4946、義務化

全米で2番目に規模の大きい米カリフォルニア州ロサンゼルス統一学区の学校教育委員会は9日、12歳以上の生徒全員に新型コロナウイルスワクチンの接種を義務付ける提案を全会一致で可決しました。
同学校区の生徒数は60万人以上。
教職員については既にワクチンが義務付けられているほか、全員のマスク着用、全生徒や職員を対象とする週に1度の検査を義務付けています。
ウイルスの拡散を抑えるために教室の換気設備は強化されました。
ワクチン義務化は学校の授業に出席する生徒全員が対象となり、適切な理由があると判断されれば例外も認めますが、条件は明示されていません。
ワクチン接種を拒み、例外の対象にもならない生徒はオンライン学習プログラムに参加できます。
同プログラムには現在約1万5000人が登録しているという。

バイデン米大統領は9日、連邦政府職員や一部の医療従事者に新型コロナウイルスワクチンの接種を義務付けるとともに、大規模雇用主に対して従業員のワクチン接種か週１回の検査を確認するよう要請する方針を明らかにしました。
新たな措置は米労働人口の3分の2近くに当たる1億人に適用される可能性があります。

アメリカではワクチン接種が頭打ちで、デルタ変異株による感染が拡大しています。
ワクチン接種には根強い抵抗感があり、絶対受けない、という人も多くいます。
「4853、受けない自由」などを参照