3704、エンジンが

17日朝、米サウスウエスト航空の旅客機が飛行中に左側のエンジンが爆発し、緊急着陸しました。
爆発で破片が飛び、窓ガラスが割れたため客室の気圧が急激に下がり、女性が外に吸い出されそうになりましたが他の乗客数人が引っ張って防ぎました。
この女性1人が死亡、7人が手当てを受けました。
飛行機が飛び立ったのはニューヨークのラガーディア空港で、テキサス州のダラスに向かっていました。

爆発したエンジン
乗客の1人は「突然、大きな爆発音が聞こえて、ガラガラと音が鳴った」と話しています。
エンジンのほか、窓と翼、胴体にも損傷がありました。
乗客は生きた心地がしなかったでしょう。

2009年に起きたUSエアウェイズの事故は同じラガーディア空港を離陸直後に起きたので、すぐ西のハドソン川に胴体着水しました。
今回の事故は水平飛行に入って高度9000メートルほどの高さを飛行中に起き、フィラデルフィア空港に緊急着陸しました。
左側のエンジンが完全に破壊されたのに女性機長や乗務員は冷静に対処してフィラデルフィアまで誘導し、149人の命を助けた英雄として称賛されています。
フィラデルフィアは「110、大陸横断鉄道」の地図で、ニューヨークとワシントンの中間辺り。
ダラスはその延長線上にあります。