老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

大失敗の巻!

2011-02-04 11:34:15 | 

上野東照宮にて
寒牡丹 
福寿草 ピンクの梅が綺麗に咲いていました

2日  浜松から上京して来た次女夫妻、婿さんは仕事場へ、次女と上野駅で待ち合わせ先ず上野東照宮にて寒牡丹を観賞。8・9年前夫と娘二人で見に来た事があるが、当時より場所が広くなり沢山の素晴らしい寒牡丹を心行くまで観賞する事が出来た。「あの頃はお父さん元気だつたわよね~」と当時の夫の姿を偲びつつ!

昼食を挟んで次に行った処は同じ上野の博物館で開かれていた平山郁夫展へ。私はこの方の絵を始めて生で見たが、線が非常に鮮明に描かれている事に心を惹かれた。ひたすら描く事に情熱を注ぎ、楽しんで描き続けた等のご夫人の手記を読み幸せな生涯を終えられたのだな~と思う気持ちを強く持った。

さて今夜泊る次女達の夕食を手巻き寿司にするべくご飯が6時に炊けるからそれまでに家に戻ろうと二人で帰途に就いた。
この途中でとんでもない大失敗をしたのである。
例によって電車に乗っても二人の話しはとめどなく続いていた。山手線に乗り新宿で乗り換え総武線で西荻窪まで行くのである。全て、娘に任せていた私、「此処で降りるのよ」と突然言われ「あっそう、気がついてよかった~」と(時々失敗するので)言いながら娘に付いて下車した。階段を降りてホームを変えなければならない、何時もだったら乗るホームが直ぐ見つかるのに何処を探しても総武線が見つからない。娘が職員さんを捕まえて盛んに話しているが解らないらしい。私も其処に加わり「総武線は何処の階段を登ればいいんですか?」と、職員さん納得いかない妙な顔つきである。「総武線、つまり中央線に乗りたいんです」と食い下がる私。職員さん「新宿に行って下さい」と言う「此処新宿じゃないですか」って言ったら「此処は池袋です!」って「えっ池袋~~~」私等二人は新宿と思いこんでいるから職員さんと話しが噛み合わないはずだ。「このばあさん達何を言っているんだろう」とあきれ顔の職員さんにお詫びを言ったかどうかも忘れた程に、ほうほうの体でその場を逃げ去り再び山手線に乗り正真正銘の新宿駅に着いた。「なんで此処が新宿って言ったのよ~」「人が沢山降りたからてっきり新宿と思ったのよ~」「池袋じゃ~総武線も中央線も通っていない訳よね~」って二人で大笑いしながら目出度く西荻窪に到着した。

一人で出掛けたら決してこの様な間違いは起こさない。いくら歳をとっていても私も気を付けるべきであったと、反省しきりであった。正に珍道中と言うべき出来事であろうか、遅く帰って来た婿さんにこのいきさつを話しながら3人で大笑いしたものである。笑うと涙の出る私、何度も眼鏡をはづし涙を拭ったものであった。