4937、アイダ

米南部のルイジアナ州に8月29日に上陸したハリケーン「アイダ」は熱帯低気圧となった後も北上を続け、東部沿岸では1日夜半から2日未明にかけて大荒れの天候となりました。
各地で記録的な豪雨となり、車や家の中でおぼれた人を含めて少なくとも45人が死亡。
ニューヨーク市では1時間で75ミリという過去に記録のないゲリラ豪雨に見舞われ、“築100年”の下水道が持ちこたえきれず、道路は各所で冠水。

大量の水が濁流となって地下鉄のホームに流れ込む
写真左に28の数字が見えますがこれは28Street駅（落書きもある）

28Street駅は数路線にある
空港も一時閉鎖されました。
ニューヨーク市内では住宅の地下が浸水するなどして、これまでに少なくとも16人が死亡。
隣のニュージャージー州でも23人が死亡。
ニューヨーク市のデブラシオ市長は1日、「歴史的な気象だ」として非常事態を宣言し、不要不急の外出自粛を呼び掛けました。

ニューヨーク州のホークル知事は2日、「前例のない嵐がすべてを変えた。ニューヨーク市は文字通りマヒしている」と語りました。（新知事）
1週間前には米東部を「アンリ」が通過しました。