4023、スペースＸ

米宇宙企業「スペースＸ」の有人用の宇宙船「クルードラゴン」が米東部時間3日早朝（日本時間同日夜）、国際宇宙ステーション（ISS）とドッキングしました。

ISSと5日間接続し、積載する補給物資を実験サンプルと積み替えた後、地球へ帰還します。
クルードラゴンは2日未明にフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられ、約27時間でISSに到達しました。
今回は無人の試験飛行で、スペースＸと米航空宇宙局（NASA）は7月の有人試験飛行を目指しています。
米国からISSへの宇宙飛行士輸送は、2011年のスペースシャトル退役に伴い中断しています。
NASAのブライデンスタイン長官は、クルードラゴン打ち上げ後の声明で「米国土から米国製ロケットで米国人飛行士を再び宇宙へ送ることに近づいた」と意義を強調しました。
去年10月に「各国の民間企業が競ってロケットを開発していますが、実用化にはまだまだ時間がかかりそうです。」と書きましたが、今年7月に実現するかも。