ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

142、サンフランシスコ

2008年06月03日 | Weblog
私が中学生だった頃トニー・ベネットが歌うI Left My Heart in San Francisco(霧のサンフランシスコ)という歌が日本でもヒットしラジオから流れてきました。
サンフランシスコへの懐旧の想いを歌った詩の内容から“想い出のサンフランシスコ”とも呼ばれています。
「小さなケーブルカーが坂を上っていく」、「朝の霧がつめたい」などの歌詞を聞きながら、どんな街なのか想像していました。

サンフランシスコ(San Francisco)はカリフォルニア州の北部に位置する都市で、ロサンゼルスと共にカリフォルニア経済、金融、工業の中心地として知られています。
対岸のオークランド、南岸のサンノゼなど計9郡によるサンフランシスコ・ベイエリアの人口は約700万人にも上ります。
アメリカ人が住みたい町の上位に常にランクされ、観光地としても人気があり、世界中から観光客が訪れます。
ゴールデンゲートブリッジ、ケーブルカー 、ユニオン・スクェアー、Pier39 、フィッシャーマンズワーフ、アルカトラズ島、チャイナタウンなどの有名な観光スポットがたくさんあります。

私は1980年頃アメリカ一周旅行をしていたとき電車で行き、その後何度か訪ねました。
上記のスポットなどにも行きましたが一番印象に残っているのは、サンフランシスコの街そのものです。
ケーブルカーに乗って眺めた坂の多い街は、丘の上まで家がぎっしり並び庭にはさまざまな花が植えられ、窓にも花が飾られていました。
アメリカの他の町では見られない独特の雰囲気をもった街です。
ヨーロッパを思わせる街並みで、昔歌で聞いた「小さなケーブルカーが坂を上っていく」という詩の世界が広がっていました。
サンフランシスコは坂の多い丘にできた街です。

渡辺はま子さんの「桑港のチャイナ街」という歌があり、メローディと歌い出しの「サンフランシスコのチャイナタウン 夜霧に濡れて」という歌詞を覚えていたので、チャイナタウンも行ってみたいと思っていました。
大きなチャイナタウンで、お土産屋、中華料理店などが並んでいて中国語の看板が溢れていました。
ランチはフィッシャーマンズワーフで蟹を、ディナーはチャイナタウンで中華料理を食べ、夜はYMCAに泊まりました。

サンフランシスコは絵になる街で多くの映画の舞台になっています。
ヒッチコック監督の「鳥」は、市内ユニオンスクエアのペットショップが冒頭に登場し、無数の鳥に襲われる家は今も残っています。
卒業、タワーリング・インフェルノ、氷の微笑、天使にラブソングを、など多くの映画に登場します。

スポーツも盛んで、アメリカンフットボール(NFL)チーム、サンフランシスコ・フォーティーナイナーズの本拠地 です。
史上最高のQBと称されるジョー・モンタナはスーパーボウル4戦全勝(MVP3回)という実績を持っています。
「モンタナマジック」と呼ばれる数多くの華麗な逆転勝利を成功させました。
モンタナの4勝を含め5度スーパーボウルを制覇しています。
メジャーリーグ(MLB)の野球チーム、サンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地 です。
ワールドシリーズ優勝5回を果たしていますが、最近は低迷しています。
読売ジャイアンツはこのチームから名前とユニフォームを採用しています。
バスケットボール(NBA)のゴールデンステート・ウォリアーズは対岸のオークランドにスタジアムを構えるがサンフランシスコの地元チームです。


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