去年の8月インコの番を飼った。子供を孵して手乗りにしたかった。成鳥を買ったので当然産卵するものと用意万端整え待つけれど一向にその気配が見られない。冬は寒いからと巣箱を取り除き、春が来たからもういいだろうと入れて待つけれどさっぱり駄目。購入した店に行き状況を話したら「相性が悪いんでしょう、その内によくなるかもしれません」と言われた事があった。人間だって相性というものがあるからな~と!気長に待つより他ないかと思っていた。二羽の様子を見ているとメスである筈の方が気が強くオスは時々やられて血を出している。動作からどうも両方共オスなのではないかと思い始めた。私は市ケ谷の教会員であるが、たまに蒲田の教会に行く事がある。そう言えばその教会の近くの小鳥やさんに入って家のインコの状態を話した事がある。其処のおじさんは「一度持っていらっしゃい、もしかしたら両方ともオスかもしれませんよ」と言っていたっけ。そうだ行かなくちゃと思い立ち今朝車に籠ごと乗せ持って行った。
お店の直ぐ近くの駐車場に車を止めようと思ったら一番奥が一つだけ空いていたが狭くて私の腕では到底無理、急ぎ飛び降りお店の方に助けを求めた。快く来て下さり一発で入れて下さった。バック・駐車の大嫌いな私、やはりこういう破目になったのだ。
結構大きな鳥籠もお店まで持ち運んで下さった。一目見て「奥さん、これオスですよ」と。あ~やっぱり卵を産まない訳だわ~と納得。「購入した店に抗議しなさいよ」と言われたけれどもう面倒だし、このお店に沢山成鳥のメスが置いてあり気に入ったのがいたので買う事にした。一寸紫がかった青色のメス、これとメスと思っていた黄色のインコを番とすることになった。さてもともとの青色のオスの処置をどうしょうと思ったが、買い取ってはくれないし、「しょうちゃん」と言う夫の名前が付いているので捨て難いし、虐げられて現在一寸弱くなっているので、小さめの籠を買い一緒に世話する事になった。一羽増えてますます賑やかになる事だろう。今度こそ二世誕生を愉しみに待ち望んでいる。