老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

姉を見舞う

2011-05-05 10:21:03 | 

コデマリ、挿し木した小さい苗に咲きました シャクナゲ、花が大きくて見事です
すずらん、今年は株数も殖え花も良く咲きました つつじ ヒメウツギ(ウノハナ)ともいいます
ブーゲンビレア 裏庭に咲いたバラ サボテンの仲間、温室で毎年咲きます

大腿骨骨折でリハビリ専門の病院に移り療養中の姉を見舞いに行って来た。
板橋にある中々綺麗で大きな病院の4人部屋、私が部屋に入って行った時姉は眠っていた。「お姉ちゃんこんにちは!」って声を掛けたら直ぐ目を覚まして私を見上げ「来てくれたの!」ってとても嬉しそうな顔で起き上がった。「どうなの?」と聞いたら「手術した所も全然痛くないし杖付いて歩く事も出来るしね、でも退屈なの」と言っていた。3月の手術後見舞った時は髪も乱れ、これはと思ったのだったが、この病院に来てから染めてくれたらしくとても綺麗な素敵なおばあさんになっていた。「歳取ってもおしゃれ心は持っていないとね!」と姉らしい言葉。93歳になってもリハビリは看護師さんが驚くほど頑張るし、病人臭くならずに身だしなみにも気を配る姉、私の子供に「叔母さんには花を感じる!」と言わせる様な人なのである。
遠い昔を知っている姉と私、私の小さい時の事を唯一知っていてくれる姉との話しは尽きず、2時半から5時半まで時間を忘れて語り合った。
姉も私も8年前・6年前に夫を亡くし現在は子供等も独立し、身軽な一人暮らし、そして幸せな時を過ごさせて貰っている。「貴方は凄く苦労したからその御褒美に今の幸せがあるのよ」と姉は何時も言ってくれる。「私は全然苦労しなかったからね~」と「苦労なしで幸せなんだからそれもいいんじゃないの」と言い合ったりして!! 「 又来るね!」と言って病院を後にし帰路に就いた。

家に帰り携帯の歩数計を見たら9000歩近くになっていた。見舞うだけで何で~こんなに~と思った。考えて見れば交通状況に依るものである事に思い至った。西荻窪~新宿まで総武線、乗り変えて山手線で池袋で下車又乗り変えて東武東上線で上板橋まで、そこから15分位歩く。乗り換え毎に階段を上り、下りを何度繰り返した事だろう、そして構内を歩く。震災後節電でエスカレーターは使用不可能(エレベーターは動いているが私は乗らない)その上帰途で又間違いを犯し新宿で総武線に乗るべくホームに上った処同じホームの山手線に飛び乗って反対方向へ戻ってしまい、直ぐ気付き一駅で再び新宿にとって返し階段を又上下、そんなこんなで余計歩いたからこんな多い歩数になったのだと納得。歩く事は体に良い事と思えばいいのだが、然し階段は一寸辛い。歳も歳だし万が一足を踏みはずしてはならないと必ず手摺に捕まるようにしているし、少しは楽なのだ。こうして出掛ける度に間違いを犯す事が多いけれど、一人で何処にでも行く事が出来る今を有難いと思っている。