の心を安らかにしてくれるであろう。メンテナンスをしっかりしながら500年は持つとの事であった。礼拝は会堂一杯の人であった。

昼食は蒲田教会員の女性の方々が作って下さった交ぜ寿司や豚汁その他いろいろ、とても美味しく頂いた。
スイス旅行で共に工房を見学された懐かしい方方が九州の福岡・宮崎から又静岡や飯田からも遥々上京され久々の出会いを喜び合った。

午後3時からいよいよ奉献記念演奏会が開かれた。演奏者はフランシス・ヤコブ氏。有名なオルガン奏者であり、音楽院教授としても有名な方、又オ-ベルタン工房でもオルガン製作に拘わっていらっしゃる。今年私がこの工房を訪れた時来ていらっしゃって、完成近い蒲田のオルガンで何曲か弾いて下さり嬉しかった事を思い出す。
会堂は所狭しと満杯の聴衆であった。14個のストップを押したり引いたりする度に何とも言われぬ音色に変わるのである。
約1時間半ヤコブ氏の演奏に聴衆は酔いしれた。本当に素晴らしかった。

11月の始めに夫を病で亡くした次女が演奏会だけに浜松から来てくれた。次女もこの教会に少なからず関係を持っているので、牧師先生にもお会いしたし演奏も聴きたいと傷心の身でありながら来てくれたのであった。しっかり元気を取り戻しつつある次女を見て私は安堵した。同じく配偶者を失った者同志これから支え合って行きたい思いである。

懐かしい多くの友人に会えたし、娘にも会えたし、何よりも素晴らしいパイプオルガンを教会に行く度に見、音色を聞く事が出来る幸せを実感した本当に良き日であった。全てが感謝である。