4日目
氷河特急でアンデルマットへ。
ツェルマットのホテルの直ぐ前にある駅からこの氷河鉄道にに乗って再び山にのぼった
この日も天気は良好、氷河特急2等・パノラマカーに乗る事3時間にて展望台へ 、昨日に優るとも劣らない雄大な山々をたっぷり観賞。往きは電車に座っているので楽に上れたが、さて帰りは一駅電車を降りて歩くことになった。85歳の男性は杖を付いていらっしゃるから電車でそのまま帰られると言う。私は「如何しよう!」と思った。上るのだったら絶対駄目だけれど下るのだから大丈夫と皆と行動を共にすることにした。可愛らしい高山植物を見ながら先頭グループについて元気に下っていたが、相当な下り坂である。中頃より足が重くなり出し目的地まで歩けるかしらと心配になって来た。以前トルコ旅行で同室だったお元気なとても良い方が今回もご夫婦で参加なさっており、旦那さまはホテルが変わるごとに私のトランクを持って下さったし、奥様も何くれと私をサポートして下さっていた。その方が私に手を貸して下さり腕を組んでぶら下がる様にして駅まで何とか歩く事が出来た。1時間半近く本当に良く歩けたものと今思うと無謀だったかな!と思う。すっかり草臥れもう歩くの嫌っとおもった。
苦労して下った山道にはこの様な高山植物が生えていた。低温の所為か植物は一様に背丈が小さい。リンドウの紫色は鮮やかであったし、クロッカスも小さく今年は1カ月遅く咲いたと言う。日本も梅など一カ月遅れでしたね。からまつの松ボックリは大きくて長く見事だった。
疲れたけれど電車に乗ればホッとし、周囲の景色を気分良く眺めながらアンデルマットに帰り着く。此処からは専用バスで2時間半、乗り物に乗って居る時間の方がはるかに長い。今夜のホテルは「ダービーグリンデルワルト」であった。
続く