老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

どうして私が招かれたの!

2011-04-24 15:39:44 | 

散り終えた庭の枝垂れ桜です ソメイヨシノ 
一寸風変わりな水仙です わびすけと言う椿です クジャクサボテン

暫く振りの庭の花、桜は散ったけれど春爛漫です。

昨日親戚の結婚式に行って来た。新婦は私の夫の母の姪の息子の娘である。私との関係は何と言えば良いのだろう。「何故私が招かれたの?」と疑問に思っていた。親族紹介の時どの様に言われるのかな~って!「この人の義母さんが私の母親の叔母で私達は昔とてもお世話になったのです」と紹介された。そう言えば私がまだ夫と結婚する前、義母が姪である一家の難儀を助け以後その姪が歳老いても良く我が家を訪れていたのだったし、その子供達もT家のおばあちゃん、おばあちゃんと親しんで尊敬していた。おばあちゃんの徳が今回の私への招待の原因だったとは!!私は何にもしていないが、今は故人の義母・夫の代わりに私がその恩恵を頂き有難く婚儀に列席させて貰ったのであった。

式場は何と私に縁のある自由学園の目白にある明日館と言う場所。何故此処を選んだのかと聞いたら、新婦が建築関係の仕事をしていて、有名な建築家のライト氏が90年前建てたこの建物に興味を持ち、是非此処で式を挙げたいとの切なる願いからであったと言う。10年ほど前基本はそのままに修復工事がなされ綺麗にはなっているが、至る所に昔のままの様子が見られ、とても懐かしかった。93歳の姉は此処が学校であった頃勉学した場所である。小学校はひばりが丘(南沢)に建っていたので私は目白に通った事はない。姉が卒業する頃には全部が南沢に移り目白の校舎は明日館として工芸研究所や幼児生活団・消費組合として活動している。最近では結婚式場としても活用されているようだ。

さて肝心の結婚式は私が今迄経験した事のない全く異なる簡素なものだった。式は昔全校で集まる時や朝の礼拝で使用した講堂で行われた。牧師・神主のいない親族・その他親しい方々全員が 一堂に会する中、新郎新婦の入場、二人は会衆の方を向き、司会者に依り誓いの言葉・指輪の交換・新郎が新婦のベールを上げて額にキスをし、参列者全員承認の元、証認書に署名し目出度く夫婦となったのだ。普通の結婚式では拍手は全くなしであるが、一つの行事が終わる度に拍手が湧く。新郎が指輪を落として仕舞い笑いが起こったり、和やかで暖かい結婚式であった。こんな結婚式もありなんだ!中々いいな~と思ったものであった。

次は昔学生が昼食をしていた食堂で披露宴が始まった。この披露宴は一般と大して変わった事はなかったけれど、家庭的な雰囲気の中で、新郎新婦の人となりを充分に知る事が出来る素晴らしい会であった。
これからが二人の本番、終生仲良く家族円満で良い家庭を築いて欲しいものと願った。

この家族とは夫が亡くなって以来6年間会う事もなく、始めは躊躇気味であった私もすっかり溶け込み、皆と話し合う事が出来愉しい一日を過ごさせて貰い嬉しかった。唯一日中雨降りでそれだけが一寸残念だったけれど!!