ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

3877、84年前借りた本

2018年10月10日 | Weblog
米ルイジアナ州の図書館で84年前に母親が借りた本を息子が返却しました。
返却された本は、1934年に当時11歳だった母親が借りたエドガー・リー・マスターズ著の「スプーン・リバー詩集」。

架空の町「スプーン・リバー」に生前住んでいた死者が一人称の視点から書いたという趣向の詩が集められていて、生と死に関する省察が展開されています。
こうした内容から図書館は「ハロウィーンを控えた時期に長年の時を経て返却されるのにふさわしい幽霊が出そうな本」と説明しました。
男性は両親の家を掃除していた時にこの本を見つけ、返却を決意したそうです。
図書館側は延滞料3ドル(約340円)を請求しない方針です。

図書カードの期限には「34年4月14日」の日付があります。(左下)
アメリカの日付は月、日、年の順です。(Ap 14 34)
ルイジアナ州については「3324、ジャンバラヤ」などを参照。