老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

元気に老いる幸せ!

2011-10-13 15:33:56 | 

我が家のシンボル「ピラカンサ」が日毎赤さを増しています

ジュズサンゴ、小さな赤い実が可愛らしいです ポーチュラカ、大きく育っていろんな色の花を咲かせています

老人ホームに入ってからもう大分経つ姉を訪れた。月に一回は行きたいと思っているけれど中々行けず気にはなっていたが、姪から「元気にしているわよ」と聞いていたので安心はしていた。でも「お母さんつまらない、つまらない~って言うのよ」とも聞いていたので可哀そうにと思っていた。「こんにちは~」って入って行ったら嬉しそうな顔をして「来てくれたの~」って。
6畳位の一間のベットにつくねんと小さくなって座っている姉、もうじき94歳を迎える姉の姿を見るにつけ老いの寂しさを思わずにはいられなかった。
部屋にはほんの身の周りの物が置かれてあるだけ、3回の食事は作ってくれたものを食べるだけ、おやつも持って来てくれるし「何にもする事がないの!つまらない!私これからどうなっちゃうんだろう」って言う。
「足の骨折さえしなければまだ一人で自分の家にいれたのにね~」と二人で言い合ったりした。話し合えば約90年前の事を語り合える二人である。小さい時の事、自由学園での様々な思い出、兄弟姉妹の事、両親の事、夫々の家庭の事などなど話しは尽きない。姉はまだ頭はしっかりしているがもう一人では外出は不可能である。許可さえ得られれば何処に出掛けても外泊しても構わないらしいので「私の家に来て泊らない?私も一人で自由だから二人でのんびりしようよ」と提案したら喜んでいた。私の家から車で20分なので送り迎えすればよいのだ。姪にも相談し多分その内に実現する事と思う。
今迄は夫と私からなる一族の事ばかり気遣って来たが、これからは唯一人になった姉を真剣に気遣い悔いが残らない様にしたいと強く思っている。

私は姉より6歳若いがまだ元気で老いの道程を歩める幸せを有難く思う。元気だから言える事かも知れないけれど「私は絶対老人ホームには入りたくない!」と以前から思っているし皆にも言っている。全く動けなくなったら果たして如何なるかは分からないけれど!!