老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

母の日

2011-05-09 11:08:39 | 

六義園の全景です 真っ白に覆われたつつじ
  
つつじが一番綺麗に咲いていた場所でした 松の古木、見事でした 池に掛かった風景

5月第2日曜日は母の日。私には母と呼べる人はもういない。然し私を母・義母と呼んでくれる人は9人もいるのである。何と幸せな事か!
次女と三女からは私の大好きな鉢花が贈られて来た。次女からは綺麗なサーモンピンク色のリーガーベゴニア、花が大きくて素晴らしい。でもベゴニアは育てるのが難しいので又来年咲かす事が出来るだろうかと心配、頑張って何とか育てよう。
三女からはカーネーションの鉢植え、あの大災害に遭った宮城県から送られて来たので如何してかなと思っていたら、あちらで栽培されたもので、災害の助けになったらとの思いで頼んでくれた物と分かった。これも来年咲かすのは難しい、贈られた嬉しさは大きいけれど、一寸困惑気味でもある。
次男からは前日電話があった。「明日は母の日だよね、何にも上げられないけどね!」って。電話を貰えるだけで嬉しい。次男とは結構長い電話を何時もする。昔の思い出話し、現在の世相の事なども、次男が小学校1年生の頃2年弱住んだ事のある小金井、「あの家まだあるんだよ、一度行ってみない?野川公園にも行こうよ」と(野川公園は昔ICUゴルフ場であって、亡き夫が会員でしょっちゅう小さかった次男・三女を車に乗せ送り迎えした処)調布飛行場も傍にあって次男にとって懐かしい場所であるらしい。
長男とは良く音楽会に行くし、娘とは花や美術館等に行く。次男とは余り出掛けないけれど、昔を偲ぶ場所へ行くのもいいなと思っている。

さて、本題に入ろう。昨日は教会に行く日だった。朝8時半頃長女から電話があり「お母さん今日何か予定ある?」「教会に行こうと思っているけど、何で~」と聞いたら「母の日だし何処かに一緒に行こうかと思ったけど、駄目ね~」と言う。「午後なら大丈夫よ、つつじ見物にでも行きたいな~」と言う事で12時半に市が谷駅で待ち合わせ六義園に行く事になった。ツツジの季節は何処も殆ど終わっている事は承知であった。案の定殆ど枯れていた。綺麗なのも少しはあり貴重な写真を撮った。奥の方の一寸した斜面一面にもう枯れてしまったツツジの木が密集した場所に着いた時、「わ~これが素晴らしいツツジだったんだ~」と過去形の言葉を発していた。
柳沢吉保が1702年に築園した日本庭園が、明治に入り岩崎弥太郎の別邸となり、昭和13年に東京都に寄付され現在に至っている。
一回目に行った時は園外に長い列をなして入場を待った事を思い出したが今回は直ぐ入る事が出来た。3月11日の大震災でこの場所も被害を蒙り見られない場所も多々あった。東京のど真ん中にこうした趣のある庭園が散在していることを貴重な国の財産として存続される事を願った。

長女との半日はとても嬉しい贈物であった。
時間が余ったのでもう一か所と思ったが、最近一寸腰の痛い私故無理をせず家に帰る事にした。「私も西荻へ行くわ」と言う。「お母さんの庭も見たいし、ハンゲショウとジュジュサンゴが駄目になったので苗が欲しいのよ」と。実はハンゲショウは長女の庭から貰って来たものでそれが今年繁殖してあちこち芽 を出しているのだ。つまり里帰りになるのかな?ジュジュサンゴは次女が二人にくれたものだが長女は駄目にしてしまい、私のはすくすく成長し繁殖していたので一鉢上げた。1時間足らずの時間だったけれど誰にも見て貰えない庭を見て貰えただけでも嬉しかった。